人事や労務の仕事に興味を持ったけど、どういう人が向いているのだろう?または、転職や異動で全く経験のない人事労務に配属されたけど、気を付けるポイントはなんだろう?といった駆け出し人事のみなさまへ、心構えをお伝えしていきます。
人事労務担当者が持つべき3カ条
人事労務業務で扱う情報といえば、社員の給与情報や発表前の組織図、異動情報など、オフィスの中でもかなりセンシティブな情報が多いです。
また、メンバーの業務や生活に関わる重要な手続きも多く、「できていて当たり前」な仕事でもあります。中でも下記3点は人事労務になりたての人はぜひ心に刻み、また既に携わっている方に振り返りも込めて確認していただきたいと思います。
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トラブルから逃げない姿勢を持つ
…特に中小ベンチャー企業では大小あれど毎日初めての手続きや前例がないことが起こります。
対応しなければ前に進めないこともわかりつつも、人が関わるトラブルは対応する側としては気が重いのも事実です。この時の踏ん張りが人事労務担当として試されるポイントです。
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問題を寝かせない
…問題発生時、仮に解決まで時間がかかったとしても、メンバーは人事労務担当がきちんと動いてくれているのかをしっかりチェックしています。
ここをきちんと対応していくのが社内で頼りにされる担当者になる第一歩です。
・口が堅いこと
…上記に加えて、どんなに業務遂行スキルが高くても、口が軽いと一発アウトです。社内から信頼を失ってしまうと元には戻れない覚悟を持ちましょう。
未経験からどうやってなるか?
とはいえ、なかなか未経験での人事労務担当の募集はないのも事実です。
正攻法で探す以外に、どのような方法があるかを探してみました。
①アシスタント職または派遣社員からスタートして経験を積む
②別職種から人事異動をする
③社内ベンチャー制度を利用して、新規事業立ち上げを行う
④子会社設立時に、プロジェクトメンバーとして参加
わたしは②と④を経て人事業務に携わっていますが、いろいろな道は開けるものです。
ぜひ、この記事がチャンスをつかむヒントとなれば嬉しいです。
自分以外の人のことをどれだけ考えられるか。
最後に、人事労務担当として一番大事なことは、物事を「自分事として考えられるか」尽きます。
自分が採用に関わった人の活躍が喜びになり、社内の異変を誰よりも早くキャッチアップして経営陣への報告、人事の目線といち社員としての目線をもつことは簡単なことではありません。それでも根本にはメンバーみんなの幸せを考えて動いていると、それが自然と人事としての評価になります。
今回は、これから人事労務を目指すひとにも知ってほしいことを書きました。
また次回の記事でお会いしましょう!