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Webライターになりたくて。

専門性を見つけたいライターにもチャンスがある!「ビギナー」の強みとは

Writer: 小村トリコ
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Webライターになりたくて。

ninoyaオフィスに、小鳥が大好きな女性が来てくれました。「私は活躍するライターになりたいんです!」。では、活躍している先輩たちに、ライターとして大切にしていることをうかがってきましょう! 小鳥ライターさんのインタビュー修行がはじまります。

Webライターとしてひとり立ちするには「私はこの分野が得意です!」と胸を張って言えるもの、つまり「専門」を持つのが一番です。でもそれって、どうやって見つければいいのでしょう。今回は、コーヒーとサウナを自分の専門として活躍するライター・岩田リョウコさんに、専門性を身につけるコツを聞きました。

(文/小村トリコ)

●岩田リョウコさん

ライター、イラストレーター。コロラド大学大学院で日本語教育を専攻し、2009年から外務省専門調査員として在シアトル日本国総領事館に勤務。2012年にコーヒーのトリビアを紹介するサイト「I Love Coffee」を立ち上げ、月間60万アクセスを超えてアメリカで書籍化。日本語版『シアトル発ちょっとブラックなコーヒーの教科書』。2017年からは拠点を日本に移し、東京・名古屋ので2拠点で活動中。Webサイト:I Love CoffeeI Love Sauna

「ビギナー視点」の専門性

───リョウコさんは「アメリカで最も有名なコーヒー愛好家」と呼ばれるほどの専門家です。コーヒーとの出会いは何だったのですか?

岩田リョウコさん(以下、敬称略):専門家というか、ただの愛好家なんですけどね(笑)。私はもともとコーヒーの味が大嫌いで、シアトルに住むまでほぼ飲んだことがありませんでした。でも、シアトルってスタバに代表されるようにコーヒー文化の街でしょう。仕事のミーティングも、会議室ではなくカフェでおこなわれることがほとんどです。そこで紅茶ばかり頼んでいる自分がだんだん悔しくなってきて、ある日思い切ってコーヒーを注文しました。そうしたら、あれ、意外といけるじゃん? と思って。

───なるほど。驚きがあったので、それを極めようと?

岩田:領事館での任期が終わった後、シアトルのカレッジでプログラミングとWebデザインのコースを受講し始めたんです。最初の学期の時に、学校で習ったことを練習しようと思ってコーヒーのサイトを立ち上げました。そのサイトが予想外に大ヒットしたので、学校は半年で辞めちゃいましたけど。

───どうしてサイトのテーマにコーヒーを選ばれたのでしょうか。

岩田:いろいろ迷ったんですよ。ファッションとか、アメリカの流行り物とか。コーヒーは自分が飲み始めて興味を持っていたし、誰でも飲むからいいかなと思いました。わざわざニッチなところを狙っていかなくても、みんなに刺さりやすそうで。

コーヒーのトリビアをわかりやすく紹介するため、インフォグラフィック(情報を視覚的に表現する手法)を活用(I Love Coffee ©Ryoko Iwata)

───コーヒーといっても、いろんな情報の切り口がありますよね。リョウコさんのサイトでは主にコーヒーのトリビアを紹介しています。それはどういう意図でしたか?

岩田:私がその時日本に住んでいたら、おしゃれなカフェめぐりの記事にしていたかもしれません。でも、アメリカってすごく広いでしょう。たとえばシアトルのカフェ情報をニューヨークの人が見ても「だから何?」となってしまいます。場所とか関係なく、どんな人でも楽しめるものにしたかった。基準は全て「自分が読む側だったら何が見たいか」でした。

───純粋に自分が楽しめるものを作りたい、という感じだったのでしょうか。

岩田:そうですね。私自身がただの「コーヒーを飲む人」だったので、その感覚が読者と近かったのだと思います。バリスタの専門的なコーヒー論だと、一部のすごく詳しい人しか理解できませんから。

───専門家でないからこそ、読者と同じところで発見して、感動できるんですね。

岩田:ビギナーでしたからね。あとはアクセス数などを細かくチェックして、どんな記事の反応がいいのか、シェアが伸びるのか、いろいろ試しました。あの頃はアナリティクス中毒だったかもしれない(笑)。デイトレーダーみたいですごく楽しかったなあ。

著名なコーヒーブロガーとしてCNNの番組に出演。ブラジルのバリスタと一緒にコーヒー農園をめぐる(I Love Coffee ©Ryoko Iwata)

きっかけは好奇心。偶然見つけた新しい専門

───そうして人気サイトになり、コーヒーの人として英語圏で広く認知されたわけですね。コーヒーだけでも十分すごいのに、昨年からはそれに加えて「サウナ」のことを書かれるようになりました。サウナについて聞かせてください。

岩田:もともとお風呂が大好きだったんです。シアトルに住んでいたとき、湯船に入りたくてよくサウナ施設に通っていました。でも、当時はサウナは横目で見ているだけだったんですよね。熱いし、頭痛くなるし。お風呂だけ入って帰っていました。

──コーヒーと同じで、最初はサウナが苦手だったのですね。

岩田:はい。そんなこんなで去年の1月に日本への帰国が決まり、3月のある日、TABI LABO代表のびんちゃん(久志尚太郎さん)と打ち合わせで会いました。そのときに、初対面なのに「今度一緒にサウナ行きましょう」と誘われたんです。知らない人とサウナなんて普通行かないでしょう。でも、ものは試しと思って行ってみました。

───えっ。サウナって見知らぬ男女で行くものなのですか。

岩田:そこは男女別々だったんですよね。私がサウナを苦手だと話すと、びんちゃんは正しい入り方をレクチャーしてくれました。最初にお風呂に入って、サウナで6分から8分がまんして、次に水風呂に入って、最後に休憩してワンラウンド。やってみるとたしかに頭が痛くならないんです。感動でした。それで楽しくなってしまって、その後も一人で近くのサウナ施設に通うようになりました。

───「サウナのビギナー」になったわけですね。それを自分の専門にしようと思われたのはどうしてですか?

岩田:この発見をみんなに伝えたかったんです。私はサウナに通うようになって冷え性や肩こりが治りましたし、心がいつも穏やかになりました。この状態をサウナの世界では「ととのう」と言います。サウナの楽しさを知った2カ月後には、自分のサイトを立ち上げていました。

サウナでもリョウコさんテイストは健在(I Love Sauna ©Ryoko Iwata)

───「I Love Coffee」に続く「I Love Sauna」ですね。同じくアクセス分析などで戦略的に動かれたのですか?

岩田:ところ変わればというか、アメリカの方法は日本では受けないとわかっていました。日本は個人のサイト発信だけではアクセスが跳ねないので、最初からどこかの媒体で書くのを狙っていました。とにかく周りの人たちに「サウナの記事を書きたい!」と言ってまわったのですが、そのときに見せられるものがないと次につながらない。自分のサイトを作ったのはそのためです。

そうして知り合った宝島社の方にご縁をいただき、女性誌『リンネル』のWebメディア「クラリネ」でサウナコラムの連載を持つことができました。

───そういえばフィンランドにも行かれていましたが、取材ですか?

岩田:あれは個人的な自腹旅行です(笑)。本場のサウナにどうしても入ってみたくて。ライターの仕事って家でもどこでもできるといわれますけど、結局それは作業の話なんですよね。外に出て、人と会って、発見しないと書くネタがない。今は名古屋に住んでいるものの、こうして取材や打ち合わせで月に何回も東京に来ています。正直ものすごくお金かかりますけど、そこからつながるものがたくさんあるし、好きなことだからやっています。

「日本最高峰のサウナ」とリョウコさんが絶賛する、名古屋のサウナラボ(©Ryoko Iwata)

───そういう時が一番楽しそうです。今まさに、新しい専門を育てているところなのですね。

岩田:そうですね。サウナもコーヒーも同じで、ただ自分が楽しんでいるだけです。だからただの愛好家。どの世界にもすごく詳しい専門家がいるから、私はビギナー代表みたいな感じでいいやと思って。フレッシュに戻りたくてサウナにしたのかもしれないです。コーヒーのことはもう詳しくなりすぎてしまったから。

───最後に。これから専門を見つけようという人に向けてアドバイスをください。

岩田:私はコーヒーもサウナも、食わず嫌いだったところから始めました。新しいことを試しにやってみるのはすごくいいと思います。たとえばいつもと違うコンビニに寄ってみるとか、違う道で帰ってみるとか。そこから何かに出会えるかも。とにかくやってみることです。がんばってね!

───がんばります! リョウコさん、ありがとうございました。

小村トリコ

小村トリコ

編集者・ライター

シアトルの日本語新聞『SoySource』編集長を務めたのち帰国し、現在は東京で活動中。ライフワークは「人の話を聞く」こと。コトリ二羽とニンゲンのさんにん暮らし。

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