いつかフリーランスになりたい、でもやりたいことや独立するタイミングがわからないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
算命学鑑定士として、人が前に進むためのきっかけとなるサポートをしている浅岡麻梨亜さん。
13年半裁判所に勤めて安定した仕事を手放し、どのようにしてフリーランスとして活動することに踏み切ったのかお話をお伺いしました。
ほんとうは、答えはすべて自分の中にある
───麻梨亜さんは13年半裁判所に勤めていたとのことですが、ずっとフリーランスを目指していたのでしょうか?
浅岡麻梨亜(以下、浅岡):漠然とずっと起業したいと思っていましたがやりたいことがわからず、裁判所に勤めながらやりたいことを探していました。
弁護士や作詞家を目指したり、絵画教室に通ったり、そのときどきで興味のあることや、やりたいと思ったことをとにかくやってみたんです。でも、どれもしっくりこなくて極めるところまではいきませんでした。
なに1つ極められない自分を責めていましたが、「算命学」に出会ったことで、わたしは興味のままにあちこち放浪するタイプだったことがわかったんです!
そこで、「このままでよかったんだ!」と自分のことを認めることができ、同時に衝撃を受けました。
算命学というのは、中国発祥の干支暦をもとにして人の運命を占うもの。人の宿命や性質などがわかるとされています。周りの人のことを算命学で見てあげると、自分と同じような「感動」や「衝撃」の反応をしてくれたのが嬉しくて、「これをやっていこう」と思ったんです。
ようやく心から「これをやりたい!極めたい!」と思えるものに出会いました。
───麻梨亜さんは算命学鑑定士として、どのようなお仕事をされているのですか?
浅岡:算命学を使った個人セッションを行っています。おもに仕事、人間関係、パートナーの悩み相談に応えるものが多いですね。算命学ではその人の宿命や性質などなんでも鑑定することができるんですよ。
でも、どれだけわたしが性質を伝えても、ほんとうは答えは自分の中にあるものなんです。
だから、自分自身で答えを導きだせるように、算命学の枠にとらわれずに、わたしが今まで学んできたさまざまなことを駆使しながら、お客さまが楽に生きられるようなサポートをしています。
本当はどうしたい?自分の時間をどこに使いたいのか考えよう
───安定した仕事を辞めてフリーランスになるのに、怖さや不安はなかったのでしょうか?
浅岡:裁判所は副業ができなかったので、やっと見つかったやりたいことを堂々とできないことがストレスになっていました。
本当はやりたいことがあるのに、違う場所にエネルギーを消耗してしまうのがイヤで、そのまま職場に居続けるのは違うと思いました。徐々に「例え、収入がなくなって、破産する可能性があったとしても、算命学鑑定士になりたい!」という思いが強まったんです。
自分の時間をどこに使って、どの時間を切り捨てるかというのを考えると、組織のために働くことが好きな人や得意な人はそれをやればいい、でもわたしにとっては、それは違うと思ったんですよね。
不安はもちろんありましたが「失敗」って、「ただ違った」という経験をするだけで、極端に言ってしまうと死ぬわけではないですよね。だから、やってみようと。やりたいことをやる、それには年齢も関係ありません!
───麻梨亜さんがやりがいを感じる時はどんな時ですか?
浅岡:やりがいを感じるときは2つあります。
1つ目はお客さまが自分の性質を知ったことで、「わたしは今のままでよかったんだ」って、自分自身を認められたときです。
2つ目は、お客さまが自分の心にフタをしていたことに気がついたときですね。例えば、最初は「やりたいことがわからない」と話していたのに、ほんとうはあったということって珍しくありません。
それは全ての解決にはならないけれど、前に進むきっかけにはなるんですよね。そのときにお客さまがすごくスッキリして、良い笑顔で帰っていってくれることが嬉しいです。
やりたいことを見つけるには、自分を満たすこと。心がときめく選択を
───フリーランスになるタイミングがわからないと悩んでいる読者へのアドバイスはありますか?
浅岡:フリーランスになりたい人は、人のためになにかしたいと思っている人が多いと思いますが、まずは「自分を満たすこと」が大切だと思います。
シャンパンタワーの法則というものですね。シャンパンタワーの1番上が自分、その下が家族やパートナー、さらに下がお客さまで、自分が満たされてこぼれた分でしか他の人は満たせないという考え方です。
つまりパートナーやお客さんのことを満たしたい、幸せにしたいと思っても、まずは自分が満たされていないと他の人は満たせないのです。
───なるほど。自分を満たすとは、具体的にどういうことですか?
浅岡:我慢しないってことかな。
我慢なんてせずに好きなものを食べたり、興味があるもの、思いのままにやりたいことをやってみる。日常の些細なことにも妥協せず、自分が納得する選択をしていくんです。
それに、組織や周りにあわせて日々我慢している人は、「~するべき」という義務感が強くなっているので、自分の感覚が鈍くなってる方が多いんですよね。
鈍った感覚を研ぎすますために、「ただ心がときめくもの」を選ぶようにしてほしいんです。毎朝着ていく服を選ぶときも実用性や利便性などを無意識に考えて選びがちですがそういうの、一旦忘れて。
結局自分がなにに対してときめくのかわからないと、なにをしたいのかもわからないんですよね。
感覚が研ぎすまされてくると、自然といきたい方向性やタイミングなどもわかるようになってくるはず。
あとは、「やりたくないとは、やらないこと」も大切です。なにかを得るためには、なにかを手放さないと入ってくる隙間がないから。
インタビューを終えて
こんにちは!今回インタビューを担当したPRライターの本多佑里恵です。
麻梨亜さんのお話をお伺いして、自分のやりたいことにひたむきに向き合い続けるからこそ、心からやりたいことに出会えたり、自分の道を切り拓いていけるのではないかと感じました。PRライターの活動を通してみなさんがやりたいことに一歩踏み出すサポートができるように、わたしも1つ1つの選択を見直してみようと思います。
みなさんも日常に心がときめく選択をしてみて下さい!
(取材・執筆:PRライター本多佑里恵 / 編集:吉川実久)