先日(2015年11月25日)、PRライター需要の高まりセミナーを開催したのですが、まさかの満席どころか定員オーバー。
温かいご参加者さまばかりで満足度も高く、PRライターを応援したい、依頼したい、PRライターになりたいという声をたくさんいただきました。
これからに活きるアドバイスをくださった方々もいらっしゃいまして、心から感謝です。
広告費ゼロでセミナーの定員がオーバー
当セミナー、広告費ゼロだったにも関わらず定員オーバーでした。
大企業の広報・マーケティング担当者さんから、個人事業主の方まで、多種多様な方々にお越しいただき、とってもありがたかったです。
貴重なお時間にお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました!
今回のセミナー集客は、ニュースリリースが中心。さすがに「ニュースリリースの書き方」を連載の中でも語っているわたしですので、成功させるしかありませんでした。
そこで、古越社長とともに1時間ほどブレストして枠組みをつくり、3時間くらいかけてニュースリリースを書き上げました。
ニュースリリースって、切り口や書き方1つで効果がまったくちがうんです。
何をどう書いたら30名が即座に集まるのか、というのは改めて次回以上にご紹介しますね(そういうのが知りたいんだよ!って幻聴が聞こえる……w)
PRライターはコミュニケーションをデザインする
今回のセミナーを開催するにあたって、いま一度「PRライターってなに?」っていうのをしっかり掘り下げて考えてみました。
ツールやメディアを越えて、ライティングを通してコミュニケーションをデザインする仕事。それが、PRライターです。
Webライターとの違いに関しては、前回の記事でもお話ししましたが、ざっくり言うとこんな感じ。
PRライターが求められる背景
で、「結局、なんでPRライターが求められているんだっけ?」というのも改めて考えてみました。
これはですね、なんとご縁で、株式会社オーリーズ代表取締役の鈴木多聞さん&株式会社アラウンド取締役の片山優希さんに無料コンサルしてもらっちゃいました。
別件でおふたりに取材していて、「こんどPRライターセミナーやるんですよ」という話をしたところ「話聞くよ」とのこと。ありがとうございました!
・株式会社オーリーズ(運用型広告コンサル)
・株式会社アラウンド(Web、動画、パッケージデザイン制作)
そして、こんな背景が浮かび上がってきたのです。
1. 企業広報に課題がある
企業広報の課題で、PRライターが求められる背景につながるものとして「広報の人員が少ない」「広報で対応する領域が広すぎる」「ソーシャルメディア対応」などがあります。
これは、広報経済センターが出しているデータです。
広報がもっともチカラを入れている業務は、いまでも変わらずマスメディア対応です。
すでにマスメディア対応だけでも精一杯なのに、情報発信やコミュニケーションをおこなうプラットフォームが増えて、広報担当者さんはてんやわんやなわけです。
とくに、ソーシャルメディアやコンテンツマーケティングもおこなう、そしてニュースリリースも配信するとなれば文字を書く量が半端じゃない。
そこで、PR視点でライティングできる人が求められはじめました。
2. ライター業界に課題がある
ライター業界にも課題があります。
とくにコンテンツマーケティングが一般化してから、キーワードさえあれば素人でも書けるように。そのため、Webライターの単価が下がり、質も低下していきました。
Googleも「なんか質の悪いページ増えてない?」ってことで、アルゴリズムをじゃんじゃん変更してきます。
そこで、誰でも書けるコンテンツじゃなく、Googleの言うよいコンテンツを作れる人が求められるように。
Googleの言うよいコンテンツって、かなりPR視点なんです。Webの知識も、PR視点もないと作れない。けっこうハードルが高いんです。
3. PR業界に課題がある
PR業界の課題には、あまり深く触れたくないのですが……。
ノンクレやステマという言葉とともに「PR業界どうなってんだ!?」というニュースはたびたび話題になりますよね。
そういったことをせずに、コミュニケーションデザインをおこなうのがPRライターです。
PRライターを増やしたい
こんなことをお話して、課題解決法なんかもお伝えしました(ここも長くなるので今後の連載にて)
で、わたし、このような企業の課題を解決するPRライターを増やしたいんです。
それによって、必要としている企業さんがハッピーになり、ライターさんもハッピーになり、消費者もきちんとよいものを選べてハッピーになる。
みんなが今よりもうひと回りハッピーになったら嬉しいじゃないですか。
そんなところで、2016年からは、各業界のプロのみなさまとコラボしながらこのセミナーを開催しようかななんて思っています。
さらに、半年間みっちりPRライティングを学んでいただく講座も準備中。
いつも何かとチカラを貸してくださる皆さま、これからPRライターを応援してくださる皆さま、これからもよろしくお願いします。