今回の記事では、Googleのモバイル検索における最新ニュースを取り上げます。
海外の記事をご紹介しながら、2つの大きな動きに迫っていきましょう。
モバイル検索におけるGoogleの最新動向
Googleは最近、モバイルからの検索順位に関連する2つのアナウンスを行いました。一つはモバイルフレンドリーに関する発表で、もう一つはポップアップについてのものです。
海外のSEOに関するメディア「Search Engine Journal(SEJ)」の最新記事を参考に、Googleの最新動向について見ていきましょう。
モバイルフレンドリーに関する動き
最初の記事は、モバイルフレンドリーについてのものです。
https://www.searchenginejournal.com/say-goodbye-mobile-friendly-label-google-search/171537/
モバイルフレンドリーとは?
モバイルフレンドリーとは、HPがスマホ対応されているかを判定するGoogle独自の基準のこと。Google検索でのランキング要因として、このモバイルフレンドリーが使われています。
HPがモバイルフレンドリーに対応しているかどうかは、Googleサーチコンソールの「モバイルフレンドリーテスト」を使うとチェックできます。
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/?hl=ja
モバイルフレンドリーのラベルが消える
さて、先ほどのSEJの記事では「Googleのモバイルフレンドリーのラベルは徐々に消滅していく」と書いてあります。
モバイルフレンドリーのアルゴリズムは、2015年4月21日に本格始動したばかり。それなのに、もうそれを止めてしまうのでしょうか?ちょっと驚きですね。いったいどういうことなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。
Googleによると、モバイル検索で表示される全HPの85%は、すでにモバイルフレンドリーに対応しているようです。ほぼ全てのHPがモバイルフレンドリーになっているのなら、あえてそれと表示する必要性もありませんよね。これが、モバイルフレンドリーのラベルが消滅していく理由です。
検索順位の決定要因であることは変わらず
ただし、モバイルフレンドリーのアルゴリズムは今も健在。今後もランキング要因であり続けることが考えられますし、Googleのモバイルフレンドリーテストも今までと変わりなく使えます。引き続き、モバイルフレンドリーに対応することはお忘れなく。
モバイルのポップアップに関する動き
次の記事は、モバイル検索でのポップアップに関する記事です。
https://www.searchenginejournal.com/google-devalue-pages-intrusive-pop-ups-mobile-search/171534/
邪魔なポップアップがあるHPは評価が下がる
こちらの記事によると、Googleは今後、邪魔なポップアップを使っているHPの評価を下げるとあります。いつからこの変更が反映されるのかと言うと、来年の2017年1月10日以降と発表されています。また今回の変更は、モバイルの検索結果にのみ適用されていくとあります。
Googleはユーザーに良いサービスを届けようとしている
スマホでHPをひらいたとき、画面全体にWeb広告などのポップアップが表示されていると、どう思いますか?コンテンツがすぐに読めないので、ちょっとストレスですよね?
Googleは常日頃から、ユーザーにとってより良い検索結果を届けるよう、努力しています。例えば昨年にも、モバイルアプリのインストールを強制するHPの評価を下げる対策を施しています。今回のような対応に出たというのも、その一貫として解釈できるでしょう。
適切なポップアップやバナー広告には影響なし
なお、もちろんWeb広告がNGというわけではありません。あくまで、メインのコンテンツを読むのに支障があるような、邪魔なポップアップに限った話です。勘違いなさらないでくださいね。
あとがき
Googleのモバイル検索順位についての、2つの動きについて見てきました。Googleは今回の件に限らず、頻繁に検索アルゴリズムを変更しています。今後もGoogleの動きはしっかりとウォッチしていくようにしましょう。