※本記事は #ninoyaTV – 041「コーポレートサイトの問い合わせを増やす簡単で効果的な方法」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いいたします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングに関するご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。
コーポレートサイトの問い合わせを増やす簡単で効果的な方法
シンプルにコーポレートサイト経由の問い合わせを増やしたいです! そのために、すぐに取り組めて、かつ効果が得られる施策をぜひ教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
古越:今回はちょっとぜいたくなお問い合わせですね(笑)。なるべくシンプルな方法でいきたいと思います。
ポイント1 問い合わせまでのステップを切り分ける
古越:亀田さん、お問い合わせってどうやったら増えるか、イメージできますか?
亀田:丸投げじゃないですか(笑)。 どうしたらいいんですか?
古越:問題の粒が大きいと、何をやればいいのか迷ってしまいがちです。そういう場合は小さく切り分けていけばいいですね。例えばある人がホームページに来ました。いくつかページを見て興味を持ったので問い合わせをしてみたいというとき、具体的にどういう行動に移るでしょうか。
亀田:大抵ページの下にお問い合わせフォームがありますよね。それをクリックします。
古越:お問い合わせフォームに遷移すると。その後ってどうされますか?
亀田:フォーム項目を入力してボタンを押します。
古越:そうですね。問い合わせを増やす課程において、今の話でいうと3つのステップに切り分けられることが分かります。
1、お客様はサイトに訪れる。
2、問い合わせフォームに移る。
3、お問い合わせをする。
この3つです。
亀田:確かにそうですね。
古越:お問い合わせを増やしたいときに、1~3のどこに問題があるのかを切り分けるのが、まずポイントになってきます。よくある計算式に置き換えると、「PV×CTR×CVR」といった図式です。
ポイント2 CTRを上げる簡単な方法
古越:今回はある程度PVがあることを前提に、CTRとCVRをどう増やしていくかを考えていきたいと思います。
亀田:CTRって確かクリック率ですよね。
古越:そうです。あるページに訪れたユーザーが、バナーやボタンをクリックして問い合わせフォームに移る割合。ここが上げていきたいところですよね。
亀田:はい、上げたいです。
古越:ここでひとつ簡単な方法としては、「動線を動詞に置き換える」というのがあります。
亀田:動詞ですか?
古越:はい。例えば「お問い合わせはこちら」とボタンに書いてあるのと、「○○についてお気軽にお問合せください」と書いているのとでは、後者のほうが反応が高いことがしばしばあるんです。
亀田:確かに動詞のほうが、「問い合わせていいんだな」という印象になりますね。
古越:Webページを訪れたユーザーさんは、あまり余計なことを考えたくないですし、そもそも問い合わせをするという行為は、すごく面倒ですよね。
だからそこに立っている人の背中を押してあげなきゃいけない。そこで必要になってくるのが「ここにあるよ」ではなく「ここを押してください」という、動詞を使った表記なんです。
亀田:なるほど。
古越:あとは、ボタンを押すことで得られる体験を、明記してあげるのもポイントです。
亀田:資料請求なら、小冊子とか画像がありますよね!
古越:そうです。例えば「小冊子はこちら」とした場合、ボタンだけを置くのではなくて、ボタンの上のほうに小冊子の画像を置いてあげることで、「このボタンを押すとこの本が手に入るんだな」という体験を想起させるという工夫ですね。
ポイント3 CVRを上げる簡単な方法
古越:あとはCVRを上げる方法を考えるべきなのですが。
亀田:問い合わせフォームから実際にお問い合わせをもらう割合ですね。
古越:そうです。ここでポイントになるのが、「遷移元のボタンの文言と、飛び先のフォームの表題を合わせる」ということです。
亀田:合わせるというと?
古越:「資料請求はこちら」というボタンを押したとき、「お問い合わせフォーム」と書いてあったらどういう印象を持ちますか?
亀田:「資料はどこ?」ってなります。
古越:そうですよね。資料で興味を持たせているのですから、そこの表題も「資料請求申込フォーム」と出ていないと、どうしてもお客さんの離脱が起きてしまいます。
あと大事になってくるのが、項目の数と設定です。具体的に言うと「資料請求はこちら」というので飛んだときに、入力項目が10個もあったらどういう印象を持ちますか?
亀田:「情報を取られているな」という印象があります。
古越:仮にそこが目的だったとしても、申し込みをもらって後から聞くというのは可能ですよね。最初からハードルを上げてしまうと、そもそも申し込みが入らなくなってしまうので、運営がしんどくなってしまう。
亀田:あと、単純に面倒だなと。
古越:そうなんです。そこは、必須と任意で項目を分けたらという考えもあるんですけど、あまり意味がなくて。ぱっと見、面倒かどうかで、申し込みを通過してくれる率って変わってくるんですよ。
亀田:印象ってすごく大事なんですね。
古越:サイトを作る側は各ページに思い入れがあるので、「読んでくれるだろう」「入れてくれるだろう」と思いがちですが、訪れたお客さんはそこまでまだ興味を持っていないので、すーっと気づいたらフォームに来ていて、気づいたら申し込みが終わっていたという形にしてあげるのが、一番重要ですね。
亀田:ありがとうございます。今回も勉強になりました。本日もお送りしてまいりましたninoyaTV、参考になった方はぜひ「いいね」ボタンを押してください。
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