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三味線ガールは海を渡る

職業としての三味線演奏者ってどんな仕事をしているんですか?

Writter: 鬼龍院 花枝
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三味線ガールは海を渡る

20代のほぼすべてを三味線の師匠として過ごした鬼龍院花枝さん。時に海を超えて語りに行く三味線が持つ魅力、その真髄をポップな語り口でお届けします。あなたも趣味としての三味線を始めてみませんか?

「お仕事は?」と聞かれ「三味線の先生やってます。」と答えると、大体「え?」と聞き返されます。それにももう慣れてきた鬼龍院花枝です。

皆さん「三味線」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか。京都の芸妓さん舞妓さんのような華やかな世界でしょうか、それとも津軽三味線を格好良く弾き鳴らす姿でしょうか。

今回は、三味線演奏者たちは「三味線」をどこで演奏し、それを仕事にしているのか?知られざる三味線の演奏の仕事の世界を少しご紹介します。(分かりやすくイメージして頂けるように、言葉を随分と変えておりますが、ご了承下さい。)

1、レコード会社に所属し、演奏家として活動する

津軽三味線奏者として有名な上妻宏光さんや吉田兄弟さん達のような、有名な演奏家の例から紹介しましょう。

これはレコード会社に所属してCDを販売したり、音楽を配信したり、公演活動を行うことで演奏家として仕事をしています。いわゆるレーベル契約したミュージシャン、というところですね。

ですが、現代の音楽業界には邦楽に力を入れているレコード会社は少なく、レコード会社に所属した演奏家として活動するには、もちろん演奏以外のスキルも求められます。

2、歌舞伎や日本舞踊の舞台での演奏を引き受ける

話をもっと一般的な仕事に置き換えてご紹介します。もう少し私たちにとって身近な世界になると、歌舞伎や日本舞踊の舞台で演奏を引き受ける、という仕事があります。三味線の勉強を始め、本人の希望があれば、どなたかのお師匠様にお習いすることになります。

まずそのお師匠様が代々引き継いだ仕事のルートから、歌舞伎や日本舞踊の演奏の依頼が入ります。お師匠様は必要に応じて、その仕事をお弟子さんへと割り振ります。お師匠様によって千差万別ですが、プロになっていないと舞台に上がることは出来ません。

ちなみに日本舞踊は女性でも仕事を受けて演奏をすることは可能ですが、歌舞伎の場合男性しか仕事を受けられません。これは歌舞伎、つまり梨園の世界が”男性”の世界だからです。

3、料亭や花街で演奏する

次に、これは女性の三味線演奏家に特化した仕事の場になりますが、料亭や花街で演奏する、というお仕事もあります。

京都や東京などには、芸妓さんや舞妓さんの置屋があり、各料亭や披露宴会場などへ芸妓・舞妓さん方を派遣しています。芸妓・舞妓さん方はもちろん「芸を売る」のがお仕事ですから、お客様の前で舞踊を披露することが殆どです。その時に三味線が大活躍します。さすがにCDの演奏で…というのでは雰囲気が台無しですから。

京都や東京などでは、かつて芸妓として活躍されていた方が三味線演奏をすることが多いようです。このような三味線の仕事を「地方(じかた)」と呼びます。

4、個人で演奏活動を行う

では、もう少し身近な世界を見てみましょう。これはもう個人での活動になります。

実は三味線は一般的に「人前で演奏することを許可する公的なライセンス」はありません。お師匠様から「あなたはプロとして演奏を引き受けても良いですよ。」というお許しを頂くことは出来ますが、これはいわゆる公的な資格や運転免許証のような効力はありません。(これについては別記事で詳しく書きます。)

少し乱暴な話になりますが、独学で三味線の練習を積み、自分自身で「よし、私は人前で演奏できる!」と、何らかのイベントに出たり、どこかの施設へ訪問演奏に行くということも可能ではあります。

演奏の仕事はある、が、それはまだまだ限られた世界である

以上、一般的な三味線の「演奏」に特化した条件で、お仕事を紹介しました。普段の日常生活とは遠く、イメージしにくい世界だったかもしれません。

私は日本舞踊での舞台、ラジオでの演奏、料亭での演奏などを経験してきましたが、まだまだ仕事としては認知度が低く、一般の目に触れる機会は少ないように感じました。

私が今可能性を感じているのは、4番の個人での演奏活動です。まだ見ぬ新しい舞台へ三味線の音を響かせに行く、これほど心がワクワクすることはありません。

鬼龍院 花枝

鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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