前々回に「男は年収の婚活市場に物申したい」と書きまして、
続編といたしまして「婚活女性の皆様へ 狙うはアラフォーバツイチ子あり男性」とお奨めいたしまして、
お奨めしておいて何ですが注意点がありますよー、
と、いうのが今回のブログになります。
3週に渡って何をやっているのかと自分にあきれ気味ですが、そこは流れ。
ほとばしる「中年の主張」は急には止まれません。
過去ブログを読むのは鬱陶しいかと存じますが、初めての方は是非に。
さて、
前回散々、「お相手の年収は譲れない!」という血気盛んな婚活女性達に対して、「アラフォー・バツイチ・子あり男性」を半ば押し売り状態でお奨め致しました。
諸条件をクリアしていて、再婚や「お相手を幸せにしよう。今度こそ。」というモチベーションの高い人が多いからです。
但し、彼ら(っていうか私もですが)は、云わば中古車。
結婚スタートから子供の誕生や成長、結婚生活終結に至るまでのイベントは全て経験済みですので、
「二人で初めての○○ *ハートマーク」
などという、初々しくもキラキラした走行は出来かねます。
二人でドキドキして結婚届を出しにいく、とか。
両親に初めて挨拶に行くとか、バツイチなので別の意味でドキドキではあるのですが、 それもこれも彼らに取っては、
「ああ、これはいつか来た道。」
新車の煌めきや、
「結婚生活のイベントを同じテンションで臨みたい」
を求めている女性は前提条件として厳しいかもしれません。
また、更に彼らは、(しつこいようですが私も)
「子供もいるのに離婚しやがった」という事故車でもある訳です。
二度と事故を起こさない為にも、結婚前にはしっかりと車検(①確認事項をクリアにすること)、お祓い(②再婚への思いの確認)などを済ませて、婚活女性達が③「事故車上等!の気構え」ができた上で、安全に事を進めていただきたいと思っております。
では早速参りましょう。
① 確認事項
一番重要なのは離婚理由でしょうか?元妻が有責の場合はあまり問題ではありませんが、夫が有責の場合はしっかり確認する必要があります。
理由が、DVや浮気・ギャンブル常習者であった場合は、猛ダッシュで逃げてください。同じ轍を踏まない為にも、離婚理由は明確に、具体的に開示してもらいましょう。
次には、元妻との取り決め「慰謝料、養育費、子供との面会回数」などは予め聞いておかないと一番揉めるポイントとなります。
その際には、未来に向けての子供へのスタンス(学費は出してあげたいとか、高校生になったらもっと気軽に会いたいなど)もヒヤリングしておくと良いでしょう。
私もそうでしたが、子持ちバツイチは再婚する相手に対して、
「俺を愛してくれるなら、俺の子にも愛情を持ってほしい。」
という初婚側からすればかなり強引で勝手なメンタリティを持っています。
ですから、「子供の成長に合わせて良きにはからってくれるかなぁ~」などと無邪気に思っているバツイチ子あり再婚者も多く、後に大きな溝になります。
彼の現在置かれている状況と子供に対して描いている未来を含め、摺合せ可能なものか、到底受け入れられないものかは、事前ヒヤリングで判断致しましょう。
② 再婚への思いの確認
そもそも、再婚への思いが強いか希薄かを確認いたしましょう。
希薄な場合は難しいですね。速やかにお次へ。
強い場合、新しい家庭はどのようにしていきたいのか?前回の反省を踏まえて、改善したい点やお相手に望む事などを聞いておくと良いでしょう。
また、再び子供を望むかどうかは大きな問題です。
私の知人の「子ありバツイチ」は、
a.是非子供が欲しい。 b.もう子供はいらない c.新しい奥さんが望むなら作ってあげたい。
と、次の子供に関しては綺麗に意見が別れますので要チェックです。
その他、結婚式をするか否か?(正直なところ、2度目はしたくないバツイチ多し)
バツイチ子あり実家へのかかわり方(元妻や子供が出入りしているケース有)
なども意見の分かれそうな所であり、事前に聞いておきたいところです。
このように一気に文字にすると、ほぼ事情聴取の趣がありますが、どれも子ありバツイチと結婚しようと思ったら押さえておかなければいけない重要事項です。
たたみかけるように質問攻めにすべきではありませんが、初婚側からすれば、多分心配するであろう実親に説明しなけりゃならない内容でもあります。
貴女がモアーソフトリィに繰り出す上記質問に対して
彼らが言いよどんだり、答えを避けるようであれば匂いますので一旦白紙に。
ここは、その他の条件に目がくらんだり、情に流されちゃダメ、絶対!
最後に、
③ 事故車上等!の気構え
に関しまして。
①と②がクリアになっても、元奥さんの存在や子供の存在がどうしても気になって無理だという女性は多く存在すると思います。
バツイチ子あり男性の「バツ」を彼の人生経験と捉え、子供に養育費をちゃんと支払っていることを「せめてもの誠実さ」と捉えられないと、結婚生活は難しいでしょう。
これは、感じ方の違いでもあるし、その男性の魅力度にもよるので良い悪いではありません。幸せになるために結婚したいのに、自分の性格をネジ曲げてでも「バツイチ子あり」と結婚するなど本末転倒だからです。
バツイチ子あり男性と上手く行っている奥様と話すと、割り切り上手というか、大陸的というか、
「過去は過去、夫の問題は夫婦で一緒に解決していくつもり。」
という、ゴッドマザー的な懐を持つ女性が実に多いように思います。
諸事情があり、流れがあり、「アラフォー子ありバツイチ」をお奨め及びフィーチャーしてまいりましたが、私が三回にも渡って言いたかったのは、
「何もかも完璧なお相手」はいない、という誰もが知ってるシンプルな事です。
そして、万が一いたとしても、それは真に「愛する」という事に最終的につながるのか?「幸せな結婚」とは、「完璧なお相手に見初められる事」じゃないのでは?という事なんです。
男も、女も、大人になるまでに、大きな間違いを犯したり、コンプレックスや欠損を抱えて生きてきています。
良い夫婦だなあと感じるカップルに共通する傾向として、彼らにはお互いの欠損を親兄弟以上に受け止め自分の人生で抱える気概があり、「愛だの恋だの」を過ぎても、そのパートナーシップそのものに幸せを感じています。
決して平坦ではない人生を、完璧ではないデコとボコの二人が、手に手を取って乗り越えてきたからこその「良き夫婦」
結婚生活自体も、障害が大きければ大きかったからこそ、一緒に苦労を乗り越えてこそ、お互いが唯一無二の存在になっていったのではないか?と、幸せそうな熟年夫婦を見ると感じます。
今現在の「条件の良い人」に、自分がどうやったら選ばれるか?どうしたら愛されるか?ではなく、
自分だったら、この人の「この欠損」を埋めてあげられるかもしれない、
自分だったら、こんな風に愛してあげることができて、それは、この人を幸せにできるかもしれないという視点でのお相手選び及び「自分の活かせる場所を探す」という新たな軸を合わせ持つことで、我が家に集まる婚活女性達のお相手の幅が広がり、幸せな結婚につながれば良いなと願いつつ、そろそろ「中年の主張」を終了したいと思います。
ご清聴ありがとうございました。