昔、コールセンターでアルバイトをしていたときのこと。チームでちょっとしたトラブルがあり、個別にマネージャーに呼ばれました。お前にはもう少し他人とコミュニケーションを取る姿勢が必要だ。
それに対して僕はこう返しました。「必要以上にコミュニケーションを取る必要はないと思います。僕の性格の問題なので、言われても直しようがありません」と。
こう書くとずいぶんと子どもじみた話に見えますね。でも、しばしばトラブルに直面すると当時のことを思い返します。マネージャーはこう答えました。「性格の問題じゃない、スキルの問題だ。必要に応じて身につけようと努力することだ。お前はその努力から逃げたいから、性格の問題にすり替えているだけだ」。
僕たちは都合のよくないことが起こると、つい仕方ないと思いがちです。でも、状況がどうであれスキルの問題と捉えたら、自分がそこから何を学ぶか視点を変えられます。
弊社の川崎も著書「愛は技術」で触れています。あなたから愛する技術を会得するかどうかだと。性格じゃなくてスキルの問題。そう捉えることが、日常を軽やかに生きるひとつの受け止め方かもしれません。
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