みなさんはファネル分析ってご存じですか?マーケティングに携わっている方であれば、名前くらいは耳にしたことがあるかもしれませんね。簡単に言うと、離脱率を改善して、マーケティングでの効果を改善するための方法のこと。Web集客でも、とても大事な考え方なんです。
本記事では、ファネル分析とはどういった手法なのか、基礎知識から解説していきたいと思います。海外ブログの最新記事も参考にして、ファネル分析活用のポイントについても解説しています。
ファネル分析とは?
それでは早速、ファネル分析の基礎知識から解説しましょう。
ファネル分析とは離脱率にフォーカスして、マーケティング施策を改善していく方法のことです。見込み顧客は全員、コンバージョンしてくれるとは限りませんよね?コンバージョンに到達する前に離脱してしまうユーザーは、少なくありません。ファネル分析は、こういったユーザーの離脱を改善していく手法なんです。
なおファネル(funnel)とは、英語で漏斗のことを指しています。ファネル分析は図示化されて使われることが多いのですが、その姿が漏斗に似ていることからそう名付けられました。
ファネル分析の流れ
ファネル分析は一般的に、下のような流れで進めていきます。
- コンバージョンに至るまでのフローを、いくつかのステップに分けます。
- 各ステップで、どれくらいの離脱が発生しているのかを調査して、まとめます。上で述べたように、漏斗のように図示化することが多いです。
- 離脱が多く発生してしまっているステップがあれば、その段階での施策を見直して改善します。
このように、各ステップでのマーケティング施策を最適化して、離脱を最小限に抑える。ファネル分析の流れ、ご理解いただけましたでしょうか?
ファネル分析のポイント
それでは、実際はどのようにしてファネル分析を使っていけばいいのでしょうか?下の記事では、メールを使ったコンテンツマーケティングを題材に、ファネル分析のポイントが書いてあります。
https://blog.aweber.com/email-marketing/understanding-the-marketing-funnel-5-strategies-to-improve-your-email-marketing.htm
こちらの記事では、「認知(Awareness)」、「検討(Consideration)」、「コンバージョン(Conversion)」、「ロイヤルティ(Loyalty)」、「アドボカシー(Advocacy)」の5つのステップでファネル分析の解説がされています。この5つのステップに沿って、いくつか重要なポイントをピックアップしてみましょう。
認知(Awareness)
一つ目のステップは、商品やサービスの価値を知ってもらうための「認知」です。この段階では、商品やサービスの詳細や購入をアピールするのはNG!あくまでユーザーにとって役に立つ情報を提供していきます。弊社で言うならばまさにこのninoyaブログですね。寄稿者も常時募集してますのでWebマーケティングを学びたい方は必見です。
検討(Consideration)
次のステップは、「検討」です。このステップでは、商品やサービスのにまつわる情報を提供しながらユーザーの購入意欲を高めていきます。マーケティングでは、ナーチャリング、なんて言葉で呼ばれているステップですね。弊社では法人向けのWebコンサルティングサービスのご案内がその代表格です。
コンバージョン(Conversion)
ユーザーにベネフィットを伝えながら、コンバージョンを達成してもらうステップです。コンバージョンが近いからといって、たたみかけるようにアプローチしてはいけません!弊社ではセミナーにお越しいただくことを一つのアプローチにしています。
http://peatix.com/event/201314/view
ロイヤルティ(Loyalty)
ロイヤルティを築き上げていくステップです。コンバージョンに達成したとはいえ、ユーザーへのコンテンツ提供を怠けないように。例えば弊社が提供するWordPressテーマ「New Standard」では適宜商品のアップデートを行い、ユーザーに無償で提供しています。
アドボカシー(Advocacy)
アドボカシーとは、ユーザーに自社のファンになってもらったり、商品やサービスを広げてもらうためのステップのこと。コンテンツやサービスで、ユーザーを満足させ続けることが重要です。弊社ではこの部分は表に出していないのでお見せできませんが、とても大切な点です。
あとがき
Web集客にファネル分析を活用する時のポイントについてご紹介しました。
ファネル分析は離脱率を使った方法ですが、それ以外にも副産物があります。例えば、ユーザーの行動がわかるので、ペルソナの改善にもつながります。図示化することで、チームでの共通認識を持つことも期待できます。
ご紹介したポイントを参考に、うまくファネル分析を使っていきましょう。