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三味線ガールは海を渡る

三味線で生活は成り立つのか?たまに聞かれる少し辛い質問

Writter: 鬼龍院 花枝
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三味線ガールは海を渡る

20代のほぼすべてを三味線の師匠として過ごした鬼龍院花枝さん。時に海を超えて語りに行く三味線が持つ魅力、その真髄をポップな語り口でお届けします。あなたも趣味としての三味線を始めてみませんか?

金木犀のいい香りがします。秋ですね。鬼龍院花枝です。

今年も早いもので、もう10月が終わろうとしています。2016年は、このninoyaブログでの執筆を初め、異色の三味線のキャリアの中でも、とりわけ今までとは違う取り組みを進めた年になりました。

その中で「三味線で仕事をする」というのは、一体どのようなことだろうか?という事も、折に触れて今もなお、よく考える機会が多くあります。

「三味線って仕事になるの?」というのは気になる所…。今回は三味線と仕事の話をいたします。

三味線でお金を頂く=仕事にするということ

まず、三味線でお金を頂く、という事から考えていきましょう。「お金を頂く」というのは「仕事にする」という意味でもあります。三味線の仕事については以前触れましたように、演奏や演奏技術の指導などで仕事を頂くことがほとんどです。

主に演奏と指導のどちらかになりますが、演奏の場合は演奏技術で仕事を頂く。指導の場合は指導技術で仕事を頂くことになります。また、三味線は誰でも習得できている技術ではありませんので、そこに希少価値が生まれます。希少価値が生まれますが、三味線そのものの知名度はとても低いですので、誰それ構わず習いたいという人気の習い事ではありません。

ですので、三味線で仕事をするのは、いわゆる「ニッチを狙う」ということにとても近く、一般的じゃないけれど、必要としている人はどこかにいる…という、とても狭い市場です。

仕事内容の主力は「演奏」と「指導」にあり

私が今まで16年間の三味線生活の中で、仕事として三味線と関わったのは下記のようなものがあります。

  1. 三味線の演奏
  2. 三味線の指導
  3. 三味線についての講話

三味線の演奏は、地元のイベントやお祭りなどで呼んで頂くことがほとんどです。今年に入ってからは外国人のお客様に向けての演奏も、仕事として受けたことがあります。以前には料亭での演奏、舞踊会の地方(演奏)やラジオでの演奏もありました。

三味線の指導は直接指導する生徒さんから、学校などの教育機関を通じて指導する生徒さんもいます。また、年に数回ですが県内在住の外国人講師に指導することもあります。

三味線についての講話は、卒業した高校でのキャリア教育の一環として講話をする機会を頂きました。講話は珍しい仕事に受け方になりますので、経験回数も少ないのが現状です。

仕事の頻度は住んでいる所によって差が出る

気になる仕事の頻度ですが、これは住む場所によってまちまちです。

私が大阪で修行するときにお師匠様が仰ったことは、「地方だと、やはり三味線を聴く場が少ないから、せめて大阪へ行って色々な演奏を聴いたり、ハイレベルな演奏を聴いて学んでいらっしゃい。」ということでした。

ですので、やはり都会は人も多いので求める人も多い。結果、三味線の仕事の頻度が多く、技術向上もし易いと思います。

地方はやはり公演会やイベントそのものが少ないですので、都会で仕事をするのに比べ、数歩遅れをとる印象です。

ですが、どこに住んでいても”自分を売り込んでいく”ことで仕事を受ける機会も増えていきますので、その辺りはまだまだ未知数とも言えましょう。

これから「三味線」は仕事になるのか?を考える

少なくとも今指導している高校生が

「先生!私は三味線を仕事にしたいです!」

と言っても、私は全力で止めに入るでしょう。それぐらい、三味線だけで生きていくのは大変です。私も先輩も、仕事を掛け持ちしながらされている方がほとんどです。

三味線はメンテナンスにもお金がかかります。何かの演奏会やイベントに出れば収入は入りますが、それだけで生活が出来るほどの身入りではありません。

人が三味線の何に価値を感じてお金を払うかはそれぞれ違います。三味線という楽器の希少性、その人が奏でる音色、その人の弾く姿、また普段触れる機会のない三味線との触れ合いや指導の機会…三味線が生み出す価値は様々です。

楽をしてお金を稼げる仕事ではありませんが、この仕事には定年がなく、高齢になっても続けることが出来る…どころか、価値が上がってくる場合も大いにあります。ですから、長い目で自身のキャリアを積み上げられることに”我慢”出来る人向けの仕事…なのかもしれません。

鬼龍院 花枝

鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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