今日は海外のブログ記事を、当社の事例も踏まえてご紹介します。SEO対策はシンプルに考えると次の3つの手順で進められます。
1. 目標を数字で定める
しばしばSEOの観点で目標を考えてしまいますが、大切なことはそうではありません。ビジネスにおけるゴールに目を向けて考えるべきです。
検索ボリュームの多いキーワードから目標を定めることも多いですが、これも誤りです。
自社で最もよく売れている商品。あるいは最も利幅の大きいサービスに目を向けるべきです。それらの購入に繋がる見込客の獲得は、前者のキーワードから訪れる見込客増よりもはるかに多くのメリットをもたらすでしょう。
ある家具販売店で考えてみましょう。
悪い目標設定の例
「ソファ」という単語での、自然検索からの流入を増やす
良い目標設定の例
「革のソファ」の売上を15%増加させる
悪い目標設定の例②
家具販売業界における情報発信のリーダーを目指す
良い目標設定の例②
自社ブログのページビューを25%増加させ、定期購読者を10%増加させる
正しく計測・報告できる数値目標には、充分な質的側面も含まれています。何をもって達成と呼べるのか?という視点を忘れないで下さい。
ninoyaの場合
当社でコンサルティングや自社ブログの運営代行をさせていただく場合は、以下の様なキーワードポートフォリオを作成しています。
例えばソファを主力に販売する家具販売店であれば、web上でのソファにまつわるキーワード状況を調べ、そこにクライアントさまが持つ生の声や現場の情報を加えて、目標を設計しています。
2. 具体的な作業の順番を定める
目標が決まったら、取り掛かる作業についてピックアップしましょう。
・ 対策すべきキーワードのリストアップ
・ 対策すべきキーワードにおける自社の検索順位
・ 上位にはどんな競合相手がいて、どんな戦略を展開しているかの調査
・ 結果、どのようなページ修正や追加が必要になるかの洗い出し
上記で掲げた作業に優先順位を付け、手順を決めましょう。策定に当たっては次の4つの点を考慮しましょう。
・ それらの作業には、どのくらいの時間とリソースが必要か
・ 検索順位に影響を与えるにはどの程度の期間がかかるか
・ 影響を確認するために、日々のチェックにはどれ位時間がかかるか
・ そもそも社内でこれらの対策全てを行うことができるか
ninoyaの場合
当社でコンサルティングや自社ブログの運営代行をさせていただく場合は、主だったキーワードから目標PVを提示し、想定される期間と必要な対策を全て説明しています。
もちろん仮説と経験に基づくものなので100%ではありませんが、戦略を具体的にイメージしていただくために必要充分な情報の提供に努めています。
また、クライアント社内と当社とで、どのような役割分担をするかも目標やご予算に合わせて設計しています。
3. 小規模なテストを繰り返す
優先順位付けは、どんなSEO業者でも最も困難な部分かもしれません。
何より不安なことは、正直に言って私達も結果がどうなるか確実には分からないことです。
確かに私たちは、ベストプラクティスと過去の経験に基づいて、仮説を立てて予測モデリングを行うことはできます。
問題は検索エンジンが時々のアルゴリズムにおいて、どのような成果を見せるか、私達には全く分からないことです。
ですから、あなたのサイトのすべての部分に大幅な変更を加える代わりに、小規模な変更とテストを繰り返します。
そして、一番に行うことはいくつかのページのタイトルタグを変更することです。 または、サイトマップやカテゴリーの最適化です。
これらで有意な結果が出ない場合、問題を診断し、理由を判別して、再度テストします。
これはあなたが何千ページもの巨大なウェブサイトを保持している場合、特に有益です。
ninoyaの場合
当社の場合は社内にweb制作部門を持たない企業さまが多いので、見直しや再設計が可能な際は上記提案もしていますが、どちらかと言えば新規でWordPressや無料ブログを組み込みそこから新たに集客導線を設計することに方が多いかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
ここのところ長文のSEO関連記事のご紹介が続いたので、今回はシンプルながら至言が詰まったものをチョイスしてみました。
このような話は当社代表の古越が、8月19日のやさしいweb集客セミナーでより詳しくお伝えしますので興味のある方はぜひチェックを!