インターネットを巡る旅

これからTwitterを活用したい企業が学ぶべきアカウントと事例

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現在、Twitterで公式アカウントを運用している企業は少なくありません。

誰もが名を知る有名企業から、地方の小さな会社や飲食店まで。

 

そして、よく耳にするのが、このような言葉。

 

「どうやって呟けばいいのか分からない!」

 

プレスリリースよろしく、淡々と新商品・サービスの情報を垂れ流すだけではつまらないし、かと言って、「企業の顔」でもある宣伝・広報のアカウントで、あまりぶっ飛んだことを言うわけにもいかないし……。

 

加えて、ユーザーや消費者から送られてくるリプライ(返信)に対して、どのように返せばいいのか、どの程度までやり取りをすればいいのかも、分からない。

 

そう、企業側からしても、Twitterは自由すぎるのです。

それゆえに、アカウントを作っても持て余してしまっているような。

 

でも、それではあまりにもったいない!

 

――ということで今回は、フォロワー数が多く、ユーザーの心を掴んだ魅力的な宣伝を行なっている、企業の公式アカウントと、その活用事例をご紹介します。

 

 

NHK広報局 (@NHK_PR)

1

 

有名な企業アカウントと言えば、どこでもまず挙がるのが、NHK広報局さん。

企業の名を冠したアカウントとして、他のどこよりも早くTwitterで頭角を表し、有名となりました。NHKっぽくない、「ユルい」ツイートが魅力。

 

 

 

SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP)

2

 

SHARPさんのTwitterアカウントも有名ですね。

あまり宣伝する気のないように見える、商品画像を使ったツイートが特徴的。

 

 

 

株式会社タニタ (@TANITAofficial)

3

 

体重計や健康機器で有名なタニタさん。

各メディアでも話題になったタニタ食堂に行って呟くと、こちらのアカウントさんが返信してくださることも……?

 

 

笑いを取りに行く「ネタ」ツイートだけでなく、 お客さんの質問や疑問に対しても、割と頻繁に答えている印象の強い公式アカウントです。

 

 

東急ハンズ (@TokyuHands)

4

 

おなじみのホームセンター、東急ハンズさん。

新店舗や展開フェア、営業時間の変更などの業務連絡はもちろん、ユーザーさんからの無茶ぶりにも答える公式アカウントです。

 

 

 

井村屋株式会社 (@IMURAYA_DM)

5

 

「あずきバー」と言えば!井村屋さん。

自社商品の紹介をしたり、お客さんの感想ツイートを共有したり。

 

 

 

企業アカウント同士のコラボレーション!

ひとつ上のツイートでも、SHARPさんと井村屋さんのアカウントが交流していますが、このような現象がそこら中で起こっているのも、Twitterならでは、ですね。

 

そう、Twitterで交流できる相手は、自社のお客様だけに限りません。

全く異種の企業さんとも話したり、さらには、それをきっかけにコラボレーションすることにまで発展したりするようなケースが、しばしばあります。

 

セガ×シャープ×パインアメ~Twitterから始まる企業コラボfeat.maimai~ – Togetterまとめ

 

ニッセンの公式アカウント「銀英伝好き」→わずか20分で銀英伝とのコラボが実現できる流れに – ねとらぼ

 

こんなことがあるからこそ、Twitterはおもしろいのです。

 

 

「宣伝」よりも「紹介」、「Q&A」よりも「交流」

ここで挙げられているアカウントを見ていると、その担当者さんの多くが、ソーシャルメディアの特色をしっかりと理解しているように感じられます。

 

その特色とは、一口に言えば「双方向性」のこと。

 

テレビや新聞といったマスメディアでは、情報の「発信者」と「受信者」(消費者)が明確に区別され、一方通行的にしか送受信ができませんでした。

 

しかし、ソーシャルメディアでは、誰もが同じ地平に立ち、平等に情報の送受信を行うことが可能です。それゆえ、一方的に宣伝して終わり、ではなく、その後の「交流」にも重きを置く必要が出てくるのです。

 

淡々と情報を発信、「宣伝」すると言うよりは、友人におすすめを教えてあげるような、「紹介」するような心持ちで。

お客様からの問い合わせに対して、事務的に回答するのではなく、ユーザー目線で雑談に興じながら、「交流」するような感覚で。

 

そうすることによって、ユーザーさんからの信頼を得たり、企業価値の向上に繋がったりということもあるでしょう。それだけでなく、アカウント運用者が「お客様目線」を培うことにすら繋がるかもしれません。

 

だからこそ、企業でTwitterアカウントを運用する場合には、何よりも、担当者がそれを「楽しんで」使うことが重要だと思います。

ユーザーさんとの交流を楽しみながら、自分にとっての「おすすめ」を熱意をもって紹介し、情報発信を続けていれば、自然とファンは増えるはず。

 

こんなにも手軽に、身近でお客様の声を聞くことができ、自らも楽しんで利用することで、企業価値を高めることが可能、さらに、他社さんとの交流やコラボにまで発展するかもしれないという、大きな可能性を秘めたTwitter。

 

これは、利用しない手はないのではないでしょうか?

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けいろー

フリーライター。ネットカルチャーと共に育ってきたゆとり世代。執筆実績として『HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour』公式パンフレット等。

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