いよいよ今年も残すところ10日を切りました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
この時期は各所で忘年会が目白押しで、師走の言葉通り忙しくて目が回りますよね。冬至を迎え寒さも一層厳しくなってきています。体調管理に気をつけ気持ちの良い年越しを迎えたいものです。
さて、今回は「SEO診断」についてお話をしていきたいと思います。本年最後の連載となりますが、皆様の今年一年のSEO対策はいかがでしたでしょうか?
飛躍的にアクセス数も伸びコンバージョン(成果)へと繋がった実りある年であったのか。それとも平年通り無難な伸びであったのか。状況はいろいろあると思います。中には「ペナルティーを受けてしまい本当に大変だった」といった方もいらっしゃるかもしれませんね。
今年一年の総まとめとして、あらためて「SEO診断」に役立つツール、さらにいえば「ライバルサイトを丸裸にするツール」をまとめてご紹介していきたいと思います。
「え? そんなことできるの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。実際、かなり細かい部分まで競合を分析することが可能です。ぜひ来年の対策に向けてお役に立てていただければ幸いです。
まずは競合サイトを知ろう
みなさんのサイトの競合サイト、そもそもどのように「競合」として捉えていますか?
恐らく自社サイトと同業で、なおかつ自社サイトで設定している検索キーワードで検索した結果、上位表示されるサイト。ではないでしょうか?これはこれで間違いはないのですが、より客観的に競合サイトを抽出して見ておきたい点ではあります。
客観的に競合サイトを教えてくれるツール
こちらのサイトではあなたのサイトのURLを入力するだけで、サイト内のキーワードや構成などを調査し、関連しているであろう競合サイトを競合順に教えてくれます。実は見落としていたサイトなどがでてくるかもしれません。ぜひ一度調べてみてください。(但し、ある程度のトラフィックがないと表示されません)
競合サイトを知ったら今度は「キーワード」
前述した競合サイト調査ツールで、もしこれまで競合として認識していなかったサイトがでたら、ぜひそのサイトの「キーワード」を調べてみてください。
こちらのサイトでは入力したURLの中のキーワード分布や構成を丸わかりにすることができます。競合サイトがどのようなキーワードを高めに設定し、どのように上位表示を狙っているかがわかります。
下記で競合サイトの内部を洗うツールをご紹介しますが、無料版だとキーワード調査が弱いのでそれを補う意味でも有用です。
仕上げに最強ツールでさらに内部を調査
競合を客観的に抽出し、各社の対策キーワード戦略を確認できたら、今度はそれぞれのサイトの内部を覗き見てみましょう。
トラフィックの概要
確認したいサイトのURLを入力後すぐに出てくる画面がこちらです。こちらではトラフィックの概要が表示されます。全世界のグローバルランク、日本国内でのランク、SNSでのランク、さらには月間でのビジター数がわかります。
流入元の構成
そのまま下にスクロールをして見ていくと、今度は流入元の構成を見ることができます。ブラウザのお気に入りなどから直接やってくるのが「Direct」、その他のサイトのリンクからやってくるのが「Referrals」、検索エンジンからの流入が「Search」、SNSからの流入が「Social」、その他メールからの流入構成などが見られます。また、サブドメイン構成なども見られます。
国別構成
次は国別の構成を見ることができます。上記は「yahoo.co.jp」で調査した結果なので、89.88%と日本がダントツですね。
参照元・参照先
次に見られるのが参照元・参照先のデータです。左側の緑部分が参照元、右側の青部分が参照先です。サイトがどのサイトから一番多く参照され、どのサイトにユーザーを送っているのかがわかります。これらのサイトをそれぞれのツールで再び調査していくのも非常に有効です。
例えば、実は一見競合サイトに見えるHPはただの看板で、サテライトサイトが集客の大半を担っている。そしてそのサテライトサイトの対策キーワードは…なんていうことまで調査できてしまいます。
オーガニック・リスティング
次に見られるのがオーガニック検索とリスティング広告検索との割合です。左側のオレンジ部分がオーガニック検索(一般的な検索)での流入、右側の紫部分がリスティング広告などからの流入です。
さらに検索エンジンからどのようなキーワードで訪れていて、リスティングではどのキーワードに広告費用を投じているのか?などが確認できます。訪問検索エンジンの割合も見ることができますね。
このように、競合サイトの行っているSEO施策はほとんど見ることができます。ほかにもSNSの構成や、ディスプレイ広告の構成、前述した競合サイトなども見ることができます。ライバルサイトの集客にかける予算配分を伺い知ることができますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「ライバルサイトを丸裸にするSEO診断ツール」をご紹介いたしました。今年一年の総まとめして、あらためて今回紹介したツールを活用して、来年のさらなる飛躍にお役立ていただければと思います。