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三味線ガールは海を渡る

これから三味線の世界のルールは変わると思うし、変えていけると思う

Writter: 鬼龍院 花枝
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三味線ガールは海を渡る

20代のほぼすべてを三味線の師匠として過ごした鬼龍院花枝さん。時に海を超えて語りに行く三味線が持つ魅力、その真髄をポップな語り口でお届けします。あなたも趣味としての三味線を始めてみませんか?

秋の長雨の音を聞きながら、書いております。鬼龍院花枝です。

三味線の世界は伝統芸能の世界です。「きっと厳しいルール(しきたり)でガチガチに固められているんだろうな…」と思われた方も多いでしょう。

残念ながら、厳しいルールが残っている部分は色濃く残っております。ですが、そのルールの形も変わっていくのではないかと私は思います。

今回は三味線の世界のこれからの話をしていきたいと思います。

三味線が圧倒的に有利だった時代の話

今でも第一線で活躍されている諸先輩型の口から何度この言葉を聞いたでしょう。

「昔は演奏の仕事がたくさんあったんだけどねえ~。」

「昔は立派な男性のたしなみとして”サンゴ”っていうのがあってねえ、一にゴルフ、二に囲碁、三に小唄っていって、それはもうたくさんの方が小唄や三味線を習われていたのよ~。」

それを聞くたび、かつての私はこう思っていました。

「あ、三味線やる時代間違えたわー。」

と。

その反面、「いや、でもその時代の三味線はきっと今よりもずっとしきたりが厳しかったんだろうなあ。それにはきっとついていけなかっただろうなあ…」とも思っていました。

若手が増えないということを冷静に考えてみたい

ここで、三味線や伝統芸能が抱える悩みナンバーワン、「若手不足」に注目したいと思います。

三味線はもちろんのことですが、伝統芸能の世界において若手不足というのはよく聞く話です。相対的に若者が少ないうえ、これからはますます少子化に拍車がかかり、あまり先行きが明るく見えないのが伝統芸能界の辛いところです。

私が所属していた団体でも、いわゆる若手と呼ばれる人40代以下の会員さんとても少なかったですし、ましてや10代、20代の会員さんは絶滅危惧種といっても過言ではないほどに少なかったのです。

若手が増えない理由として

1、本職が忙しい(余暇時間が少ない)
2、かといって三味線を仕事にすると、仕事としての生計が成り立たない
3、しきたりが厳しくてついていけない

以上の3つが挙げられます。とても高くそびえ立つ壁のように感じます。

そもそも三味線の成り立ちから幾年ぞ…

三味線が渡来して450年、今の形になってからは400年の歴史があります。実際に日本人が三味線を一つの楽器として認識し、娯楽などに使い始めたのはもう少し後だと考えられるでしょう。

安土桃山時代に琵琶法師らの改良によって生まれた三味線は、その後江戸時代には庶民に広く受け入れられ、町民文化の発達とともに全盛期を迎えたのです。

この「庶民に広く受け入れられていた」という事は非常に重要な事です。三味線を実際にやる人が少なければ、文化として広がりを見せることはなかったと思います。

その間、三味線の世界に厳しいルールやしきたりなんてあったのでしょうか?厳しいしきたりがあっても尚、これほどまでに庶民に受け入れられてきたのでしょうか?私は違うと思います。

こんなことはやってはいけない?その基準はどこから来るの?

おそらく江戸時代の三味線はまさにクリエイティビティーに活動することで勝負をかけていた時代。今でいうならばボカロPがパソコンを前に新しい曲を作り、ニコニコ動画にアップするように、当時の三味線に携わる作曲家や演奏家は創作活動を繰り返していたのだと思います。

今のボカロにルールがないように、文化が花開く真っ只中の三味線にルールなんてありません。流行り物、話題などを貪欲に取り入れました。民衆の支持がなければ生き残ってはいけないからです。

江戸時代当時の演奏家は「やっちゃいけないこと?それって誰が決めたの?」と明るく答えるのではないでしょうか?

30年後の邦楽の世界を引っ張っていくのは誰か

日本には数は少ないですが、今まさに20、30代で三味線や伝統芸能の世界にいる方々がいます。

厳しいなと感じるルールや、少し理不尽に思うしきたりに従わねばいけない時なのかもしれません。伝統芸能の組織形態に肌が合わず、悩んでいる方も多いかもしれません。

ですが、これだけは言えます。今まさに20、30代の邦楽に携わる方々が30年後の邦楽の世界を引っ張っていくのです。

人が変われば、ルールは変わります。そして変えていくのはその時第一線で活躍している人たちなのです。

鬼龍院 花枝

鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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