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インターネットを巡る旅

ひとりぼっち惑星に見るネットの話題の栄枯盛衰

Writter: けいろー
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Illustration by 増山慶彦

インターネットを巡る旅

web集客を知るならば、恋せよ旅せよインターネット。ninoyaライターのけいろーが送るインターネットの世界。ネットとリアルの接点が当たり前のものとなったいま、企業と私たちが目指すコミュニケーションの姿とは?

先日も話題のアプリのひとつとしてご紹介した、『ひとりぼっち惑星』。リリースから1ヶ月が経ち、最近はブームも一段落した印象もありますが、まだまだ根強い人気を誇っているゲームアプリです。

リリース当初は「もぐらゲームス」さんなど一部のメディアで取り上げられるのみでしたが、1週間が経過した頃には大手メディアでも「今話題の人気作」として紹介されるほどの盛り上がりとなった本作。

しかし一方では、7月に入った頃から早くも「つまらなくなった」という声を聞くようにもなりました。ゲーム自体のシステムが変わったわけではありませんし、いったい何があったのか。ざっくりとまとめてみました。

「一方通行の手紙」を送受信する、ボトルメッセージ

冒頭の「もぐらゲームス」さんの記事にもあるように、『ひとりぼっち惑星』は「放置型ゲーム」というジャンルのアプリです。自分がプレイせずともゲーム内で変化があり、ちょっとした操作だけでも楽しめる暇つぶしゲーム……とでも言いましょうか。

そして、その魅力は何と言っても「メッセージ」機能にあります。ゲーム中で集まったアイテムを消費することで、別プレイヤーからのメッセージを「じゅしん」し、同じく自分からも「そうしん」することができるもの。

ただし、これはSNSのように双方向的なやり取りではなく、完全に一方通行。メッセージは匿名で別プレイヤーに送信され、自分が受信するのもどこの誰とは知れない人からのお手紙。それゆえの“ひとりぼっち”であり、お互いに交流できるSNSやアプリとは一線を画しています。

他方では、アプリ上に「スクリーンショット」の機能がデフォルトで備わっていることもあり、ゲーム画面をSNSへ共有がしやすいという性質も持っています。

そのため、上記のような役に立つ豆知識や大喜利、ちょっと切ないエピソードなどがTwitter上で投稿され、リツイートされることで一気に拡散。「このステキなアプリはなんだろう?」と興味をもつ人が増え、爆発的な人気を集めたとも言えるでしょう。その勢いたるや、サーバーがダウンするほどでした。

使い方に対する疑問と、「つまらなくなった」という意見

ところが、たくさんの人がインストールしてプレイするようになると、少なからず否定的な意見も見られるようになりました。

端的に言えば、「使い方に対する疑問」や「情報の真偽が不明である問題」。元も子もない言い方をすれば、「ユーザー数が増えたことでノイズが強くなった」と言えるでしょうか……。知らないアニメ・漫画の創作小説なども流れるようになったことで、忌避感を覚えるようになったという意見も散見されました。

この問題に関してはいろいろな見方ができると思いますが、ひとつの視点として、「使い方が自由過ぎる」というアプリの特色があると考えられます。何を送信するかはプレイヤー次第であり、決まり事などは存在しない。送信したメッセージも誰に届くかわからず、匿名ゆえに責任も発生しない――という。

これは『ひとりぼっち惑星』というアプリの魅力そのものであると同時に、時にデメリットともなり得る部分であるとも言えるでしょう。例えば、本作の魅力について、次のように書いている記事がありました。

 一番の特徴は「メッセージが誰から届くかわからない、誰に届くかわからない」という点だろう。ツイッターやフェイスブック、LINEなどで、他のユーザーからの反応を気にし過ぎて情報の送受信に精神的負担を感じる「SNS疲れ」という言葉が登場して久しいが、ひとりぼっち惑星にはユーザー登録もなければ、友達追加も”いいね!”もない。感覚としては手紙を入れた瓶を海に投げ込むようなイメージで、ユーザーは「誰かの反応を前提としない送受信」を体験できる。

「ひとりぼっち惑星」はなぜウケた? “SNS疲れ”のネット社会に浮上した”メッセージ・イン・ア・ボトル” : J-CASTトレンド

このような性質を持つにも関わらず、「自分のメッセージをSNSで共有してほしい!」という人が現れたことで、それに異を唱える人も同時に可視化された格好。“「誰かの反応を前提としない」気楽さ”があったはずなのに、逆に「誰かの反応を前提とする」人が出てきたことで、少なくないユーザーにある種の「萎え」をもたらしたと考えられます。

――とは言え、そのような反応も一部のものに過ぎず、あまり表立って問題になっているわけでもないようです。「芳しい反応が得られない」と気づいた送信者は自然と離れていくでしょうし、「変なメッセージばかりでつまらない」と感じた受信者もまた、徐々に離れていくのではないかと。

特定の層にしか通じないメッセージを送信するのも問題だとは思いますが、あまりにガッチガチに「使い方」を固めてしまっては、本作の魅力が失われることにもつながりかねません。このあたりのバランスは、システムが自由なゲームにとって悩みどころでもありますね。

ゲームとの距離と、各々に自由な「遊び方」

これは別に『ひとりぼっち惑星』に限った問題ではなく、はたまたゲームアプリに限定される話でもなく、ユーザー数が増えれば増えるほど、自然と顕在化される現象であるように思います。

使い方・遊び方が自由であるがために、「作品の魅力それ自体が、どのようなユーザーがそれを使うかによって変わってくる」という。Twitterの使い方だって、サービス開始初期からいろいろな変遷があったように思いますし、でも自然と最適化されていく部分もあるように感じます。

結局、最後に残るのは「純粋に作品が好きな人」あるいは「細かい“遊び方”などは考えず、ゆるくプレイしている人」が大半を占めるのではないでしょうか。実際、Twitterのハッシュタグ「#ひとりぼっち惑星」で検索してみると、今でも楽しく遊んでいる人は数多くいらっしゃるようですし。

最終的にはタイトルどおり、本当に『ひとりぼっち惑星』になってしまうのかどうか。このアプリのいちファンとして、自分もしばらくはゆるーく続けていこうと考えております。

けいろー

けいろー

ninoyaライター

平成元年生まれ。新卒入社した大手メーカーで1年半働いた後、退職。現在、ライターの道を行かんと日々精進。ネット、アニメ、音楽、着物が好き。

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