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三味線ガールは海を渡る

三味線ガールが海を渡って得たもの

Writer: 鬼龍院 花枝
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三味線ガールは海を渡る

20代のほぼすべてを三味線の師匠として過ごした鬼龍院花枝さん。時に海を超えて語りに行く三味線が持つ魅力、その真髄をポップな語り口でお届けします。あなたも趣味としての三味線を始めてみませんか?

「もっと三味線を気軽なものにしたいな…」

「もっと三味線に親しみを持ってもらうにはどうしたらいいかな…」

そんなことを考えながら、ninoyaブログで初めて寄稿させて頂いたことが…ちょうど1年前になります。

こんにちは、花枝です。

今回は、連載させて頂いております「三味線ガールは海を渡る」の、最後の締めの原稿を書かせて頂くことになりました。

私がこの1年間、そして”海を渡った”ことで得られたものをお話しさせてください。

それではまいります。

1年間の間に2回ドイツで演奏を経験した

まず、これが一番大きかったことだと思います。

1年間の間に、ドイツ・ハンブルクで三味線の演奏を2度にわたり経験いたしました。

1回目は2016年の12月。

その様子は少しこちらの記事でも書かせて頂きました。ハンブルク大学内で開催された「Japan X’mas」において、日本の民謡や小唄、現代曲を演奏しました。

2回目は2017年5~6月。

それは在ハンブルク日本総領事館からの依頼があり、ハンブルク市内の立派な日本庭園で演奏させて頂きました。

そして、日独文化交流イベントMaGNOLOGYにて、ゲームミュージックを三味線とピアノの合奏で演奏する試みにも挑戦しました。

ハンブルクのPlanten un Blomenでの三味線演奏。

ハンブルク日独文化交流イベントMaGNOLOGYでの演奏。

どれもとても一年前の自分には想像もできないような活動でした。

個人のブログで三味線について発信するようになった

そして、ninoyaブログの寄稿をきっかけに、個人ブログを運営するようになりました。

今は二つのブログを運営しております。

花枝の三味線ブログ〜小唄の師匠は考えた〜(三味線についてや、日頃の活動について書いています。)

火曜の夜にバスを待つ〜ディズニーワールドで働く〜(アメリカのウォルトディズニーワールドで勤務していた記録を綴ったものです。)

アメリカのディズニーで働いている時や、それ以前からも”インターネット上の誰かの書いた文書”を読むのが好きでした。もちろん読書も好きなのですが、スマホを持ち始めたことをきっかけにブログを読むようになったと思います。

「いつかはブログを始めたい…。」

と思いつつも、個人でブログを作るのはなかなかできませんでした。ブログ作成は、ninoyaブログへの寄稿がかなり背中を押してくれたと思います。

三味線と自分の関係を見つめ直せるようになった

海外の演奏や、普段のブログ活動を通じ、三味線が私の人生の中でより一層”付き合いやすいもの”になっていったような気がします。

それまで私にとって三味線は、少し重荷に感じていた面もありました。

厳しいしきたり、人間関係、それらをうまく処理できない自分自身への嫌気…そういうものにがんじがらめになっていました。

ですが、国際交流やアメリカでのディズニー勤務、そして何より

「どうすればもっと私が三味線を”好きに”、そして”楽しんで”活動できるようになるだろうか?」

ということを、積極的に言葉にしたり考えたりすることで、三味線とのいい関係を作れているのではないかと思います。

ドイツのヘルゴランド島で三味線演奏を楽しできました。

国際交流と伝統芸能の未知の可能性を追求したい

私はこの1年間の間に、これから挑戦したいことが増えてしまいました。

それはもっと様々な国で三味線を演奏していきたいということ。

もっとたくさんの人に三味線の魅力を知ってもらうこと。

(そして、その手段は演奏以外にもたくさんあるということも学べました。)

…そして、私が教える生徒さんをいつか三味線演奏で海外に連れていきたいと思っています。

海外での活動や、ninoyaブログへ寄稿したこと、そして様々な人と出会えたこと…

このninoyaブログへ寄稿した一年間はまことに目まぐるしく、また新しい世界や自分との出会いの年でもありました。

ハンブルク市内にて

また寄稿のご縁もきっとあることでしょう。

ひとまずは「三味線ガールは海を渡る」の連載は、この記事にて一旦〆とさせていただきます。

長い間お読みくださいまして、ありがとうございました。

鬼龍院 花枝

鬼龍院 花枝

三味線指導、演奏家。気づけば20代の9割を三味線の指導と演奏に費やし、「三味線を教えている」と自己紹介すれば二度見されることにも慣れてきました。堅苦しさ皆無で三味線の魅力を知ってもらえればと思い、執筆活動もしています。

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