※本記事は #ninoyaTV – 032「SSL化(HTTPS)対応に必要な3つの手順」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングのご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。
SSL化(HTTPS)対応に必要な3つの手順
NewStandardを購入して、1年ほど使用しています。そろそろサイトのSSL化対応をしようと思うのですが、サーバ会社が無料で提供しているSSLの設定を行うだけでよいのでしょうか?
古越:ご質問ありがとうございます。ところで亀田さん、SSLってご存じですか?
亀田:サイトを安全にする手続きですよね。
古越:サイト全体をHTTPSに変えて、入力する情報を暗号化する手続きをSSL化といいます。個人情報などに対するセキュリティを高めることができますね。大きく3つの手順があるので、順にご紹介したいと思います。
ポイント1 SSL証明書の取得とURLの正規化
古越:まず最初に、質問者さんがおっしゃるとおり、サーバ会社さんの管理画面入っていただいて、SSLの証明書を取得する必要があります。手順自体はサーバ会社によって変わりますが、基本的には管理画面に入っていって、進んでいくと取れるようになっています。
亀田:簡単そうですね。
古越:すごく簡単です。ただこれでサイトがSSL化したように見えますが、もう少しいくつか作業が必要になってきます。
亀田:これだけではダメなんですか?
古越:もともとhttp….jpというアドレスがあったとして、https….jpも使えるようになったと。これはどちらが正しいURLでしょうか。
亀田:httpsのほうですよね。
古越:そうです。それが今作業した亀田さんしかご存じでないので、サイト自体のURLも書き換えていただく必要があります。New Standardをご利用中ということなので、管理画面に入っていただいて、サイトのURLをhttpからhttpsに書き換えてあげる。この作業を「URLの正規化」といいます。
地味なところですが、サイトのトップページに限らず、画像とかhttp…のほうにアップされているので、全てhttp…に書き換える必要があります。
亀田:ページ数が多いサイトだと、大変そうですね。
古越:少ないと、管理画面から1つずつできますが、100ページ単位になってくると一括で書き換え処理をしないと少し大変ですね。
ポイント2 http→httpsのリダイレクト設定
亀田:ところで、この状態で古いほうのURLをクリックするとどうなりますか?
古越:いいご質問ですね。そのままではhttpとhttps、それぞれのサイトに飛んでしまうんです。 httpをクリックしても、httpsのほうに正しく飛ぶようにしてあげる。これを「リダイレクト設定」というのですが、この手続きも必要になります。
これは、FTPとかHTTPの知識がちょっと必要になってくる作業ですね。
亀田:管理画面から簡単にはできないですか?
古越:リダイレクトの処理をしてくれるプラグインもあるのですが、ページ数が多いサイトですと、正しく書き換わるか心配なので、できればここは知識のある方にお願いしたほうがいいかと思います。
亀田:httpとhttpsのサイトが混在するのは、よくないですもんね。
古越:Webサイトに限らず、名刺とかメールの署名も書き換えてあげる必要がありますね。
ポイント3 サーチコンソールからインデックス申請
亀田:ちなみに、紙媒体は直接書き換えるとして、GoogleとかYahooの検索はどうなるんでしょうか。
古越: 鋭いご指摘ですね。先ほどのURLの正規化とリダイレクトの処理を終えたら、それをGoogleにお知らせする必要があります。検索結果の画面に出てくるURLも書き換えてほしいと。Googleにお知らせする方法って、どんな方法がありましたかね。
亀田:以前放送でお話しされていましたよね。えーと、サーチコンソール!
古越:正解です。 サーチコンソールを通じて、Googleにインデックスの新しい申請を行います。これで新しいURLがGoogleに伝わるので、検索結果も書き換わっていくという流れです。
亀田:申請しないとどうなりますか?
古越:ある程度時間が経てば、自動的に書き換わっていくと思います。リダイレクト処理もしていれば特に問題ないのですが、事業用に使っているサイトであれば、速やかに申請するに越したことはないですね。
亀田:なるほど、SSL化と一口に言っても、結構大変な作業ですね。
古越:そうですね。証明書を取ってURLを正規化して、古いサイトに行かないようにリダイレクト処理してあげて、結果をインデックス申請する。このように結構作業があるので、制作会社さんの見積もりを取ると「意外と高いな」という印象になると思うんです。ただ裏側にあるこれだけの作業を、自分たちでやるのか、難しそうだから任せるのかを考えた上で、コスト感はどうか、ご判断をいただけるといいかと思います。
亀田:本日もお送りしてまいりましたninoyaTV、参考になった方はぜひ「いいね」ボタンをクリックしてください。感想はSNSで「#ninoyaTV」までご投稿ください。お待ちしております。
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