就業規則、きちんと目を通したことありますか?
あることは知っているものの、読むとびっくり!これまで知らなかったこと、分からずに困っていたことがたくさん書いてあるではないですか!就業規則は、困ったときに私たちを助けてくれる「人事のためのマニュアル」なのです。
就業規則に携わってみて分かったこと
就業規則というと、どうしても難しい法令やルールの話になりがちです。細かい話や具体事例はもっと詳しい専門的なページがたくさんあると思うので、ここでは一例として弊社の就業規則を読み、知らなかったこと・分かったことをピックアップします。もしかしたら、みなさんも知らない自社のルールがあるかもしれません。
1.祝い金制度がある
従業員が結婚したとき、本人または配偶者が結婚した時には役職に応じて祝い金を支給する制度がある、と就業規則に定められています。確かにお祝いしていたような記憶をありますが、まさか就業規則に定められていたとは…とびっくりしました。ちなみに、従業員の子供が小学校へ入学した際もお祝い金がでるようで、これはまだ前例がないので、対象者が出るのが楽しみです!
2.出張時の宿泊料の上限が決まっている
これは出張に行く際に、ホテル代はいくらまで?と質問されたときに調べて分かったことです。そういえば、いくらだろう?と思いながら調べていると役職と出張先ごとに金額が決まっている項目を発見!ささいなことですが、ベンチャーだとルールがなく、社長決裁を取らないといけないものもあるなかで、会社ルールとして決まっていると便利だな、と思った経験です。
3.就業規則の主幹は総務担当
就業規則というと人事もしくは労務担当管轄かと思っていましたが、総務部門か管理すると記載されていました。確かに中小ベンチャーには人事専任や労務だけを担当する社員がいない場合も多いですが、総務は必ずいる、ポジションだからなのでしょう。
その他、女性用の体調不良特別休暇や通勤のための駐輪場代は交通費に含まれない、など読めば読むほど知らないことがあり、最初は読むスピードも遅かった就業規則ですが、途中から熱心に熟読していました。
就業規則のあれこれ
そのほかに、就業規則にまつわる経験といえば、就業規則の変更です。
改正される法令や自社内での変化で就業規則を変更する機会はたびたび出てきます。
就業規則の変更のために労働基準監督署に届け出に行ったときには、労働者の意見書やら変更届出関連の書類をきっちり作成して、監督署に臨みました。
隅から隅まで細かくチェックされると思いきや、書類に不備がないことを確認すると、認定印をさくっと押して頂いたことがあります。提出してから5分もかからなかったような。。これには少し拍子抜け!した経験もあります。
何はともあれ、人事業務と就業規則は切っても切れない縁です。
困ったときには、まず自社の就業規則を見てみると、思わぬところにヒントが隠れているかもしれません。
それではまた次の記事でお会いしましょう!