コンテンツを通じて集客したいという要望から、WordPressを使ったHP制作の依頼が多い今日この頃。
集客をメインとしている弊社にも問合せが多いので、制作会社であればこの傾向はなお一層ではないでしょうか。中には市販されているテーマと呼ばれるテンプレートを使って、自身で制作したい方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は巷で人気かつ国内で販売されているテーマに絞って、その価格と特徴をご紹介します。順不同です。
Simplicity(無料)
Simplicity | 内部SEO施策済みのシンプルな無料WordPressテーマ
わいひら(@MrYhira)さんが制作されたシンプルなWordPressテーマです。PC・タブレット・スマホに対応したレスポンシブデザインかつ、軽量であることから読み込み速度が早く、ブログを中心としたサイト制作に向くテーマです。SNSのシェアボタンもシンプルなデザインが用意されておりユーザーフレンドリーです。
Stinger(無料)
ENJI(@ENJILOG)さんが制作された、国内でも多くのユーザーを持つテーマです。見出しデザイン、TOPに戻るボタン、関連記事表示など、現在のブログにおけるスタンダードな要素がほぼ網羅されています。googleのAdSense広告やアフィリエイト広告を貼るボックスも予め用意されており、情報発信と収益性の両立にも優れています。
Shotoku(無料)
かちびと.netの運営者でも知られる制作者のテンプレートです。ギャラリー形式と呼ばれるタイプのテンプレートで、トップページにタイル状に画像が並びます。カメラマンや雑貨屋さんなどビジュアルを全面に出したい方に向いています。こちらもレスポンシブなデザインです。
BizVector(無料)
【無料】BizVektor [ ビズベクトル ] 企業サイト向けスマホ対応レスポンシブWordPressテーマ(テンプレート)
WordPressテーマ販売サイトとして著名なBizVectorさんの、基本となるテーマです。デザインに若干の古さは感じられますが、ある程度自分たちで素材を用意して差し替えれば充分に自社のサイトとしても使えるでしょう。スキンと呼ばれるデザイン変更オプションや、機能追加オプションを追加することで、よりイメージに沿ったサイトに仕立てることができます。
Xeory Extension(無料)
バズ部さんが提供するコーポレートサイト兼コンテンツ掲載型のテーマです。最近流行の形ですね。レスポンシブやSEO対応とともに、特徴的なのはブログ記事下のCTA(コール・トゥ・アクション)と呼ばれる箇所の設置です。記事を読んだ読者を的確に商材へと誘導することができます。
pantomime(7,999円・税込み)
ここからは有料テーマのご紹介です。シンプルでカスタマイズ性の高いテーマを販売しているminimumWPさんのpantomimeは、マガジンタイプと呼ばれる形のテーマです。ウィジェットと呼ばれるパーツを自由に配置できるので、HTMLが分からなくてもある程度自由にデザインを変えることもできます。シンプルな分、良質な写真素材が重要ですね。
Opinion(11,980円・税込み)
WordPressテーマ「Opinion (tcd018)」 | WordPressテーマTCDシリーズ18作目「Opinion」
多くのWordPressテーマを販売しているTCDさんのメディア向けテーマです。いわゆるコンテンツマーケティングに取り組みたい企業・個人におすすめです。キーカラーと呼ばれるカテゴリ別の色設定や、記事の著者表示、ニュースリリースの表示や、OGPと呼ばれるSNS投稿時の画像表示設定など細かな機能にも対応しています。
賢威(24,800円・税込み)
SEOテンプレート「賢威6.2」公式サイト。信頼と実績のSEO
WordPressテーマの中でも高額な賢威は、SEOをウリにしているテーマです。SEOやアフィリエイトを学んでいる人にとっては著名な松尾茂起氏(@seokyoto)率いるウェブライダーの、フォーラムサポートを得られる点が最大のメリットです。長年単一テーマを販売し、そこで溜まった知見を共有できるサービスは他に類を見ません。
Grazioso(19,800円・税込み)
Grazioso:レスポンシブ対応ワードプレステーマ | 1カラム&フラットデザインの機能美!
1カラムと呼ばれるサイドバーを設けない表示が、フラットデザインと相まって今風な印象を受けるテーマです。先ほどご紹介した賢威とは逆にデザイン方面に力を入れたテーマですね。ページビルド機能が付いておりカスタマイズ性も高いですが、その分思ったデザインに仕上げるセンスと時間も必要になります。ここはトレードオフですね。
おわりに
国内の無料テンプレートを5つ、有料テンプレートを4つご紹介しました。WordPressのテーマを購入されるのは個人事業主の方や、起業されてまもない方が多いと思います。購入に当たっては以下を注意するようにしてください。
1.カスタマイズしないとデモサイトのようにはならない
デモサイトにはしばしばお洒落な写真が各所に使われています。しかし、テーマを買ってもそれらは一切付いてきません。特にデザインを重視されている方は、素材(写真・イラスト)は自身で用意する必要があることに注意してください。
2.快適な運用は自主的な学習とセット
多くのテーマで売り文句として簡便性がうたわれていますが、トップページや下層ページを少しいじろうとすると途端にHTMLやCSSの知識が必要になります。また、WordPress本体を更新した際に思いがけずデザインが崩れることもあります。自身で修正する場合は書籍やgoogleでの逆引きが欠かせません。そうした可能性があることを念頭に置きましょう。
3.ドメインとサーバー契約が必要
WordPressはテーマを買うだけでは何もできません。自身でドメインを取得し、サーバーを借り、そこにWordPress本体をインストールして、最後にテーマをアップロードするという作業が必要です。決して難しいものではありませんが「何を言ってるのか全くわからない」と思われる場合は、制作会社に相談されることをお勧めします。手順については以前の記事で書きました。
最後に「初心者にもっともおすすめのテンプレートは?」と聞かれたら、自信をもって弊社が開発したWordPressテーマNew Standardをご紹介させていただきます。
New Standard(16,200円・税込み)
New Standard│WordPressテーマのニュースタンダード
IT初心者に向けて、HTMLやCSSを編集せずに美しくモダンなレスポンシブデザインでサイトを制作できるテーマです。さらに物販・予約・問合せフォームの機能が搭載されており、すぐれた集客設計とあいまってすぐに売上を上げることが可能です。起業前後〜小規模事業者さまにとって最適な機能が揃っています。
ぜひ、あなたのビジネスに合ったWordPressテーマをお選びください。