憧れのフリーランス女性に聞く!ときめくキャリアの創り方

フリーランスとして10年間チャンスをつかみつづける女性のステップアップの秘訣は、成し遂げたい想い×自分の強みを生かすこと〜STYLEC 代表 八木理恵さん〜

“フリーランス”という働き方に憧れる一方、具体的に何から始めたらいいかわからない。自分の「好き」が「仕事」として成り立つのか自信がない。などフリーランスになるにあたり気になるところは多いと思います。

今回お話をうかがったのは、20代でCAとして働き、30代でフリーランスへ転身を遂げた「国際イメージコンサルタント」の八木理恵さん。

CA在職中からいろいろな習い事に挑戦しながら、少しずつ自分の在りたい姿を具現化し「10年めで迷いがなくなった」「失敗しても道はいくらでもある」とおっしゃる八木さんの仕事術とは?PRライターのナカツカエリコが取材してきました!

 

「これだ!」と思えるものに出会うには、自分の気持ちを強く持とう

───CAからフリーランスになるきっかけはなんだったんですか?

八木理恵(以下、八木):いちばん大きなきっかけは、ある講演会で「国際イメージコンサルタント」という仕事を知ったことです。将来のことを考えて入社1年めからいろんな習い事をしたり講演に行ったりしていましたが、やっと「これだ!」と思えるものに出会えた気がしました。

 

実はCAになりたてのとき、欧米のビジネスマンはスーツをカッチリ着こなし仕事のことをイキイキ話していてかっこいい印象なのに対し、日本のビジネスマンは疲れてどんより座席に座っている、というギャップに衝撃を受けたことがありました。

それが原体験としてずっと心にひっかかっていて、「継続的に人と関わる仕事がしたい!」「関わった人の未来が見たい」という想いと共に、国際イメージコンサルタントの仕事なら、あのときのような疲れた男性の印象をよりよくするサポートができるんじゃないかという想いがわいて、1歩踏み出すことを決めました

 

 

───実際にフリーランスになってみて、いかがですか?

八木:お金に変えられない価値がある仕事ができているなと感じています。

はじめはCA養成講座や就職を目指す大学生のキャリア支援を行っていました。指導していくなかで、生徒の思考や行動がどんどん前向きになり、「先生みたいになりたい!」と言ってもらえるまでに成長した姿を目の当たりにしたときは、本当にうれしかったですね。

 

3年めくらいからは、もう少し成長することを視野に入れて企業研修にもチャレンジしてきました。

そのなかでも、自分の想いは変わらず「自分に関わった人が、少しでも、よりよくなる」よう心がけて仕事をしていきました。すると「次回もお願いします」と言われることが増えたんです。

 

それを積み重ねることで仕事の量も質もステップアップすることができました。自分の想いをしっかり持って進んでいけば、夢は実現できると思いますよ。

ふりかえると全然うまく進んだ感じではなかったですけど、「継続的に人と関わりたい」と強く思っていて、今はそれができるようになっていますね。

 

“なりたい未来”は心地よいと思える選択をすることでつかめる

───いざフリーランスになるときに不安や迷いはなかったですか。

八木:すごく迷いました。自分は本当に国際イメージコンサルタントになりたいと思っているのか、CAをやめて後悔しないか、何もすることがなくなったらどうしようとか……。結局やめると決めるまでに2年ほどかかりました

 

国際イメージコンサルタントとして活動するにあたっては、持っているとメリットがある任意の試験があり、それを受けるにはアメリカに行かなければならなかったんです。

当時は有給が取りづらい環境だったので、タイミングを逃して1年後の試験を受けるとなったら、後悔するなと思ったんです。だから、自分が“本当にしたいこと”に向けて進む決断をしました。

 

CAの仕事も楽しく充実した日々でしたが、さらに興味のある道に進むことで理想としていた働き方ができるようになったので、フリーランスになって本当によかったと思います!

 

 

───フリーランスで仕事を継続するために大切なことはなんでしょうか。

八木:自分にできることや頼まれたことは積極的に引き受けるようにしていました。

最初は、お給料がCA時代の半分以下になった月もありましたが、試行錯誤しながら1つひとつ丁寧に取り組むことで自分の仕事の足元を固めることができました。それに、リピートの仕事も増えましたね。

 

あとは、フリーランスはすべてが自由なので、どういう環境に身をおくかも大事にしています。

普段から人のよいところにフォーカスし、自分自身もよい心がけ・よい言葉・よい空間を意識して選ぶようにしています。気がつくとまわりに嫌な人がいなくなって、ステキな人や尊敬できる人に囲まれるようになりました。

なにごとも丁寧に取り組み、そして自分が心地よいと思える選択をすることでフリーランスとしての仕事の仕方も変わってくると思います。

 

想いをしっかり持ち、自分の強みを生かして挑戦しつづければ道はひらける

───これからの目標や、今後挑戦してみたいことを教えてください。

八木:直近では、国際イメージコンサルタントという強みを生かして今冬にメンズスキンケアブランドのローンチを予定しています。男性に、商品を通してより自信を持ってもらえるよう、印象管理の専門家としてアドバイスをしていきたいです。

 

フリーランスになって10年間「自分にしかできないことは何だろう?」とトライアンドエラーをつづけてきました。ベンチャーの立ち上げや、人材紹介業への挑戦では結果を出せずに落ち込んだこともあります。ただ、迷いながら解決したい課題に向き合ってきた経験は今の私の糧になっていると思います。

 

今では迷いもなくなり、「男性が自信を持ってイキイキと活躍する社会をつくりたい」と思った原点に立ちかえり、“自分じゃなくてもできる仕事”ではなく“自分の強みを生かした仕事”を極めていきたいと思っています。

 

 

───最後に、フリーランスを目指している方へのアドバイスをお願いします。

八木:私自身は「こういう風に広がっていくといいな」という感じでフリーランスをスタートしました。うまくいかないときは自分にとって“心地よいこと”を選択すると苦にならないです。

 

私も、これまでたくさん失敗しています。でも、途中でルートが変わっても、自分のなりたい姿さえブレなければ目標に到達する道は、いっぱいあります。そう考えられるようになると、より仕事を楽しめるようにもなりますよ。

 

今後、みなさんも自分が描いたビジョンどおりにならなくて落ち込むことがあるかもしれません。でも、それもあとからふりかえると「あの経験があってよかった」と思う日が来ます

うまくいかなくて落ち込んだときや、進む道に迷ったときには自分が成し遂げたい想いを描いたり、ふりかえってみたりすると、その険しい道も目指すところにいくまでの通過点だと思えるようになります。

 

インタビューを終えて

こんにちは!インタビューを担当したPRライターのナカツカエリコです。

原体験への熱い情熱と、自分の強みを軸にイキイキと仕事を楽しんでいらっしゃる八木さんの姿から、フリーランスを志す際には「どんな働き方をしたいか」「どんなことを成し遂げたいか」といった想いを具体化し、自分の情熱を沸きたてていくことが重要だと学ばせていただきました。

 

私自身も“想い”を書き出し“小さな興味”が“大きな強み”になるまで鍛えるところから実践してみようと思います!みなさんも今後どんな自分になりたいか、どんなことを成し遂げてみたいのか、理想を大きく描く1歩から踏み出してみましょう!

 

(取材・執筆:PRライター ナカツカエリコ / 編集:PRライター 大谷佳菜子・PRライター 井澤久美子)

 

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「PRを活かしたキャリアアップ」や「PRを活かした働き方」を目指すPR人材が所属し、プロジェクトごとのチーム体制でお客さまのPRをサポートするPRプランナー・PRライターのプロダクションです。

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