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インターネットを巡る旅

はてなアノニマスダイアリー(通称:増田)とは何か

Writer: けいろー
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Illustration by 増山慶彦

インターネットを巡る旅

web集客を知るならば、恋せよ旅せよインターネット。ninoyaライターのけいろーが送るインターネットの世界。ネットとリアルの接点が当たり前のものとなったいま、企業と私たちが目指すコミュニケーションの姿とは?

突然ですが、『はてな匿名ダイアリー』をご存知ですか?

今年で10周年を迎えるサービスではありますが、全く聞いたことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。普段からネットの話題を追いかけている人ならばともかく、TwitterやFacebookといったSNSを主に利用している人には、馴染みのないサービスかもしれません。

ですが今年、この『はてな匿名ダイアリー』が、国内で大きな話題となりました。サービス名が何度も名指しで呼ばれていたわけではないので、すぐにはピンとこないかもしれませんが……。今回はそんな『はてな匿名ダイアリー』について、簡単にではありますが、ご紹介します。

流行語大賞「保育園落ちた日本死ね」の“元ネタ”って?

先日、2016年の新語・流行語大賞が発表されました。年間大賞は「神ってる」に選ばれたほか、聖地巡礼、盛り土、マイナス金利、ポケモンGO、ゲス不倫など、ぼちぼち世相を反映した言葉が選ばれたと言えるのではないでしょうか。――「また野球か」というツッコミもわかりますが。

そんな流行語大賞、ノミネートされたトップ10のなかでも異彩を放っていたのが、「保育園落ちた日本死ね」。主にインターネット上で話題になったこの言葉は、ネット流行語大賞の銅賞にも輝いており、今年特に強く印象に残った言葉のひとつであるように思います。

ところで、この「保育園落ちた日本死ね」という言葉。流行語大賞のサイトの説明文によれば、“匿名で日記を書き込めるネットサービス”に書き込まれたという旨の解説がされていますが、その“サービス”自体はあまり話題になっていないようにも感じます。

試しに友人知人に聞いてみたかぎりでも「知らない」という人が多く、あるいは「2ちゃんねるじゃないの?」という誤解をしている人も散見されました。たしかに「ネットの匿名サービス」と言えば、今も昔も2ちゃんねるのイメージが強いですもんね……。

――そう、2016年2月15日、この書き込みがあったサービスこそ、『はてな匿名ダイアリー』という名前の、匿名日記コミュニティです。私は普段、『はてなブログ』でブログを書いているのですが、そちらと同じ「株式会社はてな」が運営する、実験的サービスのひとつでもあります。

※「保育園落ちた日本死ね」の書き込み

「増田」と呼ばれる、『はてな匿名ダイアリー』の文化

『はてな匿名ダイアリー』は読んで字のごとく、“匿名”で“ダイアリー(日記)”を書くことのできるサービス。自分の名前やHNを出さず、完全な「名無しさん」として文章を書き、投稿することができます。ただし、サービスを利用するには「はてな」に会員登録をする必要があります。

書き込みの内容はさまざまで、どこかの誰かの日記はもちろんのこと、Twitterのように一言二言の呟きがあれば、長文の創作小説が投稿されることも。時には企業や有名人の内部告発めいた投稿もあるなど、内容の真偽はさておき、なかなかに盛況なコミュニティとなっています。

と同時に「匿名」の性質上、投稿の内容は虚実入り乱れるのが当然になっており、一見するとその書き込みが本当か嘘か区別がつかないことも少なくありません。それこそ『2ちゃんねる』的な過激さを持つ書き込みもあるため、ユーザーを選ぶサービスであるとも言えるでしょう。

また、ユーザー間での交流が盛んなのも特徴。投稿にトラックバックを付ける形で匿名のまま返信をしたり、あるいは投稿者のIDが表示される『はてなブックマーク』のコメント欄を使ったりして、議論やコミュニケーションが頻繁に行われています。

そのなかでたびたび目に留まるのが、「増田」という単語。知らない人にとっては何のことやらわからず、「誰かの名字?」と考えるのが自然と思われるこの言葉。これは『はてな匿名ダイアリー』の略称であると同時に、その利用者たちを指す表現です。

なぜ「増田」と呼ばれるようになったかは定かではありませんが、その語源は、 “「匿名ダイアリー」を英語にした「アノニマス・ダイアリー」の短縮形から” だという説が濃厚なようです(参考)。アノニ「マス・ダ」イアリーの、「ますだ」の部分を取った形ですね。

そして、サービスそれ自体のみならず、ある書き込みの執筆者を指して「増田」と呼ぶこともあります。例えば、件の「保育園落ちた」のブックマークページを見ても、「増田さんが会社を辞めずに~」「この増田すごい」といったコメントが書き込まれており、執筆者自身に向ける形で「増田」と呼んでいることがわかるかと思います。

今年はこんな「増田」が話題になりました

そんな「増田」こと、はてな匿名ダイアリー。今年はどういった「増田」が話題になったのか、いくつかの書き込みを実際に見てみましょう。自分の独断と偏見で好みの投稿を選んでおりますので、あしからず。

留置場入った日本死ね!!!

とある増田の留置場体験。フェイクを入れているとの前書きもあり、また増田の主観で書かれているので、すべてを鵜呑みにはできません。ですが、普段ならなかなか読むことのできない体験談、知らない世界の話として、ものすごく読みごたえのある内容です。

就活のせいで自殺するかもしれません

就職活動、特に新卒一括採用制度への問題提起。増田にはたびたび、こういった就活生の悲鳴が書き込まれている印象もあります。それはFacebookやTwitterでは呟けない、匿名だからこそ書ける本音の叫び……なのかもしれません。

自分が同性愛者だと気付いて感じたこと

それまで自分が感じていた「性」への違和感が氷解していく過程がわかる、素敵な書き口の増田。自分がそうであるというわけではないけれど、なんだか元気をもらえる内容です。

電車で化粧させてよおおおお

当然のビジネスマナーとして存在している「化粧」についてモヤモヤを抱える、とある増田の魂の叫び。コメントを見ると賛否両論ありますが、男女を問わず同情的な声が集まっているようにも見えますね。

めっちゃ怒られているのがテレビで放送されてしまった

どこかの代表取締役会長と思しき増田。NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」の放送と、それに対するネット上での反響を受けて書かれた……のかもしれません。たぶん。きっと。おそらく。

突然ごめんね。そう。私。北海道です。

北海道な増田。地元語り……というか、都道府県トーク……というか、地理ネタ? かわいい。

もちが禁止されてから10年が経った

来るかもしれない(来たら大変だ)近未来ショートショート。どこかで見た現実のニュースの要素が取り入れられているように読めて、秀逸に感じました。

娘から学んだドライヤーテクニック

とあるパパさんの話。子育て日記かと思ったら、最後……。

雨が降ったら

日記のようでいてポエムのようでもあり、短編小説のような趣きもある掌編。

手取り15万ボーナスなしで、趣味もないから毎月6万貯金してるって言ったら

わずか3行のちょっとしたポエムながら、多くの人の心を掴んだ増田。

11年目の増田

以上、ざっくりとではありますが、『はてな匿名ダイアリー』についてご紹介しました。人によって合う合わないはあると思いますが、現在もどこか“昔ながらのインターネット”な雰囲気の残っているサービス、よかったら覗いてみてくださいな。

はてな匿名ダイアリーは、来年で11年目。10年目となった今年は「保育園落ちた」で大きく話題になりましたが、これまでも大小さまざまなネットの話題に関わってきたサービスであるという印象があります。

来年のネットの話題も、もしかしたらこの「増田」から数多く生まれる……のかも?

けいろー

けいろー

ninoyaライター

平成元年生まれ。新卒入社した大手メーカーで1年半働いた後、退職。現在、ライターの道を行かんと日々精進。ネット、アニメ、音楽、着物が好き。

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