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こころをつなぐ翻訳の心得

日本人と感覚がちょっと違う、外国人が日本で期待する観光

Writter: 八戸秀一
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こころをつなぐ翻訳の心得

翻訳ははるか昔から国や文化・時間を越えて様々なことを伝えてきました。いま国内ではインバウンドや語学教育など、ともすればその言葉尻に注目が集まっています。しかし大切なことはどんな時にでも書き手の伝えたい想いと、読み手の理解したい想いをつなぐこと。それがぼくの考える「こころをつなぐ翻訳の心得」です。

訪日外国人が好む意外な観光地

先日、トリップアドバイザー(世界最大の旅行口コミサイト)が、日本の観光地についてよせられた口コミや評価を日本語と外国語で分けて分析し、主な県の観光地ランキングを発表しました。

その結果、日本人は1位が東京で、2位以下は北海道、沖縄の順となりました。一方で訪日外国人では、1位はやはり東京ですが、2位以下は京都、大阪となっています。1位は日本人・訪日外国人ともに東京ですが、人気の観光スポットの違いが面白い結果になっています。

日本人の1位は「JAL工場見学 Sky Museum」でした。これは日本人の私でも意外でした。ただ、もし誘われたらぜひ行きたいと思わせる魅力は持っていますよね。それに対し訪日外国人の1位は「新宿御苑」です。この結果も予想外ですが、分かる気もします。インバウンドでは、東京と言えば銀座や浅草、渋谷などが定番ですが、個人客のリピーターになってくると爆買いではおさまらず、東京の楽しみ方も幅がでてくるのでしょう。

また2位も予想外ですが、「やっぱり」とも思わせる結果で「サムライミュージアム」でした。日本人にすればサムライは遠すぎるほどに遠い過去のスタイルですが、海外ではサムライのイメージがまだ強く残っているようです。このミュージアムでは、兜や鎧を着て写真撮影ができることも人気の理由だと思います。

趣の全く異なる新宿御苑とサムライミュージアム。日本人にすれば理解できない組み合わせであり、理不尽ささえ感じてしまいそうですが、これが外国人流の日本の楽しみ方なのでしょうね。

インバウンド観光の側面

さて訪日外国人の都市別ランキングの2位以下の京都と大阪ですが、京都は日本の文化や歴史、風情などが感じられる場所であり、外国人にとって特別な場所ともいえるので順当でしょう。3位の大阪ですが、これはインバウンドビジネスとしての側面が強いと思います。

もちろん大阪は観光地として充分に魅力的ですが、もう一つの大きな理由は関西国際空港の影響です。大阪と京都は距離的に大きく離れてはなく、充分に足を延ばせるので訪日外国人にとっては便利な場所です。また数年前からは、地方空港へのLCCの就航が増加してきているので、地方にもダイレクトで訪日外国人が訪れるようになりました。

インバウンドの傾向は団体旅行から個人旅行へシフトしているので、これからは地方のインバウンドが非常に期待できます。ちなみに個人的な肌感覚なのですが、海外旅行では、日本人はせっかくの旅行だからと旅行中は懐をゆるめてしまいがちで、外国人はたとえ海外旅行でも結構シビアな気がします。こんな金銭感覚の違いもまた面白いものですね。

観光スポット以外なら?

観光スポットの訪問は海外旅行では欠かせませんが、最近のインバウンドでは新たな楽しみ方が徐々に訪日外国人の間で広がっています。それは何かというと、体験型の旅行です。日本人と同じようにお花見で桜を愛でながらお酒を飲んだり、日本料理を日本人と一緒に作ったり、エコツーリズムと呼ばれる地方の四季の散策などです。

またサイクリングやグリーンツーリズムと呼ばれる漁村・農村体験や、漫画・アニメで舞台やモデルになった場所を訪ねるというようなオタクっぽい楽しみ方もしています。さらには、日本の高度な医療を信頼して健康管理などを行う富裕層向けのヘルスツーリズムまであります。

ここまでくると日本のインバウンドの幅の広さには驚かされてしまいますが、逆に考えると日本のインバウンドは、既にある観光資源(コンテンツ)だけでも、充分すぎるおもてなしを実現できるキャパがあるということなのです。

日本の良さを活かしたインバウンドの今後

日本のインバウンドは勢いがあって儲かるという単純なイメージがありますが、訪日外国人の楽しみ方は予想以上に多岐にわたっています。定番の観光地めぐりから健康、サブカルまで広がった訪日外国人の要望はこれからも多様化していくと思いますが、言い換えればインバウンドのマーケットがますます拡大していくということです。

日本の良さを活かしながら、ビジネスとしてきちんと利益をあげていく。日本のインバウンドは、訪日外国人の期待に応えながらこれからも成長していきます。

八戸秀一

八戸秀一

株式会社桜想 代表取締役

株式会社桜想 代表取締役。フランスへ留学し、仏語を習得後にパリ大学へ入学。映画制作を学ぶ。留学期間約4年6ヶ月。帰国後は映像制作会社を経て、仏語教師やアテネ・フランセなどで語学教育に従事。その後、翻訳・通訳に携わり2014年に桜想を設立。多言語翻訳サービス、多言語・インバウンドコンサルティングを提供。

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