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感受性の差か…!女性の95%「不倫を隠し通せる」英調査で判明
不倫がどれくらいの確率でバレるのかについての調査をおこなったのは、既婚者専用の出会い系サイト『UndercoverLovers.com』。同サイトでは、男女それぞれ3,000名の不倫経験者に「浮気は配偶者にバレませんでしたか?」というアンケート調査を実施しました。
すると、全体で89%の人が「バレなかった」と回答。さらに、「バレなかった」と回答した人の男女の内訳を見ると、男性は83%、女性は95%となっており、女性はほぼ100%に近い人が、配偶者にバレずに不倫をやり通したということが明らかになりました。
このブログについてどう思うかと女友達(既婚、子あり)に聞いたところ、
「女の嘘が男にばれるわけないじゃない!」
とのこと。
聞けば、彼女は最近悩みがあって4㎏も痩せてしまったのだとか。
で、そんな彼女に対して彼女の夫は、
「最近、ちょっと太った?」
と、言ったのだそう。
あんな鈍感な生き物に嘘をつくなんざ、赤子の手をひねるようなものだ!と息巻いておりました。大いに納得です。
逆に、男友達(既婚、子あり)は先日、長年連れ添った妻から
「年末までに例の女性との関係、綺麗にしておきなさいね。」
と、釘を刺されたとのこと。
彼女が出来るたびに何故かバレて、いつも3か月ぐらい泳がされ釘をさされるそうで、
妻も凄いが夫も凄い。どれだけバレバレな行動をしたら、こんなにも伴侶に全容を掴まれるのか、逆に知りたいぐらいです。
さて、男性が無防備で鈍感だから、というのも女性の嘘が「バレない」理由の大きな一つではあるのですが、
女性の嘘つきレベルが高すぎるというのが、その理由の大半を占めると私は思います。
特に我々日本人は「嘘はいけない」と幼いころから教わりながらも、親が本音と建前を駆使して人間関係を構築しているのを見て育ち、殆どの人が無宗教で「嘘」に対する罪悪感も希薄です。
ということは、無宗教、日本人、女性ということで、私も含め大半の日本人女性は、「嘘つきスキルが高いか、高い可能性がある。」という事になります。
何故同じ日本人同士なのに、女性だけ嘘つきスキルが高いのか?どうして男性に比べて、女性の嘘はばれないのか?を、今回はシェアしたいと思います。
その①キャリアが違うから
女性が一般的に嘘をつき始めるのが3歳からだそうで、4歳で75%、5歳で90%、6歳では100%嘘をつくというデータがあります。
男子も嘘はつきますが、嘘をつき始める早さ、割合、その巧妙さは到底女子の比ではない事を、自身も女子経験者で、現在女子二人を育てている親として痛感しています。
言葉を覚えるが早いか嘘をつく。
まさに「嘘つきがデファクト」であると言えるでしょう。
そして、小学校3年生ぐらいから始まり、大人になっても永遠続くのが、「嘘も方便」「共感の為には本音を隠す」という理念の下に繰り広げられる「日本人女性特有の人間関係」です。
「最近太っちゃって。」と言われたら、実際に太っている現実を無視して、「えー、全然太っていないよ。」と返すのがお作法。
同じグループ内の空気を異常に読み、お互いの顔色を読み合い、絶対に対立しないコミュニケーションを心掛け、裏では悪口を言い合うという嘘だらけの関係を作り上げます。
既に小学生の頃からOLの給湯室や女子会並みの社交性を身に着け、本音と建て前を使いこなしている訳ですから、その頃同じ教室でプロレスして遊んでた男子が、例え大人になったとしてもかなう訳がないのです。キャリアが違い過ぎます。
その②戦略的だから
女性は朝出かけるとき、天気や仕事内容やアフター5の行動のありとあらゆる可能性をシミュレーションして下着や服や靴や髪型を選びます。
男性もデートの時などは多少違うかもしれませんが、女性の朝の脳内シミュレーションを実際に体験したら、面倒過ぎて引きこもりになることでしょう。
そんな女性達が初めて浮気をする時、いくら口では「そんなつもりはなかった。」と言おうとも、その殆どは朝からシミュレート済みです。
もっと言えば、そのデートの日が決まった頃から計画はスタートしているため、夫や彼氏がたまたま不信に思い、「○○ちゃんと飲んでくるから遅くなる。」と彼女が言っていた○○ちゃんに連絡を取ったとしても既に話は通ってる。男性の浮気の始まりが場当たり的であるのに対して、女性の浮気はずっとストラテジックなのです。
その③思い込みが激しいから
嘘はどうしてばれるのか?それは、「嘘をついている」という罪悪感がバーバル(言語)、及びノンバーバル(非言語)双方に出るからです。男性の場合はシングルタスク型なので、バーバルに集中するとノンバーバルにエラーが出ます。それを、子供の頃から人の顔色を読みまくっている女性が見逃すわけがありません。
逆にマルチタスク型の女性は、バーバルとノンバーバル両方を同時に意識して対応することができます。
それだけじゃなく、そもそもの罪の意識というものを消すことができる女性も多く存在します。
桐野夏生の「OUT」というドラマ化された有名な小説があります。同じ境遇で同じように生活に疲れていた主婦パートの仲間たち。その内の一人が、ある日DV夫を弾みで殺してしまいます。仲間の主婦たちが彼女を庇って、死体を隠すためにお風呂で解体して保険金を山分けするというハードボイルドな作品ですが、ボス格の主婦が殺人を犯した主婦に、
「いつも通り生活すること。」を強制します。バレるからです。
そして、殺人を犯した主婦は、ハードな死体解体に携わらずにいつも通りパートにいき、いつも通り生活をするのですが、ある日解体業務に携わった主婦達にこう言うのです。
「何だか最近、私、夫を殺していないんじゃないかと思うようになったの。」
と。
この作品は怖い描写がたくさん出てくるのですが、私はこの台詞が一番怖かった。
何故なら、女のリアルだからです。
生きていくために、現実を自分に都合よく書き換え思い込む力の前には、バーバルやノンバーバルを例え巧みに操ることができたとしても、適う筈がありません。
その④コスプレ上手だから
女は女優とよく言われます。女優業は「その役になりきる」というスキルが重要だと思いますが、「なりきる」という事に関して女性は、女優でも無いのにたくさんの経験を自然に積んでいます。
先ほど、女性は毎朝シミュレーションして服などを決めていると書きましたが、男性に比べて服装のバリエーションが豊富です。20代女性のファッションだけでも、ガーリー、フェミニン、ギャル系、コンサバ、ドレッシー、カジュアルなどなど、傾向はあるにしても男性が足元にも及ばないバリエーションを持っています。それに髪型やメイクを合わせると、一人の女性が何通りもの女性を演出することができます。
そして、その服装の自分が持っているイメージの女性像に「なりきる」のです。ギャル系ならギャルっぽい人になり、フェミニンならフェミニンな女性に。面白い物で、表情や態度や言葉選びも変わってきます。
程度の差すらありますが、女性ならそんなコスプレイヤーな感覚、身に覚えがあるのではないでしょうか?
ファッションに目覚め始めた頃から、女性は日常的に「女優養成訓練」を知らずにやっているようなものなのです。相手の目を見て嘘をついたり、顔色を変えずに嘘をついたりなんて「嘘つき検定」初級レベル。取得したのは遥か昔の高校生頃。
気が付けば、また長々と書いてしまいましたが、女性が優秀な嘘つきであるという事、その根拠をご理解いただけたでしょうか?
本来ならば嘘なんか無縁の世界で生きていきたいものですが、そうは問屋が卸さないのが人間界日本社会です。
嘘つきエリートである我々日本人女性は、せめてその能力を、浮気とか子供の出生の秘密なんかで使わずに、愛する者を守るため、大切な人の人生やプライドを守るために使いたいものですね。