やさしいWeb集客の話

「web集客におすすめの本は?」と聞かれたら、いつも答えること

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毎日のようにweb集客の相談をいただいてますと、しばしばこのような質問をいただきます。

 

「web集客におすすめの本はありますか?」

 

これがまたなかなか難しい質問です。

 

web集客と一口に言っても、手法は多岐に渡ります。

 

サッカーに例えてみれば「ドリブルがうまくなりたい」とか、「パスがうまくなりたい」とか、あるいはより具体的に「2人のディフェンダーに囲まれた時にボールを奪われない対処の仕方」など、質問が具体的であれば自ずと回答も決まってきます。

 

つまるところ「web集客がうまくなりたい」という質問は、「サッカーがうまくなりたい」という質問と同じ側面を持ちます。

 

他方、web集客にまつわる書籍を読みますと、さらっと全体的に表面を掬う本か、逆に一定の知識を有して始めて活きるテクニカルな本のどちらかに分かれます。

 

前者を紹介すれば良いのかもしれませんが、読んでいただいても「まぁ、そうですよね」という感想にしかつながりません。教科書を読んでも実践できないのと同様に、知識として得られても実践にどう活かすかイメージが湧かないのですね。困ったものです。学ぶからには活かしたいのが人間の性ですね。

 

さて、そんな中で、僕が「web集客におすすめの本は?」と聞かれた時の答え。

 

それは「本では学べません」という回答です。

※もちろん、本で!とご指定いただいた時には数冊お伝えしています。

 

サッカーが上手くなりたいのであれば、サッカーの本を読むよりも、優れたサッカーの試合を多く目にして実際にボールを蹴るのが一番です。

 

同様にwebで人を集めるならば、webにまつわる本を読むよりも、実際に沢山の人が集まっているwebページを見て自分で記事を書いてみるのが一番です。

 

では、どのようにして”いま”話題が集まっているwebページを見つけるのか。

 

それにはキュレーションと呼ばれる、機械的に話題が集まる記事を集めてトップページに表示させる仕組みをもったサイトを覗くのが一番です。

 

僕がお客さまに日常的なチェックを薦めているサイトは次の3つです。

 

はてなブックマーク

はてなブックマーク

 

あらゆるwebサイトの記事が、はてなブックマーカーと呼ばれるユーザーの手によって(半自発的に)キュレーションされ、より多くのユーザーがブックマークしたサイトがTOPに上がってくるサイトです。偏りが無い訳ではありませんが、今現在のwebの潮流を感じるにはとても良いサイトです。必ずお客さまにはご案内しますが、割と知らない方もいらっしゃるサイトです。

 

NAVERまとめ

ダウンロード (8)

 

LINE株式会社が運営するキュレーションサイトです。いわゆるゴシップ誌的な記事が多い傾向にはありますが、話題が分かりやすくカテゴリ分かされており、それぞれの記事がどれくらいのページビューを集めているかが一目で分かります。多くの人が見たいと思う記事にはどんな特徴があるのか?それを知る手がかりとなるサイトです。

 

Togetter

ダウンロード (9)

 

Twitterのつぶやきをキュレーションしているサイトです。Facebookを日常的に使われるお客さまは多いのですが、Twitterを使われる方は少ないので合わせてご紹介しています。Twitterで話題になるのは何も一発ボケやお笑い画像だけではなく、人と人のつぶやきが交わって潮流を持つということを体感いただいています。

 

最近では「バイラルメディア」と呼ばれるサイト群が人気で、しばしばFacebookのタイムラインにも流れてくるためお客さまもご存知です。

 

「笑ったらシェア」とか「感動したらシェア」という定型文と共になった記事が多くあります。「キュレーションっていうのよりも今はバイラルなんだよね?」と言われたりもします。見かける機会が多いからかもしれないですね。

 

web集客を学ぶという観点ではこれらのサイトはお勧めしていません。

 

と言いますのも、これらは数年前にweb上で消費し尽くされた話題であったり、喜怒哀楽を露骨に喚起させるネタが用いられているためです。企業でこのようなマーケティングを行うことはあまりありませんし、長期的な顧客との信頼関係づくりの観点からも同様です。

 

バイラルメディアは明らかに感情を一撃で刺激できる話題を集めているのに対し、キュレーションメディアは良くも悪くも話題になっているページを集めます。

 

話題になっているページの中から、なぜ話題になっているのか、自社に置き換えた場合にどの部分を参考にできるのか。このように考える材料になることから、キュレーションメディアをお勧めしています。

 

もちろんすぐに見て楽しむという観点でいえば、バイラルメディアに分があります。また、シェアされる動画がどんどん短時間になっている点や、キャッチーな画像とは?という点において学ぶべき部分も多くありますが、これらは自社での情報発信のスタイルが固まった上で活きるものでしょう。

 

集客ができるHPとできないHPには沢山の違いがありますが、一言で言うとそこに人気(ひとけ)があるか?という点に尽きます。

 

では、人気とはどういうことか?これは一言で説明するのはむずかしいのですが、街を歩いていて「なんとなく入りたいと思うお店」と、「なんとなく入りたくないお店」があると表現を変えれば察しがつくかもしれません。

 

多くの人が注目する記事を日常的に見ることで、そんな人っ気がある記事や話題、サイトの特徴を実感として掴んでいただけます。

 

もし、あなたがweb集客に悩んでいるようであれば。

 

「書を捨てよ町へ出よう」よろしく、「書を捨てよキュレーションサイトを覗こう」ということで、本日はこれにて。

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古越 幸太

「もともと何されてたんですか?」→「公務員保育士です」で、初対面の方でも5分は話せるのですが、次に続く鉄板の雑談ネタがないのがここ10年来の悩みです。

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