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【著者インタビュー】金澤悦子さん「自分独自のノウハウを“本”にすれば、まだ見ぬ誰かの役に立てる!」

書籍づくりの現場ではどのような作業が行われているのか。実際に本を出版した著者と、その担当編集者のインタビューを公開します。企画の経緯から執筆・編集・デザイン・売り方まで、生の声をお届けします。

 

書籍:『愛されて仕事がうまくいく女になる43のヒント』(サンマーク出版)

愛されて仕事がうまくいく女になる 43のヒント
サンマーク出版 (2013-03-05)
売り上げランキング: 77,601

 

著者:金澤 悦子(かなざわ・えつこ)さん

株式会社はぴきゃり 代表取締役。
大学卒業後、91年に株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)に入社。営業に従事し、新人MVP賞を受賞。 94年に株式会社キャリアデザインセンターに創業メンバーとして参画。 広告営業で同社初、売上1億円を達成。広告営業局、広報室室長を歴任。 01年に日本初の総合職女性のためのキャリア転職マガジン『ワーキングウーマンタイプ』(現・ウーマンタイプ)を創刊、編集長に就任。編集長時代、5000人以上の女性を取材。 05年に独立し、有限会社フォーウーマン(現・株式会社はぴきゃり)を設立。 現在、女性限定「お仕事ブログ」コミュニティサイト『はぴきゃり』を運営するほか、オリジナル素質診断ツール『i-color』を使ったセミナーを通じて、年間300人以上の女性たちを「ココロとサイフが満たされる仕事発見」へと導いている。

世界でたったひとつ“私が輝く生き方”を見つける学校『はぴきゃりアカデミー

 

 

───本書「愛されて仕事がうまくいく女になる43のヒント」には、働く女性が日ごろのちょっとした行動や気持ちの持ち方を少し意識して変えるだけでハッピーになるノウハウが満載でした。

あらためて本書を出版された経緯を教えてください。

 

金澤悦子さん(以下、敬称略):2000年からアラサー、アラフォー女性のキャリアプランニングに関わってきましたが、10年以上経って思うのは、女性の働く環境はあまり変化していないな、と。

でも「どうせ男性社員の方が優先されるんでしょ……」なんて環境のせいにしていても、なにもいいことがありません。

一方、私はこれまでに、どんなに過酷な状況の中でも、すべての経験を肥やしにして、「なりたい自分」を手に入れ、輝く女性たちにたくさんお会いしてきました。

そこで、私が輝く女性たちから学んだ「幸せに仕事をするためのヒント」の数々をご提供することで、30代からのキャリアに閉塞感を持つ女性たちに役立てるのではないかと考えました。

 

───金澤さんはこれまで働く女性1万人以上の方に取材されてきたそうですが、本書タイトルにある「愛されて仕事がうまくいく女」とは具体的にどのような女性でしょうか?

 

金澤:経営の父、ドラッカーが「強みの上に築け」というように、自分の良さを仕事に活かすことは、やりがいを感じながら、会社や社会に貢献できる、最良の働き方であると考えています。

愛されて仕事がうまくいく女とは、自分の良さを知り活かすことで、周囲から頼りにされる女性のことです。

 

───働く女性向けの類書は数多くありますが、差別化を図るために意識されたことはありますか?

 

金澤:事例の多さですね。

私の最大の特徴は、これまで1万人以上の働く女性を取材してきた経験から、事例が豊富にあることです。

そのため、本書ではこれまでお会いした女性たちがやっている「幸せに仕事をするために必要なこと」の事例を、たくさんご紹介しています。

12年分蓄積してきた学びを数時間で読めるので、読者はかなりお得だと思います(笑)。

 

───執筆にあたり苦労されたことはありますか? その際、編集者やエージェントからはどんなアドバイスがありましたか?

 

金澤:ネタは豊富にあるのですが、読者に興味を持ってもらうにはどう伝えればよいか、とても悩みました。

そんなとき、エージェントの方が、読者を惹きつける文章の書き方についてとても丁寧にご指導くださり、大変助かりました。

 

───本書はどのような方に読んでほしいと思われますか?

 

金澤:頑張っているのに報われていないと感じている方、「このままでいいのかな?」と将来について考え始めた方に、お役に立てる内容になっています。

 

───本書の発売後、周囲やネット上などで、どんな反響がありましたか?

印象に残る感想や意見などがありましたら、教えてください。

 

金澤:全国の女性から感想をいただいております。今はSNSがあり、読者からの生の声が聞けて、とてもいい時代ですね。

なかでも、タレントのスザンヌさんがブログに紹介してくださっていて驚きました。

読者からいただいた感想は以下のブログに紹介してます。

http://ameblo.jp/lovecareer/theme-10062944124.html

 

───ご自身の原稿内容を多くの方に理解していただくために、ご執筆の際に注意していること、気をつけていることはありますか?

 

金澤:読者に実行していただかなくてはお伝えする意味がないので、働く女性が日々の生活にすぐ「ちょい足し」できる方法をご紹介できるよう気をつけました。

 

───本作りにエージェントが関わるメリットにはどんなことがあると思われますか?

 

金澤:自分の価値を客観的に見ていただけること。

何でも相談できること。

アドバイスをいただけること。

出版マーケットの動向やトレンドなどを教えていただけることなど、メリットはたくさんあると思います。

むしろ、エージェントなしでビジネス書作家活動を続けるという選択肢は考えられません。

 

───次回はどんなテーマについて執筆したいと思われていますか?

 

金澤:これからの生き方に迷ったとき、セミナーや自己啓発本では「答えは自分の中にある」「まずは自分を棚卸しろ」と勧められがち。

しかし、考えは堂々巡り、やればやるほどわからなくなりドツボにはまるのがオチです。

そこで、これまで私が培ったメソッドにより、自分と他人の違いを知り「その違い=価値」をもっと楽しく、誰にでもできる方法でお伝えしたいと妄想中です。

 

───最後になりますが、ビジネス書作家を目指すメルマガ読者のみなさまに、メッセージをお願いします。

 

金澤:直接会える人数は限りがありますが、自分のノウハウを本にすることで、まだ見ぬ誰かのお役に立てる。

あなたの経験やノウハウを待っている人がいます!

 

───金澤さん、ありがとうございました!

 

ブログをお読みの皆さんで、本にしたら絶対売れる!!という企画・原稿をお持ちでしたら、弊社あてにご応募ください。

くわしくは企画原稿検討の要項をご覧ください。検討させていただきます。

ご意見・ご感想は(info@appleseed.co.jp)までお願いいたします。

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鬼塚忠

アップルシード・エージェンシー代表。大学在学中に英国留学し、卒業後は働きながら、4年間で世界40か国を巡る。帰国後、海外の本を日本に紹介する仕事を経て、独立。「作家のエージェント」として、多くの才能を発掘している。自身でも小説を執筆し、著書に『Little DJ』『カルテット!』『花いくさ』『風の色』等がある。

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