行く年来る年まで残り1ヶ月を切り、押しも押されもせぬ師走ですね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
大掃除とばかりにEvernoteの整理をしていたのですが、つらつら眺めてみるとスパム関連記事の多いこと。
これって時系列に並べたら一年を振り替えれるのでは?と並べてみる次第。
1月 正月から煩わしいi.softbank.jpへのスパム
キャリアメールはどうしても一部使用をしないといけない場面があるので、放棄もできないし、関係ないメールが届いてその度にピコピコすると腹立たしいものですね。webマーケティングのコンサルティングで著名な永江一石さんが、My SoftBankからの対策方法を静かな怒りとともに教示されています。
2月 消えてはまた現れる!いたちTwitterスパム
「ドラえもん打ち切り決定!!!」や「松本潤と井上真央が電撃婚!!!」などのスパムも記憶に新しいところですが、Twitterスパム拡散の流れをこれでもかと詳細に記述されています。更にTwitterスパムに1か月間騙され続けてみた体験記録なる記事も書かれており、体を貼ってスパムを啓蒙されています。
3月 関連語は譲れない!サジェストスパム
サジェストスパムというものがありまして、特にYahoo!で多いのですが意図的に狙ったキーワードの複合検索ワードに自サイトを表示させる手法です。手の施しようがないサジェスト汚染に対して継承を鳴らすウェブさえさんの記事です。想いが込もってます。
4月 えっ?このドメイン、スパムドメイン!?
中古ドメインを使ったSEOの手法があります。平たく言えば外部リンクを沢山集めた後、売却に出されたドメインを買ってサイト始めれば検索順位の上昇ラクだよねという話です。新規のドメインを使えば良いのですが、諸事情で中古ドメインを使う際や、ドメインチェックをしたい時の参考に。
5月 偽装URLで一本釣り!フィッシング詐欺メール
大企業の名前を勝手に語り、「お客さまのアカウントが不正に利用されている可能性があるので以下より早急に確認して下さい」のくだりから、偽装URLに飛ばす手口です。一見すると普通のテキストメールに見えますが、実は手の込んだHTMLメールだったりします。
6月 内閣府防災公式アカウントがAKBネタで#拡散希望
笑い話ではなく、企業でTwitterアカウントを利用されている方は「明日は我が身」と注意をした方が良いですね。もちろんこのような単純な誘導アプリ認証は絶対に行ってはいけませんが、知名度のあるアカウントであればあるほど良い話題以上に悪い話題も拡散します。
7月 Facebookで大流行!夏のRay-Banスパムタグ
このスパムはFacebookで猛威を奮いましたね。特に友人数が多いアカウントをお持ちの方は軒並み巻き込まれた印象です。Facebookは地味に細かい設定が多数ありますが、PWの変更や、タグ付け&投稿範囲設定の確認など定期的な確認をお勧めいたします。
8月 2014年スパム大賞「LINEアカウント乗っ取り」
今年もっとも世間を騒がせた(賑やかした)スパムと言えば、このLINE乗っ取りスパムでしょう。中高生からリタイヤされた世代まで老若男女を問わず多くの方が触れたスパム体験ではないでしょうか。あまりにも拡がりすぎて、途中からスパマーとのおもしろ対決にまで話題が移った稀有なスパムです。
9月 被害者多数「差出人:三菱東京UFJ銀行」詐欺メール
LINE乗っ取りスパムの熱も冷めやらぬ中、新たに世間を騒がせたのがこの三菱東京UFJ銀行の詐欺メールです。被害が多数続出し、公式が啓蒙ページを作成したものの赤と黄色の注意書きの応酬に「公式の方がむしろスパムサイトに見える」との話題も集めました。
10月 Facebookで大流行!秋のUGCスパムタグ
喉元過ぎれば熱さを忘れるではないですが、夏のスパム大流行に続き秋もまた同様のスパムが流行しています。「タグ付けぐらいなら削除すれば良いんでしょ?」とセキュリティを甘く見ていると、こうした手を変え品を変えるスパムに立て続けに被害を受けますので設定の見直しを。
11月 きらめく星の行方は何処、はてなスターSEOスパム問題
はてなブログというブログサービスがあります。アメブロで言う今はなきペタ同様、はてなブログにも既読を示す「はてなスター」というボタンがあります。設置するとコミュニケーションに役立ちますが、SEO上不利では?という指摘もあり公式見解はまだ出ていません。
まとめ
つらつらと記事を振り返ってみましたが、今年だけでも沢山のスパムがありましたね。気になるのはこれらを指摘するブログ記事がweb関係の仕事をされている方に寄っている点です。
もちろん仕事がらこうした事象に気づきやすく、啓蒙の意を込めて記事を書かれているのだと思います。しかしながら、そうした記事を読む人もまたweb界隈の方では根本的な被害減にはならないのかもしれません。
まずはパスワードの定期変更、そして最低限日常的に使用するSNSの設定確認(不要なアプリ連携はないか、過剰な公開設定をしていないかなど)を、一人でも多くの方に心掛けていただければ幸いです。