実は僕、いま学校に通っています。Webデザイナーの社会人学校です。このジャンルって独学で学んでいるひとも多いと思うのですが、机に向かって勉強するのは苦手なので通学にしました。
教室によって先生が違いますが、僕のクラスはデザイン会社の社長さんです。デザインはもちろんコーディングにも精通されていて勉強になります。
ときどきクラスで発表会をやります。先日はIllustratorを使ったグラフィックの会でした。ご存知の方も多いかもしれませんが、Illustratorにはペンツールという線を書く機能があってこれがむずかしいんですね。n個の点を打って始点と終点を結ぶと曲線が書ける機能です。
ある発表会の日、僕の作品はわりと周りに褒められました。デザイナー志望の方が多いのでにやにやしてたら、先生からこんな指摘がありました。「典型的なディレクター作品だよね」と。
僕は制作にペンツールを使わず、四角形や三角形を組み合わせてつくったんですね。PowerPointで図形を重ねるイメージです。「見栄えは良いんだけどさ。クリエイター仕事をするなら、自作する気持ちが大事だよね。ありものを組み合わせるんじゃなくて」。
そっか、Webデザイナーがかっこいいのって作品もそうだけど、それらを構成する要素を一から手づくりする姿勢なんだなって思いました。いいなと思う作品って時間とはまた別に、そのひとの努力が透けて見えますよね。
ところで、ninoyaでは昨日からWebデザイナーの募集をはじめました。ご覧いただけたらうれしく思います。