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Webライターになりたくて。

おしえて!先輩Webライターvol.07 小松田久美さん

Writter: 池山由希子
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Webライターになりたくて。

コンコン。ある日ninoyaのオフィスに訪れた女子大生。彼女はこう言いました。「わたし、Webライターになりたいんです!」それならまずは先輩ライターを訪ねてみようか。彼女のライターを目指す旅のはじまりです。

前回インタビューした小林香織さんに紹介していただいた、小松田久美さんにお話を伺いました。

(文/池山由希子)

───ライターになったきっかけを教えていただけますか?

小松田久美さん(以下、敬称略):IT系企業で働いていたときに、宣伝会議の編集・ライター養成講座に通い始めました。前回のインタビュイーである小林香織さんとは、その養成講座で同期でした。

私たちの代は、実際にライターや編集者になった人が特に多かったようです。会社員として勤めていたのに、講座中にライターになると会社を辞めてしまったり、転職して編集プロダクションに入ったりする人が続々と出て。

そういった周りの環境にも背中を押されて、フリーランスのライターになることを決めました。

最初の頃は実績がなかったので、プロフィールの代わりに講座の卒業制作で書いた医療についての記事を出版社さんに送るなどしていました。

───優秀賞を受賞なさったという卒業制作ですよね。講座を卒業したとき既にそうして評価を受けていても、ライターを本業にするのはやはり勇気のいる選択ではなかったですか?

小松田:確かに、不安や怖さはありました。でも、「とにかく1年、休みもいらないから集中してやってみよう」と決めて、取り組みはじめたのを覚えています。その姿を見ていただけたのか、編集者さんなど周りの方々からすごく助けてもらいました。当時はまだ実績もなかったのに、「うちで書いてみましょう、修行しましょう。」と言ってくださって。

私も力不足ながらせめて失礼のないようにしようと、名刺を頂いたりお世話になった方には、メールだけでなく手紙も書いていました。気持ちを伝えたかったのと、印象に残るのでライターが必要になったら思い出してもらえるようにしていました。

そうして信頼を積み重ねていると、お仕事もいただけますし、一度頂いたお仕事を長く任せてもらえるようにもなります。

ある程度短期間で結果を出したかったこともあり、1年どころかここ3 年くらいは仕事ばかりしていましたね。ようやく最近になって、原稿の質を上げるためにも休むようになりました(笑)。

───真摯な努力を続けて来られたんですね。卒業制作では医療についての記事を書かれたとのことですが、ライターとして得意なジャンルを教えていただけますか?

小松田:医療系の記事は今でも多く書かせていただいています。このジャンルを選んだ理由は、ライター養成講座の先生が「これからずっと書き続けたいジャンルを決めなさい」とおっしゃったからです。

自分が好きで、社会に求められて、そしてこれからずっと勉強し続けられる分野を選びなさい、と。この3つがすべて当てはまったのが、私にとっては医療について書くことでした。

その時点で医療について詳しいわけではなかったのですが、自分自身も興味があるし、社会的にも需要があると考えました。

───今までに印象的だった案件を教えていただけますか?

小松田:ライターを始めたばかりの頃、ある医師に取材をさせていただいたときのことが、今でも忘れられません。その方は有名な大学病院出身で、とてもキャリアを積まれていた方でした。

医師になったきっかけについて話している時に、その方が思わず涙を流されていて。悲しいお話なので、詳細は伏せさせてください。そして、「今まで誰にも話したことがなかった。それにこの過去が自分を支えているということを、自分自身でも初めて気付いた。」と言って最後に全てふっきれたような笑顔を見せてくださったんです。

その言葉を聞いて、ライターという仕事の素晴らしさとその責任の重さに気がつきました。その方特有の物語を探すサポートをさせていただけたり、人生が変わってしまうかもしれない瞬間に立ち会えたりする仕事なんだと感じました。

取材は今でも毎回緊張しますが、相手の方に対面している瞬間がとても好きです。

───本当に尊いお仕事ですね。相手の方の物語を引き出すために、取材ではどんな工夫をされているのですか?

小松田:緊張されている方も多いので、リラックスしてもらうために雑談から始めることもあります。例えば趣味の話とか、お休みの日に何をされてるかとか、本題に関係のないこともお聞きしたりも。最初に肩の力が抜けると、本当に伝えたいことが言いやすくなりますよね。

もしも慌てて早口になっている場合には、落ち着いてもらうためにあえてその方よりもゆったりとしたペースでお話しします。全身で、「ちゃんと話を聞いています」と表現し続けるのも、心がけていることの一つです。

───なるほど。

小松田:あとは会話を流さずに、「この発言の真意はなんだろう」と考えながら聞いています。そして「どうしてそう思うのか?」を、掘り下げて質問するんです。

取材に慣れてない方は、質問に対して答えだけポンと言われることがあります。その言葉だけを見ると、ありきたりなものかもしれません。でも、その結果に至った過程を追っていくと、必ずその人らしい物語が表れてきます。

とにかく話をよく聞くことと、相手の方が考えている間を怖がらないようにしています。あせって間を埋めない方が、その人らしい言葉が出てくるので。

その人の言葉で話してもらい、理解できたか不安がある場合には、「それはつまりこういうことですか?」と私の言葉で置き換えて確認をします。

誤解があってはいけないですし、言われたことをそのまま書けばいいわけでもありません。記事にするときはクライアントの要望と、読者の方が求めるニーズに合った内容にする必要があるためです。

───普段の会話だったら何となくの同意で済むことでも、 きっちりと理解できるようにするということですね。

小松田:はい。まずは自分が完全に理解できないと、読者に向けた一般的な言葉に翻訳できない可能性もありますしね。

───ライターの仕事をしていなかったら、何をなさっていると思いますか?

小松田:就職しているか起業しているかはわからないですが、「誰かのサポートをすること」を、仕事にしているのではないでしょうか。ライターになる前は、秘書をしていたこともあったんです。

ライターに関しても自分が主役なのではなくて、誰かの持っているものをクローズアップして伝えるサポートなのだと捉えています。

───このお答えは今までお聞きしたことがなかったです…!

小松田:私はおもに、書籍のライターをしています。ビジネス書ではとくに、余計な色を足さずにありのままを伝える力が求められます。そもそも、著者さん(表紙に名前が載る人)の本ですからね。ライターも奥付に名前は載りますが、あくまで裏方です。

文体もご要望によって変えますし、編集者さんによっても求めるライター像が異なります。企画をどんどん出して欲しい方もいれば、自分で取材をリードしたい方もいます。基本的にはそれぞれの方法で進めて、原稿化に際してもっと必要なことが出てくれば、その都度相談する方法をとっています。

───ライターの仕事を他の方に勧めたいと思いますか?

小松田:思います。旅先でも仕事ができて自由だし素敵な仕事だなって、ずっと思っています。

ジャンルによるのかもしれませんが、ライターってまだまだ足りていないのではないでしょうか。私が書いている医療系やビジネスがらみの媒体でも、「ライターが足りない」「誰か紹介して欲しい」とよく聞きます。人気のジャンルだったとしても、切り口を考えれば今から新しく参入していくチャンスはありますよ。

それにライターには色々な働き方がありますし、その人にあった分野やアプローチ方法を選べるので、興味がある人はチャレンジしてみる価値があるのでは。

───いろいろな方法とは、本業でも副業でもできる、などといったことですか?

小松田:それもそうですし、需要があるジャンルを狙って書くことも、自分が興味のあるジャンルを書くこともできますよね。

ほかには、ジャンルの掛け合わせも強いと思います。例えばカフェに詳しくても、それだけでは特異性がないかもしれません。けれども、加えて英語もできるとしたらカフェを英語で紹介しながら、Wi-Fiがあるかやヴィーガン対応ができるかを記事にまとめたら商品価値が上がるかもしれないですよね。

そんな風に、人気のジャンルでもいくつか掛け合わせたらチャンスがあるかもしれないですし。

私にお話を聞きに来てくださってるのに、こんなことを言うのも申し訳ないのですが。ほかの人と全く同じ方法でライターをすることは、きっと難しいのではないかなと思います。逆に言うと同じにしなくて良くて、働き方が決まっていないからこそ、正解は本当にたくさんあるんです。

会社だと、評価されるための方法はある程度決まっていたりしますが、ライターはそうではありません。だからこそ、可能性とやりがいに溢れた仕事だと思います。

───そうなんですね。私も自分に合った方法が見つけられたらいいなと思います。今日はありがとうございました!

次回は小松田さんにご紹介いただいた、橋村望さんにお話を伺います。

池山由希子

池山由希子

生涯を通じて好きなのは、歌うこと、踊ること、ねこ。タイトル通り、Webライターになりたいのです。

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