やさしいWeb集客の話

本当は教えたくない自社セミナー・イベントに絶えず人を集める方法

弊社では、過去100回以上セミナーやイベントを開催しています。

チケット販売に使用しているPeatixではフォロワー8,000名超え。その大半は過去の参加者です。

「実践Web集客セミナー」は参加法人120社超。その実績から、宣伝会議にBtoBセミナー集客の講師として登壇依頼を受けました。

一方、BtoC型婚活イベント「魔女の夜会」は、チケット代7,560円と高額ながら過去13回満席。日経新聞からの取材も受けました。

なぜ、従業員数名の小さな会社が、BtoB・BtoC問わずこれだけの人を集められるのか。その秘密をお伝えします。

 

イベント開催前

弊社では、1名も参加するか分からないイベントは開きません。

来るか来ないか分からないイベントの集客はリスキーですし、心身ともに疲弊するからです。

必ず過去の参加者や、普段接するお客さま、ブログやメルマガ読者から「どんなセミナーだったら参加したいか」を直接伺っています。そこで最低1人でも2人でも、必ず来ると分かったイベントのみを開催します。

種火があることが、次の火付けを容易にします。

イベントページ作成

まず、最初の1〜2名を確保する。そこから新規で集客を始めるため、人を惹き付けるイベント名を考えます。

イベント名

例えば、初心者向けにワインのイベントを開くとします。あなたはどちらのイベントに参加してみたいと思いますか?

A:初心者のためのワインセミナー

B:【3/22(木)夜@東京開催】レストランで自分にあったワインを選ぶための「赤6・白4の法則」(初参加9割)

見ず知らずの人に「このセミナーなら参加してみよう」と思ってもらう。そのためにはセミナー名から以下の情報がひと目で理解できなければなりません。

・いつ、どこで開催されるのか

・どんな人を対象としているのか

・どんな知見が得られるのか

カバー画像

次に大切なものが、イベントのカバー画像です。イベント集客をする際、SNSでの告知は欠かせません。

多くの人はSNSの本文には目を止めません。カバー画像とイベントタイトルのみで、クリックするか否かを0.5秒で判断します。

スマホで親指を止めてもらう。そのためにもっとも大切なことは、人が賑わっている印象を与えることです。具体的には人が賑わっている画像です。

※但し、繰り返し開催できることが前提のイベントは異なります。その場合はインパクトのあるイラストなど毎回固定の画像を使用して、認知向上からの積み上げを狙います。

開催日時

諸説ありますが、過去100回の経験から断言します。集まるのは月末・月初を除いた平日夜です。BtoBはもちろんBtoCも同様です。

月末・月初を除くのは基本ですね。では、なぜBtoCも平日夜が良いのか。それは土日の日中は足を運ぶのが億劫になるからです。

顔見知りでない。得られる知見が明らかでない。そうしたイベントの場合、特にこの傾向が顕著に出ます。迷ったら平日夜、特に木曜日がおすすめです。

告知・集客

イベントを満席にするためには、開催の約1ヶ月前からの告知がベストです。経験上1ヶ月を下回ると集客が落ちます。参加者は概ね以下の割合で集まります。

・告知開始より1週間(約3〜5割)

・告知開始より2週間〜3週間(約2〜3割)

・告知開始より4週間(約3〜4割)

告知開始1週間と、募集終了までの1週間。ここが力を入れるタイミングです。

告知〜1週間

参加者の半数近くが決まるもっとも重要な期間です。

ここで集客にブーストを掛けるのにお勧めの施策が「早割」です。告知より1週間以内にチケットを購入してくれれば、○○%OFFという販売施策です。

値下げ幅が大きいほど効果も大きく出ます。但し、下げすぎると告知2〜3週間の時期に人が入らなくなります。ほどほどを心掛けてください。

併せて、SNSに広告を打てると効果的です。あまりセグメントを絞らず浅く広く展開しましょう。早割をアピールするのも有効です。

告知2〜3週間

凪の時期です。前段の時期で目標の4〜5割の集客ができていれば見守りましょう。足りなかった場合は、引き続きSNS広告で補います。

また、購入済の顧客の離脱を防ぐため、ブログやSNSで小出しにイベントの魅力を伝えましょう。機械的にでもやってください。

ブログを書いても、SNSを更新してもチケットが捌けない。おそらく多くの方がそうお感じになるでしょう。それでも継続してください。ここでの行動がラスト1週間の集客を左右します。

〆切1週間前

書き入れ時です。継続的にイベントを告知していた場合、参加しようか迷っている潜在客を一定数確保できています。そこへ参加を背中押しする施策を打っていきましょう。

・既存顧客へのメルマガ

・SNS広告(セグメントをしっかり絞る)

・SNSやブログでイベントの参加メリットを伝える

このタイミングで申し込みされる方たち。それはイベントを気にしつつも、スケジュールを押さえるまでにはいかなかった人たちです。

ここではイベント参加のメリットを強調しましょう。参加した会場の様子を想起させるほど、やっぱり行ってみようかなという人を集められます。

開催当日

さあ、イベント当日です。ここまで来ればあとはテンションを高めて臨むのみ。開催時、ぜひやってもらいたいことがあります。それが以下の作業です。

・写真を撮る(講師と参加者風景)

・手書きの感想をもらう

・メルマガ等の会員登録を促す

よく、イベントを開いても集まるか不安という相談を受けます。実際のところ定期的に賑わう企業はこのようにして、次回イベント集客を楽にする材料を作っています。

・写真があればカバー画像や挿絵に使える

・手書きの感想があれば実績を証明できる

・会員がいれば、イベントのアイデアを尋ねたり、次回招待できる

では、何もない状態から始めるにはどうすればいいか。それは身内や知人などの人脈を活かして、まずクローズドイベントを開催することです。それだけでもいくつかの材料を集めることができます。

そのイベントが、参加者が満足するに値するものであれば。あとはここに挙げた手法を繰り返して洗練させるだけ。ぜひ、あなただけの定番イベントを築き上げてください。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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