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成功するコンテンツマーケティング戦略を立てるための13の質問

コンテンツは、ただ量産されればいいというものではありません。どんなユーザーエクスペリエンスを提供するかが問われ、日々新しい視点やクオリティを高めていくことが求められていますよね。

コンテンツマーケティングが過渡期を迎えている今、支持されるコンテンツを生み出し続けるために、きちんと戦略を立てることが一層大切になっています。

 

そこで、CopybloggerのチーフコンテンツライターDemian Farnworth氏が「13 Simple Questions to Help You Draft a Winning Content Strategy [Free Worksheet]」の中で公開している、成功するコンテンツマーケティング戦略を立てるための13の質問をご紹介します。

 

質問への答えをドキュメントにして見える化しておけば、目的を見失う心配もありません。チームで戦略を共有することも、コンテンツマーケティング成功の秘訣です。

13の質問に答えるだけで、立派なコンテンツマーケティングの戦略が完成するので、今すぐ紙とペンを用意して始めてみてください。

 

 

1. ターゲットは誰ですか?

当たり前のようですが、まずはターゲットを特定します。よく考えてみれば、ターゲットは1人ではないはず。なるべく多くのターゲットを具体的に、より詳細に、想定することがポイントです。

 

例えば、同記事の中では以下のような例があげられています。

・家族には1日3回、健康的な食事をとってほしいワーキングマザー。
・自分のコミュニティへの恩返しのために、弁護士になりたいアフリカ系アメリカ人。
・引退した女性。お金の心配はないけれど、生産的でいたいし、退屈したくない。

ペルソナごとに彼らの立場にたって、どんなことを望んでいるのかを深く追求することで、戦略はより効果を増します。

 

2. 競合は誰ですか?

例えば、ウェブデザイナーだからと言って、自分以外のウェブデザイナーだけが競合とは限りませんよね。デザイナーいらずで、設計できてしまうツールだって競合だと言うことができます。

広い視野で競合を洗い出してみましょう。

 

3. 市場に何を持っていきますか?

すでに競合がいる中で、自分たちだからこそ発揮できるユニークな特色は何なのでしょうか。その切り口がなければ、市場に参入しても埋もれてしまうだけですよね。

また、一旦は成功しても、顧客も競争相手も進化していくもの。時間とともに、戦略も変える必要がある、ということは考慮しておかなければなりません。

 

4. ターゲットは何と言っていますか?

ユーザーやターゲットの声にしっかり耳を傾けましょう。彼らが、夢や目標に挑戦するときや節目のたびに、繰り返し必要としているものやテーマは何なのかを探ります。

コンテンツごとに設置しているコメント欄があるなら、もちろん参考にするべきです。そういったプラットフォームがなければ、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアを参考にしましょう。

 

5. 既存コンテンツは、どんな結果をもたらしていますか?

ウェブサイト、ブログ、ソーシャルメディア…すでに運営しているツールとコンテンツを評価しましょう。そこにユーザーはいるのか、どこに力を入れるべきなのか、どうすれば改善されるのか。分析して、進むべき道や進み方を決定してください。

 

6. それぞれのコンテンツの目的は何ですか?

Demian Farnworth氏いわく、これがもっとも重要な質問。それぞれのコンテンツに対して目的を設定することが大切なんです。

目的としてあげられているのは、以下のようなこと。

・売上アップ
・前例を生み出すこと
・オーソリティサイトを目指すこと
・トラフィックを増やすこと
・母を喜ばせること など

上記の全てを満たしたいという気持ちはわかりますが、それではエッジがなくなって退屈なコンテンツになってしまうかもしれません。

それぞれのコンテンツに、それぞれの役割を持たせましょう。

 

7. どれくらいの頻度で更新しますか?

週に一度なのか、毎日なのか。更新頻度を決定したうえで、リソースを用意する必要がありますよね。誰がコンテンツを作るのか、1つのコンテンツを作るには、どれくらいの時間がかかるのかを計算しましょう。

 

8. どうやって記事を見つけてもらいますか?

どんなに素晴らしいコンテンツを作っても、読まれたりシェアされなければ意味がありません。

どのソーシャルメディアを使うのが効果的でしょうか。ターゲットはどこにいて、どんな人がそのコンテンツを共有したいと思うのかを、リサーチして、予測しましょう。

 

9. コンテンツを管理するのは誰ですか?

あなたがビジネスオーナーやマネジメントをする立場であれば、常に俯瞰して、戦略は間違っていないか、計画通りに進んでいるかを観察しなければならないかもしれません。となれば、コンテンツ企画や管理は、別の誰かに任せた方が賢明かもしれません。

 

10. コンテンツを作るのは誰ですか?

考え始めると、こんなコンテンツを作りたい、あんなコンテンツもいいな…と、どんどんアイデアが浮かんできますよね。でも、1人ができることには限界があるもの。

リサーチは誰が行うのか、執筆やコンテンツ作りは誰が担当するのか、デザインは誰に任せるのかを決めなければいけません。必要なときに、すぐに動いてくれるメンバーがいるかどうかも重要です。

 

11. コンテンツの質をどのようにキープしますか?

コンテンツに、外部記事へのリンクや動画を貼り付けていたら、いつの間にかリンク切れを起こしてしまうことがあります。最新の情報をアップしていても、時間が流れれば、古びたコンテンツになってしまうことも。それに対応するのは誰なのか、対処法なども決めておきましょう。

 

12. 責任者は誰ですか?

たった1人で運営しているなら、自分にすべての責任がありますが、チームがあるなら各々の責任範囲を明らかにしましょう。

それぞれの人が何をゴールが指標とするのか、達成できているのかどうか、明確化して共有することで改善を繰り返すことができます。

 

13. 中心となるゴールは、どこですか?

最後に、コンテンツ1つ1つではなくサイト全体で達成するべきゴールを決定しましょう。そして、達成のための計画を作ってください。

これはコアとなる戦略です。コア戦略を立てるためのガイドラインも公開されているので、ご紹介します。

上昇志向を忘れない:失敗しながらも、改善を繰り返すことで成長する余地を残した戦略を立てること

柔軟に:時代や周囲の環境が変わっても変化しないコアな軸を持ちつつ、戦略を調整する柔軟性を持つこと

時間をかけて意味を持たせる:長期的に持続できる戦略を立てること

 

案外、こうしてドキュメント化している企業は少ないという実情もあります。そんな中で、きちんと戦略を立てているサイトやコンテンツは、多くの支持をキープする力を持つはず。

ちなみに元のスライドはこちらです。

 

ぜひ書き出して、コンテンツマーケティングを成功させてください!

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is Closet のPRライター

「PRを活かしたキャリアアップ」や「PRを活かした働き方」を目指すPR人材が所属し、プロジェクトごとのチーム体制でお客さまのPRをサポートするPRプランナー・PRライターのプロダクションです。

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