メルマガでもお話しましたが、ninoyaブログで連載をはじめた上村さんの「PRライターという仕事」が、早くも「PR ライター」というgoogle検索で4位に表示されています。今後ninoyaブログで記事を書かれる方にとっても、一つの良い事例になると思います。
こう書くとブログを書けば当たり前のように上位表示されて集客に繋がるように見えますが、もちろんそんなことはありません。ブログ自体は数ある集客手法の一つで、そもそもブログを書くという手法自体が向かないケースも多々あります。今日はその辺りについてお話します。
web集客の手法は3つしかない
これは折に触れお話していることですが、web集客の手法は大別すれば3つしかありません。広告か、SNSか、検索エンジン(SEO)かです。詳しくは以下の記事をご参照ください。
ブログを書くという集客方法は、主に検索エンジンを使うユーザーにターゲットを向けた手法になります。
①自社の商材はそもそもどんな人がお金を払って求めるものなのか?
②その人たちは、検索エンジンでどんなキーワードでそれを探すのか?
③そのキーワードで調べたときに、知りたいと欲しているものは何なのか?
このように因数分解して記事を書いていくことで、自社のコンテンツ、ひいては自社の商材を見込み客に認知してもらう手法がブログを使った集客です。
ちなみに「○○で働く△△のブログ」といった表題のブログをよく見かけますが、その形式だと自分の認知を向上させるためのブログになります。また「今日○○を食べた」「昨日○○に行った、△△さんと会った」といった記事が多いブログは日記といえます。いずれも集客を志向するブログとは異なります。
なぜ、企業のオウンドメディアが流行っているのか?
いま多くの企業がオウンドメディアと呼ばれる、自社HPをメディア化させるweb集客の手法を行っています。これも先に挙げたブログ集客と考え方は同じです。ただ、内容をよりキャッチーにすることで、検索エンジン以上にSNS経由での認知を拡大させることに重きを置いています。
一般的に「キーワード」をベースに考えて集客するSEOと、SNSで「シェアされる話題」をもとに集客する手法は対極にあります。これらを企業のポリシーに合わせてミックスしながら集客できる土壌を作るのがオウンドメディアになります。
このninoyaブログはオウンドメディアと呼ばれることもありますが、個人的にはあくまでブログです。そして短期的な認知向上ではなく、長期的に検索エンジン経由で見つけてもらうための記事作りを心がけています。また、通り過ごしにさらっと見る記事ではなく、本当にweb集客に悩んでいて、実際にセミナーや無料相談に足を運ばれる方に向けて書いています。結果、月1〜2回行っているweb集客セミナーは毎回満席です。
ブログを集客に使うデメリット
ブログで集客しようと考える場合、ベースにあるのは「多額の広告費を掛け捨てで払いたくない」という意識だと思います。もちろんブログで集客が成立すればその通りなのですが、あくまで”成立すれば”の話になります。具体的には次の条件を満たす必要があります。
ブログを定期的に更新し続ける
ブログでの集客は地引き網漁に似ています。丁寧に縫った網目で、よりリーチを広く取ることで集客が成立します。気分で書きたいことを雑に書いたり、思いついた日にだけ更新するといった作業では集客できません。
見込み客が検索で求めている情報を発信する
更に重要なのが、このポイントです。見込み客が検索する情報には大きくわけて「顕在ワード」と「潜在ワード」があります。顧客が既に気付いている悩みが顕在ワード。まだ、顧客自身も気づいていない悩みが潜在ワードです。これらのキーワードを踏まえて書くことで、はじめて検索エンジンに評価される記事になります。
※顕在ワードと潜在ワードについては後日お伝えします。セミナーでは毎回必ずお伝えしているので、ご興味がある方はご参加ください。
まとめると「定期的な更新」と「集客に繋がるキーワード探し」、この2点がピンとこない場合はブログでの集客、ひいては検索エンジンを通じての集客は難しいといえるでしょう。その場合は広告を出稿するか、自分たち自身あるいは商材をキャッチーなコンテンツに仕立てて、SNSを通じて集客するかを選ぶ必要があります。