フリーランスのWebライターの方から「単価を上げるにはどうしたらいいか」と聞かれることがあります。
仕事への態度やスキルに問題があれば、今の単価でも仕方がないのかもしれませんが、私が出会う多くの方は十分な努力をし、真面目です。スキル的にも、もっと高くて当然と思う方ばかり。
それなのに、現実はなかなか厳しいようです。
そこで私が日頃から感じている、Webライターが単価を上げる方法を3つをご紹介します。
ブログよりもサイトの原稿執筆の方が高単価
ブログ記事の執筆をしている人は、サイトの執筆に挑戦してみてはいかがでしょうか。
企業、媒体により考え方が違うので、一概には言えませんが、私の経験上、Webサイトの新規作成やリニューアル案件の原稿執筆の方が価格は高めなことが多いです。
ただし、求められている役割が違うので、そこは理解して書かないといけません。
私の場合、小さなサイトであれば、文字単価いくらというよりも、サイトの原稿作成一式でいくらといった契約をするケースが多いです。
サイト丸ごとではなく、分担する場合は、1ページいくらという形になります。
相場が高い業界・業種を探す
どの企業もかけられる予算というのは決まっています。
どんなに優秀な相手であっても、予算以上の金額はなかなか出せないもの。
もちろん、その人が書く1本の原稿で、多大なる貢献ができ、予算自体を上げられるなら別ですが……。
おそらくそういう方は、この記事をご覧になっていないと思うので、私から言えるのは「Webでの施策に費用をかけられる企業、業界、業種を探すといい」ということになります。
探す方法は色々ありますが、実際にお付き合いしてみると知れることも多いですね。
例えば、同じ分野の仕事であっても、BtoC企業とのお付き合いばかりであれば、BtoB企業との仕事をしてみるのも一つです。
あとは、ビジネスの仕組み、お金の流れを知ることも大事でしょう。
会社の代表や部門責任者が直接かかわっている業務
フリーランスに限らずですが、当然、孫請けのような形だと、どうしても単価は上がりにくいですね。予算も決まっているので、単価の交渉もかなり厳しくなります。
私の場合は、会社の代表やマーケティング部門の責任者の方など、決裁権限のある方と仕事をすることが多く、こういった企業は単価が高めだと感じます(もちろん企業によります)。
会社の本気度が高いというのもありますし、想いなども丁寧にご説明していただけることが多いので、対等な関係を築きやすく、やりがいにもつながります。
仕事そのものは担当者が中心となって進行する場合でも、品質を重視したい企業は、最初の打合せやその後の打合せに、決裁権限のある方が同席されるケースが多かったです。
ポイント3つの中にスキルの話はしませんでしたが、スキルを上げる努力は当然必要ですね。必ずしもスキルと単価は比例しませんが、やはり勝負をしたいときにスキル不足だと話になりませんから。
また自分を知ってもらう努力も大切です。著名入りの記事を増やしたり、プロフィールや実績を紹介した個人サイトを作ったり、自分から案件を探しに行かなくても「声を掛けてもらえる状況」を作っておくと、いい出会いにつながる可能性が増えます。
スキルを上げる努力を続けつつ、気になったポイントがありましたらお試しください。