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CDの作り手と聴き手の間

CDプレス業者の正しい選び方とは

Writter: 渋谷ゆう子
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pablo (25)

CDの作り手と聴き手の間

クラシックを中心にCD製作を行う日常で経験した事柄を、アルバム製作をお考えの作り手と、クラシックを日常で嗜みたい聴き手の方へと綴ります。音楽を愛する全ての皆さまへ。

レコーディングから、ミックスダウン、マスタリングが終わって音源が完成したころには、ジャケットデザインやプレスのことを考えましょう。

前回はデザイナーとうまく連携していく方法をお伝えしました。今回はCDのプレス、ジャケット印刷業者の正しい選び方をお話しします。

完成形をイメージしよう

販売予定のCDをどんな形にしたいのか、まずはじめに考えます。

(1)ケースは何を使うか

ジュエルケース(通常の市販されているCDの多くはこれ)、マキシケース、スリムケース、紙のデジパックなど、一口にCDといってもそのパッケージも様々です。業者によっては取り扱っているケースが限られる場合もありますので、先に完成形を決めてしまうことをおすすめします。または、どうしてもこの形にしたいというこだわりがない場合は、予算に合わせてパッケージを決めるという方法もあります。通常スリムケースはジュエルケースより安価な場合が多く、在庫の保管場所も少なくてすみます。

(2)帯(キャップ)は必要か

日本のCDには、帯が付いていることがほとんどです。ジャケットのデザインの邪魔をすることなくキャッチコピーや内容をPRでき、またバーコードをいれる場所にもなります。

自主制作の場合は、予算に合わせて省く場合もありますが、プレス業者によっては帯も料金の範囲内になっている場合もあります。

(3)ブックレットのボリュームを考える

クラシック音楽の場合は特に、楽曲の解説文章が多くなったり、歌曲の場合は歌詞と対訳があったりとブックレットのボリュームが多くなりがちです。ページ数が多くなるとそれだけ印刷の予算が大きくなりますので、参考になるCDジャケットなどを見ながら、テキスト内容を調整し、ブックレットのボリュームを決めておきます。

そもそもプレスとCD-Rコピーはどう違うの?

CDをプレスするかどうか、またはCD-Rコピーで作るか。自主制作CDの場合はまずここも決めておく必要があります。

工場でプレスをする場合は、データをカットして組み込んだ原盤と呼ばれるものをまず作ります。この原盤から、CDにくぼみを付けるようにプレスを行うのです。高精度の原盤を作り物理的にくぼみをつけられた同じ品質のCDは、再生する場合の信号も高精度でキャッチされ、正しく音楽を再生できるこことになります。

ただし、原盤(スタンパー)の作成に費用がかかります。プレスが高いと思われるのはこの原盤制作があるからです。

一方でCDをコピーをする場合は、書き込みのできるCD-Rに信号をマークするだけになります。

物理的なくぼみがあるわけではないので、データの読み取りに不備がでる場合が想定されます。また経年劣化の可能性も高く、市販品としての品質はプレスに軍配が上がります。

ただし少ない生産数の場合は費用を安く抑えることが可能です。

プレス業者を探そう

自分の理想とする完成形が見えてきたら、プレス業者を検索してみましょう。

「CD プレス」「CD 印刷」などのワードで調べていくと、それぞれ特徴ある業者がでてきます。

そこで重要なことは、「料金の範囲を確認する」ことです。

例えば、ジャケット印刷に帯やバックインレイ(トレーの裏側)、CDの盤面まで全てセット料金になっている場合や、それぞれを単体で加算できる業者など、料金体系も様々です。

見積もりを複数の業者から取ろう

プレス業者のサイトを見てみると、プレス枚数とブックレットページ数などで費用を計算できるようになっていることが多くあります。

ただ、印刷の色(フルカラーなのか、白黒のみか)や、盤面印刷の方法、使える色などの制約も多くあります。

わからない場合は問い合わせページから、自分のイメージしているジャケットの仕様を伝え、見積もりを取ってみましょう。

その場合も、複数の業者を比べて、細かな点の確認をしてみることをオススメします。

デザイナーにテンプレートを見てもらおう

ある程度業者が絞れてきたら、その工場で使う印刷データ用のテンプレートをデザイナーにも見てもらいましょう。

業者によって、デザインデータの提出方法(入稿仕様)が違うので、特に友人知人のデザインができる人に頼むような場合は、

テンプレートと入稿フォーマットを、業者選定の前に確認してもらいましょう。

業者を決めた後になって、「やっぱりこれではできない」というアクシデントを防ぐことができます。

プレス業者の特色、オプションをうまく使おう

業者によっては、印刷プレスだけでなく音楽配信や、流通までできる場合もあります。

地方にいながら東京都内のCDショップに置いてくれる場合もあります。

こうした業者では、販売に必要なバーコード(JANコード)を提供(有料の場合も、条件つきのの場合もある)してくれるところもあります。

また、最近ではiTunesなど音楽配信に力を入れている工場もあり、こうしたサービスをセットで使える利点もあります。

条件や契約内容をよく確認することはもちろん必要ですが、プレスだけでないオプションも考慮してみましょう。

プレス業者の正しい選び方とは

印刷やプレスに馴染みがないと、使われている用語や仕様に戸惑うことが多くあります。

こうした不安に、メールのやり取りで説明を熱心にしてくれたり、また別の方法を提案してくれるなど、密なやり取りを得意とする業者もあります。

初めての時はそういった業者に何度も確認をして、納得できるプランを選ぶと良いでしょう。

逆に、やり取りはあっさりでも価格をそれで押さえてくれる業者もあります。

何度かプレスをして慣れてきたら、そうした業者でもいいでしょう。

まずはしっかりプランの確認をすること。できれば何度かメールのやり取りを行うこと。

可能であればプレスした色見本やパッケージ見本を取り寄せること。

最後は、免責事項をよく確認すること。

ここまでの手順を丁寧に踏んでいくこと、相性の良い業者を選ぶことができます。

あなたの音が商品になるまでの最後の難所。

プレス業者とうまく付き合って、納得のいくCDを作りましょう!

渋谷ゆう子

渋谷ゆう子

株式会社ノモス 代表取締役

作曲家・渋谷牧人のレーベル「Nomius Nomos」マネージングディレクター。アルバム制作や演奏会企画運営を手がける。プロアマを問わず演奏家とのつながりが深く、自主制作アルバムの支援も行っている。ワルター/ウィーンフィル/マーラー9番/1938年がお気に入り。3児の母。

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