「わたしたちの日常を描いてほしいな。」
同居人である彼女に、draw the Memoryでわたしに何を描いてほしいと聞くと、こんな答えが返ってきました。それってどんな光景?と尋ねると……
「うーん、お茶をしているところかな。」
合い言葉は、お茶しよう。
家で絵を描く仕事をしているわたしたちは、紅茶や珈琲、煎茶にほうじ茶と、一日に何回もお茶を淹れ合います。
向かい合わせの仕事机で作業の合間にいただいたり、その手前にある食卓机で、おしゃべりに花を咲かせながらいつまでもお茶の時間を楽しんだり。
今日は何があったのか。
どう感じたのか。
悲しかったこと、大変だったこと。
嬉しいこと、楽しいこと。
すべては毎日のティータイムの中にあります。
この一枚は、食卓机のすぐ横の壁に掛けようと決めました。お茶をしながら見えるように。
「絵の中のわたしたち、とっても楽しそうね。」
わたしの瞳に映る彼女とわたしのティータイム。