酒と泪と女と女

「自分に向き合うことができなければ相手と向き合うことは叶わない」失敗しない結婚相手の探し方とは トイアンナ×川崎貴子対談(第3回)

多くのメディアで連載を持つ人気ライターのトイアンナさんと、女のプロ川崎貴子の初対談。3日間に分けてお送りする対談の最終回は「自分に向き合うことの大切さ」についてです。

川崎貴子
株式会社ジョヤンテ代表取締役。ninoyaブログにて「酒と泪と女と女」を連載。『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)ほか著書多数。

トイアンナ
外資系OL、ライター。外資系企業にてマーケティングを約4年間担当。人気ブログ「外資系OLのぐだぐだ」ほかWebメディアでの連載多数。

(取材・文/朝井麻由美)※第一回はこちら、第ニ回はこちら

 

トイ:今度は私のほうから質問させていただいてもよろしいでしょうか? 『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』の中で、「失敗しない結婚相手の探し方」をご指南されていますが、逆に言えば、失敗してしまう探し方があるということですよね。どんな探し方をすると失敗してしまうのでしょうか?

 

川崎:そもそも私が一度失敗しているということもあるのだけど(笑)。離婚歴があるからね。

 

トイ:そんな!

 

川崎:ただ、最初の結婚ってすごく学びが多かったんですよね。自分が結婚するとこんな風になるんだと思い知らされました。私、結婚したら何とかなるもんだと思ったんです。

 

トイ:「何とかなる」とおっしゃるのは、具体的にはどういう……?

 

川崎:こんなに女性らしくない私でも、結婚すればある程度は妻らしく、そして母らしくなるだろう、仕事の仕方も変わっていくんだろうな、と思っていたんです。何の根拠もなく。だけど、そもそもその「妻らしさ」の定義自体モヤーっとしていたし、育った環境も違う二人が一緒に暮らすと、「それっておかしくない?」と思うことがどうしたって積み重なるんですね。

それで、「どうせ言っても分かってもらえない」ということが続くと、コミュニケーションも徐々に取らなくなるんですよ。仕事で考えたら、パートナーと全く情報共有しないで物事がうまくいくなんてあり得ないじゃない?だから当然のように離婚に至る。

最低限、自分か相手のどちらか片方だけでも、二人の人生というプロジェクトに対するビジョンを持ってコミュニケーションを取っていればよかったんだけど、それが双方になかったんです。互いの会社のビジョンだけあって(笑)

 

トイ:つまり、「失敗しない結婚相手の探し方」というのは自分に向き合え、ということなのですね。

 

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川崎:まさに。自分に向き合って、ようやく相手と向き合えるんですよ。自分に向き合って理想をあげつらねた結果、最初の理想はプリティ・ウーマンのリチャード・ギアみたいな現実味のない人かもしれない。でも、更にリアルに理想を落とし込んで自分のビジョンや現実とすり合わせたら、あらびっくり!リチャード・ギアじゃ困る!リチャードいらない!ということに(笑)

すると、案外こういう人もありなのかも、と今まで見えていなかった男性が見えてくるんです。今まで社内でフツーに見過ごしていた男性は、リチャードじゃないけど、よく考えると自分の人生のプランに合致しているんじゃない?と。今まで赤い鳥だけしか見えていなかったのが、別の色の鳥が見えてくる。

 

トイ:対象者が増えますね。

 

川崎:で、対象の見つけ方が分かったら、今度は、いつまでも片思いしていて、「向こうが全然アクションを取ってくれないんです」という相談が多いのね。でもね、そんなの、確認しなよ!お付き合いの可能性があるのかどうか早く聞きなよ!っていうお話が本当に多い。

断られたとしても、それは別に彼の状態の問題であって、いちいち自分の問題じゃないんですよね。「縁が無かった」「あら、残念。」でいいのです。無駄な時間を取られずに次に進めるし。

 

トイ:私の友人で、すごく素敵な男性を3人キープしていたら、実は全員セフレだったことが発覚、しかも全員の結婚式に呼ばれる、という話がありました。それも彼女が「私って彼女だよね?」と一言聞けばよかった話なんですよね。

 

川崎:そうそう。そういうキープ話も、男性側は後ろめたさは感じながらも、嘘はついていないという認識なんだよね。だって、聞かれていないから。

 

トイ:遠回しに彼女ということにするために、親に合わせたっていいわけですし。

 

川崎:「そろそろ親に会わせたいから来ない?」と言ってみる。それで微妙な反応をされたら、「なんで? 私はそろそろ結婚考えているんだけど、あなたはどう?」って、フラットに聞けばいいだけの話なんです。

ダメなら期間を区切って考えて欲しいと言うも良し、全く見通しが立たなければお別れするも良し。だからこそ、最初の話に戻りますが、トイアンナさんの理詰めプロポーズの話がいい教材になると思うんです。

 

トイ:恐縮です。

 

川崎:自分と向き合うこと、主体的になること、フラットに接すること、これがハンティングの三大原則ですね。

 

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川崎貴子

リントス株式会社代表。経営者歴21年。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女のプロ」の異名を取る。プライベートではベンチャー経営者と結婚するも離婚。8歳年下のダンサーと2008年に再婚。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザーでもある。著書に『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(ベストセラーズ)、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)、二村ヒトシとの共著に『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(講談社)等がある。

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