ninoyaブログのトリを飾らせていただきます。
ビジネスはもちろん、SEO界隈では今年も色々なことがありましたね。だからこそ自社に今年起こったことを振り返りながら、2015年にwebマーケティングのスタートダッシュを決める最善の施策を考えたいものです。
そんな次のSEO戦略を考える上で大変参考になる海外ブログを見つけましたので、意訳でご紹介させていただきます。
2015年のSEOを計画するにあたり、以下の7つを念頭に置いて気持ちよく新年を迎えましょう。
1.ステークホルダーと相談する
あなたが最初に話すべき相手は出資者です。
彼らは2015年をどうしたいのか?彼らが2014年において嬉しくなかったことは? あなたの立場によっては、この相手というのはクライアントや上司や、プロジェクトマーケ担当者になるかも知れません。
なるべく多くの人と話しましょう。そうすれば、来年のビジネスの方向性について明確なアイデアが得られます。
これだけは確認しておきましょう。
・新しく導入された製品や生産ラインはないか
・自身の業界でどんなトレンドが起こっているか
・それぞれの四半期で一番よく売れた商材は
・競合はどんなwebマーケティングをしているか
・自社のコンテンツで最適化されていないものはないか
2.2014年のデータを分析する
年末の嬉しさの一つが、今年分のたくさんのデータを使えることです。
「まだ話すには早い」とか「正確な仮説を立てるのにもっとデータが欲しい」と何度言いかけたことか…そう言わなくて済む年末は一度しかないのです。一番ハイレベルなところからブレイクダウンしていきましょう。
何が有効で何がそうでなかったか、どんなものがどうして変わったのか?という仮説。そして最も大切なのが、それに対してどうするつもりなのか?これらを明確にしましょう。
これだけは確認して、比較しておきましょう。
・オーガニック検索からPC用サイトへの訪問者数、登録、レベニューのデータを全チャネルと比較すること
・更新されたサイトやアルゴリズムのアノテーションを使って、訪問者数とリベニューを同じチャートで比較すること
・サイトカテゴリから来たオーガニックな登録、訪問(例えばサービスや商品カテゴリなど)
・サイトのカテゴリごとに、オーガニック検索から来たものと他のチャネルから来たものを比較すること
・キーワードでの検索順位と年間を通しての変化。オーガニック検索からの登録と紐づけましょう
・オーガニック検索からの訪問、登録、レベニューをトラフィックタイプで分けて、他の全チャネルと比較すること
異常値を見逃さないでください
その増減は何が原因でしょうか、どこを改良しなければならないでしょうか?たとえば検索上位5番目から10番目の間を行ったり来たりしている高トラフィックのキーワードはどうですか。仮設と検証を繰り返しましょう。
3.タイミングを計る
SEOでもっとも大変なのは、SEOのタイミングと、それをステークホルダーにいつ説明するかです。
業界をよく知らない人達はSEOをよくある広告のようなものだと思っています。第一四半期は腹を割って話す一番いい時であり、顧客に覚えて貰うため宣伝を始める時なのです。もちろん、SEOがいつでも上手くいくとは思っていません。何事も強化するには時間がいるもの。
不幸にも、そして腹立たしくも、どれだけの期間が必要かという明確な数字はありませんが、多めに見積って3~4か月でしょう。それはつまり、第一四半期の目標を立てるには既に遅し、ということです。第一四半期の後期か第二四半期の前期の目標を立てると良いでしょう。
4.計画を立てる
タイミングと同じで、計画立案もまたSEO担当者を悩ませるものです。
広告とは違って、投資に対してどれだけのトラフィックやリベニューが期待できるか、予測するための正解というものはありません。クリック率は研究すれば役立つし、経験を活かしてトラフィックを見積もることもできるでしょう。しかしこれらの方法は両方とも多くの予測に基づくものです。
プランをステークホルダーに話すとき、これらすべてを頭に入れておいてください。そして期待通りに進むようにしてください。そうすれば、今年起きたような「サプライズ」なくなります。
5.モバイルを視野に入れる
毎年、誰かが「モバイルの時代だ」と言いますが、もちろん2015年も同じでしょう。
「コンテンツが王様だ」と同じぐらい聞き飽きたと思いますが、未だに真実と言えます。それはきっとまだまだ注目されていないからでしょう。モバイルSEOは大きなテーマで、今や6割の時間をオンラインで過ごす私たちと密接に関連しています。
今年、グーグルはモバイル用のユーザーエージェントを発表し、モバイルに優しいラベルを発行しました。
これによって、あなたのモバイルサイトの構築方法に変化を起こしました。とてもよいものが導入されましたが、あなたがレスポンシブルデザイン(スマホで見たらスマホ用に変わるデザイン)を使っていないなら、ハードルは高いと思います。
・Googlebot(グーグルのページ巡回プログラム)をモバイルサイトに来るのを阻まない
・PC用のURLにrel=alternateを加え、それに対応するモバイルURLを示す
・モバイル用のURLにrel=canonicalを加え、それに対応するPC用のURLを示す
・モバイル用のXMLサイトマップを作り、モバイルとPC両方のrobots.txtに書いておく
・デスクトップURLのあとにモバイルURLをミラーリングしておく
6.リダイレクトをトリプルチェックする
よくURLの変わるサイトの運営をしているなら、リダイレクトファイルの見直しで新年を始めるのも悪くないと思います。
リダイレクトは何か変更しましたか?404になったことは?もしあるなら、新しい行き先は?願わくば、サイトが更新された時にアップデートされていればいいのですが、見過ごされることもしばしばです。
404が多すぎるとグーグルにとって悪いサインとなります。もしかしたら突然キーになるトラフィックを分けるページが404になるかも知れません。
7.給与を上げて貰う
真面目に言います。
今日の内容次第で、トラフィックを現行の6割超押し上げることができます。あるSEOのプロのように、あなたもその能力を持った凄い人なのです。
私達は「本当のマーケティング戦略」のための長い道のりを歩いてきて、常により良くしていこうとしています。多くの経営者がSEOとは何かを知っていて、その価値を目にしているのです。
もしあなたがサイトのトラフィックの責任者なら、あなたが存在する価値が報酬に見合っているか確認してください。
2015年のSEOを計画するにあたって、今他に何ができるでしょう?
全てはあなた自身が決めることです。
抄訳:2015 Planning: What Does Your SEO Strategy Look Like Next Year?