SEOにおけるキーワードマッピングの有用性

ninoyaでSEOを中心にしたweb集客を行う場合は、キーワードポートフォリオと呼ばれる独自のツールを用います。※サンプルはこちらをご覧ください。

このキーワードポートフォリオですが、知っている方は当たり前にやっているし、知らない方はまったく聞いたこともないというものでして、知識の有無でも伝え方が難しいツールの一つです。

今日はそんなSEOにおけるキーワードマッピングの有用性について書かれた海外のブログをご紹介します。

キーワードマッピングとは

キーワードマッピングとは、自社のサイトをユーザー（と検索エンジン）にタイムリーかつストレスなく見つけられるように、ページごとに特定のキーワードを意識して使うためのリストを指します。

キーワードマッピング戦略をあなたのサイトに施せば、次のような成果が得られるはずです。

・求めるコンテンツまで違和感なく辿り着いてもらう仕組み

・主トピックと副トピックで、分かりやすくまとめられたサイトマップ

・キーワードごとに最適なページを検索エンジンに表示させる仕組み

キーワードマッピングは検索結果順位の確認だけでなく、有益なコンテンツ作りにも便利です。SEOに影響が大きいと言われるコンテンツカレンダーを作ることもできます。

キーワードマッピング＆コンテンツ戦略、準備はいいですか？

まだまだ続きます。

あなたのビジネスに有効なキーワードは？

キーワードプランナーを使って、あなたのサイトに関連付けたいキーワードをリスト化しましょう。キーワードはあなたのビジネスやブランドに直結するものでなければなりません。

それはつまり、誰かがそのキーワードで検索してあなたのサイトを見つけたら、彼らの求める最適な情報がなければならないということです。

例えばランナー用のGPSを販売しているGarminは、ランニングシューズ関連のコンテンツを作れば、もっとトラフィックを得ることはできるでしょう。しかし安直にPVを稼げそうなキーワードを選んでも、先々コンバージョンに繋がる有益なトラフィックにはならないのです。

自社に（トラフィックとコンバージョンの按分が）最も適したキーワードを決めることが、大切なスタートポイントになります。

もし、あなたが既にこれに近しいキーワード戦略を持っているなら、良いスタートを切れます。現在あなたが使っている検索フレーズと検索クエリをGoogleAnalyticsで見てください。

直帰率は高くありませんか？

それは変更できませんか？

関連する検索語で、もっと良いものはありませんか？

キーワード毎に優先順位を付けよう

キーワードを増やしてリストにしたら、今度は優先順位を付けます。

どのキーワードが最も適切か、成功するチャンスを秘めているかを考えるのです。ここからあなたのキーワードマッピングが始まるのですから。

色々な媒体に記録され、ずっと残るキーワード – ここであなたのキャンペーンの成功と失敗が分かれます。

カテゴリ分けしよう

キーワードは、カテゴリーごとに整然と分けられていなければなりません。これらのカテゴリーは、あなたのビジネスに密接な関係があり、あなたのブログのカテゴリーやタグになるものです。

カテゴリーとタグ、特にタグは定期的なメンテナンスを必要とします。常にあなたのコンテンツを正しくカテゴリ分けしているかどうか、確認するためです。

私は最近、12 keyというフロリダの救急医療センターのサイトをマッピングし、これまでの記事を最適なタグに落とし込みました。

例えば、この記事（http://www.12keysrehab.com/blog/census-lost-lifetimes-infographic）では薬物乱用によって失われた寿命を視覚的に表現していますが、「乱用」と「視覚データ」でタグ付けしてあります。

古い記事は特に適切なカテゴリ分けがなされていませんでした。よいカテゴリーとタグがブログに追加されているのにもったいないことです。

ランディングページをセットしよう

キーワードマッピングの成功を握る戦略の一つに、ランディングページがあります。

重要なキーワードやカテゴリーを特定のページに「リンクする」ことによって、あなたのサイトはさらに最適化されます。

ある一つのページに適しているキーワードは一つかも知れませんし、複数あるかも知れません。キーワードごとに、最適なランディングページを用意して下さい。

また、バックエンドで出来る全ての事（タグ、タイトル、イメージタイトルなどの設定）を行って下さい。これらは検索ランキングやユーザーエクスペリエンスを向上させるためのものです。

コンテンツを作ろう

コンテンツを作る前にコンテンツ戦略が行えるのは驚くべきことです。これはキーワードマッピングにおいては特に言えることです。

ランディングページを準備して、キーワードとカテゴリーをセットし終わったら、いよいよコンテンツの作成です。あなたのブランドが作るコンテンツに、いかに自然にそのキーワードを含めるか考えてください。

どんな時も、訪れるユーザーに有益な情報を与えるコンテンツ作りをしてください。検索エンジンは、そのコンテンツが時流に合わないものか分かるほどに進化しています。

ローテーションで各キーワードをチェックするコンテンツカレンダーを作ってください。これによって、どの単語も最適化された状態が保たれ、コンテンツの種類を豊富にすることが出来ます。どんなコンテンツ戦略においても、構成は成功の鍵になります。

キーワードに加えて、エンゲージメントにも注目してください。各ページの滞在時間を伸ばし、直帰率を低下させ、他のページも見たいと思わせることが必要です。CTAや内部リンクなどを使い、制約までの流れを維持し、コンバージョンまで導くのです。

チェックして磨き上げよう

キーワードマッピングに終わりはありません。効果は月単位で確認してください。

思うように効果の出ていないキーワードは取り除き、何か新しいものに変えてください。予想を上回る効果を上げているものは、頻繁に投稿するなど有効に使い続ける方法を模索してください。

キーワードマッピングはどのようなSEO対策にも役立つことができ、コンテンツ製作者にとって最優先のものになるでしょう。サイトの再構築か新規開設かに関わらず、キーワードマッピングは必ず出発点になります。

さらなる研究を行って、あなたのアクションに組み込みましょう。

抄訳：Introduction to Keyword Mapping for Content Managers