酒と泪と女と女

女が浮気に走る時

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浮気性の女が浮気をやめるとき。:犬山紙子のイラストエッセイ

私の友達に救いようのないほど浮気性の女がいる。男で浮気癖が直らない、というのはよく聞くけれど女で浮気癖が直らないのは、私の友達では彼女くらいじゃないだろーか。

犬山紙子さんのエッセイを読みました。

 

ずっと、「浮気」は男性の専売特許であったような印象がありますが、今や20代から30代の女性達の2人に1人は浮気経験があるらしいです。
また、40代、50代女性達も、子育てがひと段落した頃に「魔の時」が訪れるらしく、職場や趣味というリアルな出会いだけじゃなく、出会い系サイトやSNS、オンラインゲームなどを通じてまさかの「お盛ん」であるとか。

 

「いやいや、うちの妻(彼女)に限って、それはないよ。」
と、余裕で笑ったそこの貴方。

 

お・め・で・た・い・で・す・ね!

 

結婚式で昔、主賓のおじさんにスピーチで言われませんでしたか?

 

「結婚生活は、あんな坂、こんな坂、まさか!」だと。

 

男性の浮気はそれこそ本当に良くばれますが、
女性の浮気は完全犯罪です。

 

まさか!と叫んだ時は「時すでに遅し。」

 

男性の浮気が性衝動に近いものから始まり、「家庭があるから継続できるもの」と割り切れたりするケースが多いのに対して、性衝動は低く、感情から入る女性の浮気は大変にやっかいで取り返しがつきません。
現に、私の友人知人の奥様達(奥様が離婚を希望)は、結果的に2人に1人が浮気相手の影があり、やり直せた夫婦はありませんでした。

 

パートナーの女性が常々口にする不満を絶対に聞き逃さないように。
そして、その不満を口にしなくなったタイミングも。(浮気始まってるかも!)

 

今回は女性が浮気に走る際のタイプ別傾向をまとめてみました。
貴方の奥さんや彼女はどのタイプ?

 

○恋愛体質型浮気
ブログで取り上げられた彼女が典型例ですね。
恋愛関係は「口説かれ時期」⇒「二人で盛り上がり時期」⇒「安定期」へと移行します。恋愛体質の女性は、この「口説かれ時期」が大好物です。彼女達にとって恋愛とは、「男女の駆け引きそのもの」なのです。
しかし、お互いをパートナーと認め、月日が経って待っているのは「安定期」。
安定期に突入すると、恋愛している実感が無く、生きている実感すらなくなるのが恋愛体質女子。
彼女達は生きるために、次に自分を口説いてくれる人を探します。
「二人で盛り上がり時期」に、やきもちを焼かせようとしたり、駆け引きしようとしたりする彼女は恋愛体質型傾向が強いので、パートナーの男性におかれましては、今更何をとお思いでしょうが、定期的に口説く小芝居を。
ムードのあるお店に行ったり、やきもちをやいたり、心配したり、彼女の魅力を伝えてあげるのも良いでしょう。

 

○報復型浮気
パートナーの男性の浮気が発覚し、「目には目を、歯には歯を」の精神で自分も浮気をするのが報復型女子です。
彼女達の特徴は、先ずは浮気の定義が広い事にあります。
実際に体の関係は無くても、パートナー男性がメールやSNSで仲の良さげな文章を他の女性とやり取りしていた事も「浮気」。同じ会社の女性と二人で飲みに行ったことも「浮気」です。
次に、恨みの潜伏期間が長い事も特徴です。既に3年が経過しているというのに、「あの時、会社の女の子と二人で飲みに行ったじゃない!」と、昨日のことのようにキレる事ができます。
最後に、当然ですが資質としてプライドが高い。やられたら絶対にやりかえすという傾向が生き方の随所に見られるのが報復型浮気女子。
復讐という分野においては女性の方が冷徹で野蛮です。
男性にとっては「仲良くメールしただけじゃん」かもしれませんが、このタイプの女性は復讐の為に、敢えて男性の友人と浮気をしたりと、とんでもない事をしでかします。
未来に何倍にもなって返ってくる恐れがあるので、パートナーの男性は浮気及び浮気と間違われるような行動を絶対にしない、もしくはばれないが唯一の対処策です。

 

○棚卸型浮気
「私の選択は合っていたのかしら?」
元々優柔不断な傾向がある女性は、結婚後も揺れ続けます。
ネットやSNSを開けば、家族で海外旅行に行っている女性や夫婦でフレンチを食べに行っている女性達の幸せな笑顔が。方や自分は毎日代わり映えしない生活で、夫との小さな喧嘩は絶えない。そんな時に自分を見直し、自分の人生を振り返り、「ここが私の居場所なんだ」と、再確認するために浮気に走る女性がいます。パートナーの男性は、彼女の虚無感と心の揺れを察知して、たまにはスペシャルなデートに連れ出し、「きみと結婚出来て良かった。」「きみといてとても幸せだ。」と言ってあげてください。

 

○単身赴任型浮気
遠距離恋愛や単身赴任など、物理的に距離が離れているだけでなく、仕事が忙しくてなかなか会えないとか、彼が連絡をマメにしないとか、寂しさをこじらせて発症するのが「単身赴任型浮気」です。
つきあった当初は淋しくて泣いていたり、留守電を何件も入れてきたり、甘えん坊でプライドの高くない女性が多く一見浮気からは遠い印象がありますが、そのまま改善されないと「淋しくさせた夫(彼氏)が悪い。私は悪くない。」と自分を正当化して浮気に走ります。
特に、女性の浮気対象の一位は職場関係。常に身近にいる人に優しくされてコロッと行くのもこのタイプですので単身赴任や遠距離など言語道断。仕事でどうしても頻繁に会えないという場合でも、マメに電話したり、メールを送ったり、「常に気にかけているよ。」というアピールが必要になります。

 

○市場価値確認型浮気
「自分の女としての価値はどれくらいなのであろうか?」
若いお嬢さんから下手すると老女まで、「女を捨てていない」女性は誰でも一度は囚われる「女としての市場価値問題」
ただ、これに対しては量りようも無く、仕事や勉強で評価されたり、家族や友人に頼りにされたりして、加齢と共にいつしか自分と折り合いをつけてゆくものです。
しかし、どうしても折り合いがつけられない女性達がしでかしてしまいがちなのが、パートナー以外にも彼氏を持つことなのです。より多くの男性に求められ、より多くの男性と恋愛が成立することは、「私の市場価値が高いからである」と錯覚し、酔いしれる事ができからです。彼女が必要以上に外見を気にして美容に心血を注いでいたり、他の女性や芸能人と見た目で張り合ったり、アラフォーを超えても必死に若作りしている場合もこの傾向が強いと思ってください。パートナーの男性は、月に一回、半年に一回でもいいので「君が世界で一番きれいだ。」「キミほど素晴らしい女性はいない。」と言ってあげてください。憑き物が落ちたように正気に戻る人もいます。

 

他にも、長年レスであるとか、お互いに飽きてしまったとか、原因は色々ありますが、
男性の浮気が、「そこに魅力的な女性がいたから。」という理由が多いのに対して、
女性の浮気は、現在のパートナーや生活への不満、そして「心に開いた穴」から発生するケースが多いのが特徴です。

 

ということは、パートナー男性の気遣い次第で食い止められる可能性も高いということ。

 

一番怖いというか、取り返しがつかないのは、奥様や彼女が、何不自由なく幸せで毎日満たされているのに、本当に好きな人と出会ってしまったケースでしょうか。
これはどうしようもないですが、上記に当てはまるタイプであれば、未然に防ぐことは十分可能です。

 

「浮気は男の甲斐性」とか「釣った魚にエサはやらない」などと言っていると、奥様や彼女の時限爆弾が想像を絶する破壊力で爆発しますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。

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川崎貴子

リントス株式会社代表。経営者歴21年。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女のプロ」の異名を取る。プライベートではベンチャー経営者と結婚するも離婚。8歳年下のダンサーと2008年に再婚。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(ベストセラーズ)、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、二村ヒトシとの共著に『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(講談社)等がある。

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