海外のwebマーケティング

Googleのキーワードプランナーで検索ボリュームが取れなくなった件

更新 :

世界中のWebマーケッターやSEO担当、コンテンツマーケ企業などが愛用している、Googleのキーワードプランナー。Web業界では必須とも言えるツールなのですが、8月16日を境にキーワード毎の検索ボリュームが取れなくなってしまいました。

うちの代表もその日、以下の通り嘆いています(笑)

 

 

Googleのキーワードプランナーに異変が!

Googleアドワーズは、広告出稿者向けに提供されているGoogleアドワーズの機能の一つ。そのキーワードがどれくらい検索されているのか(検索ボリューム)や、月ごとの検索数の推移を見ることができる無料のツールです。

このキーワードプランナー、冒頭で述べたように今年の8月中旬に異変が起きたのです。何が起きたのかと言うと、下にあるような2つの大きな変化がありました。

  • 検索ボリュームがおおまかな表示に変わった。
  • 検索ボリュームの推移を表すグラフがなくなった。

下が、変化が起こる前のキャプチャです。

変化前

そして下のキャプチャが、変化後のキーワードプランナーです。表示されているデータが、かなり簡素になっています。なんだか見た目も寂しいですね。。

変化後

実はこの変化、世界中のユーザーからは最初は不具合だと言われていました。しかし、実際はそうではないようです。Googleはしっかりとした方針のもと、今回の修正を行ったのです。

本記事では、海外の2つの最新記事を参考にしながらキーワードプランナーの変化について解説していきます。

キーワードプランナーに起きた変化まとめ

検索ボリュームが取れなくなった

まずは、下の記事に書いてあることから。

https://www.seroundtable.com/google-keyword-planner-throttled-22535.html

記事によると、広告出稿をしていないアカウントでは検索ボリュームが表示されなくなったとあります。

今までは「40,500」や「9,900」などの具体的な検索ボリュームが表示されていたのですが、「100〜1,000」や「10万〜100万」などのザックリとしたデータしか見られなくなったのです。

おおまかな検索ボリュームしか見られないと、コンテンツ戦略やWebマーケティングの精度が落ちてしまいますよね。検索ボリュームのグラフも表示されなくなったので、時期や季節に依存する商材にとっても不利な変化。これはなかなか厳しいです。

広告出稿をしているアカウントでは変化が起きていない

ただし、この変化は全てのアカウントを対象としたものではないようです。

上の記事によると、今回の変化が起きたのはアドワーズを使って広告出稿をしていなかったり、広告出稿の額が低いアカウントに限るとのこと。つまり、今まで通りにキーワードプランナーを使いたいのなら、広告出稿をする必要があるのです。

ただし、どれくらいの額の広告出稿をすればいいのかはハッキリとしていません。例えば、下の記事ではenough money(十分な額)という言葉で解説しています。

https://moz.com/blog/google-keyword-unplanner-clickstream-data-to-the-rescue

「十分な額」って、あいまいですよね。具体的に「月額○円以上」と書いてあればわかりやすいのですが、そうではありません。このあたりは、Google側の公式な発表を待つしかないようです。

あとがき

キーワードプランナーの代替となるツールは、現状では見当たりません。そのため、制限されたキーワードプランナーで何とかするか、他のツール(Googleトレンドやサーチコンソール、Yahoo!キーワードアドバイスツールなど)を併用していく必要もあるでしょう。

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はっしー

ちっこくても面白いと思うことをやって生きてます。ネットの中だけ強気。寝不足だと出力大幅ダウンなのでギリギリまで寝るのが好きです。

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