「フリーランスになりたい」なんて、周りに反対されるかもしれない。自分にはこれと言った才能もないし。それに、独立したら収入はどうなるんだろう?
3年以上、フリーランスで活躍されている村石友理子さんにも、そんな不安な時期があったそうです。
イメージコンサルタントとして、「もっと可愛くなりたい!ステキな男性と結婚したい!」という女性の外見を、より美しく輝かせるサポートをしている友理子さん。
不安や葛藤もあった中、どのように今の華やかなキャリアを築かれてきたのでしょうか。
周りに流されない環境づくりが、フリーランスになるためのポイント
───友理子さんは、いつごろから、どうして、フリーランスを目指されたのですか?
村石友理子(以下、村石):フリーランスになろうと思ったのは20代半ばです。父が亡くなったことが大きなきっかけでした。
悲しさや寂しさはもちろんあったのですが、同時に「人生って一体、何なんだろう?自分の人生は、本当にこれでいいのかな?」って思いはじめたんです。
勤めていた会社に不満はなかったけれど、「もっと誰かの為に生きたい。自分だからこそできることで、人を喜ばせたい」と考えるようになりました。
そんな中、結婚を考えていた男性にフラれてしまって。自分磨きを決意して、エステに通いはじめたんですが、体型よりも「印象」や「見せ方」そのものを変えたいなと、ふと思ったんです。
そこで、インターネットで「印象」「イメージ」というワードを検索。そのとき出会ったのが「イメージコンサルタント養成講座」でした。「これだ!」と思ってすぐに申し込み、会社に勤めながらスクールに通いはじめました。
───会社勤めをしながら、フリーランスを目指されたんですね!「やっぱりこのまま会社に勤めていればいいや」って、思うことはなかったですか?
村石:そうですね。当時の会社には6年半も勤めていましたし、社内の人に「フリーランスになる」なんて言ったら「そんなの難しいよ」って言われるだろうなとも、思っていました。
そんな環境の中で、自分1人だけが変わるのは難しいということは、最初から予想していたんです。だから、わたしは、環境を変えることにしました。
同僚たちには養成講座に通っていることは言わず、フリーランスとして成功している人の話を聞きにいったり、モチベーションを高めるために本をたくさん読みました。
そうやって、周りに流されてしまわない環境づくりをしたことで、夢を諦めることなく「イメージコンサルタント」として、独立するができました。
独身女性だからこそ、収入面の不安も乗り越えられる!
───いざやりたいことが見つかったら、次は、収入面などを不安に感じる人が多いと思うんです。友理子さんは、そんな不安はなかったですか?
村石:ありましたよ!講座に通い始めてすぐ、「わたしはこれで食べていく!」と決めたので、この白金高輪のオフィスを、さっそく借りてしまったんです。家賃がかかるから、もちろん大変でした。会社を辞めた直後は、アルバイトと両立していましたね。
講座で「技術」は習得できても、ブランディングや集客や営業となると別問題。なかなか大変でした。ウェブサイトを改善したり、こまめにブログを更新したり、少しずつ試行錯誤を重ねてきました。
今も不安定なときもあるけれど、「誰かを養わなきゃ!」という責任があるわけじゃないので、独身の女性ってフリーランスになるためのアドバンテージを持っていると思うんです。
だからこそ、わたしはこの3年間、思いっきり自分のペースで楽しく続けることができているので、あのとき結婚しなかったこともプラスにとらえています。
やりたいことも才能もない。それでもフリーランスになれる
───現在、友理子さんの元にはどんなお客さまがいらっしゃるのでしょうか。
村石:婚活をされている30〜40代の女性が多いですね。キャリアアップを目指す方もいらっしゃいます。
イメージコンサルタントは、お客さまの「外見」をより良く魅せるためのお仕事なので、メイクとファッションとパーソナルカラーのコンサルティングを行っていきます。
サロンに来ていただいて、マンツーマンでコンサルしていくのですが、1回3時間とけっこう長時間なんですよね。だから、お客さま1人1人の恋愛や結婚に関する悩みを聞いたりする内面的なサポートも、お仕事のうちだと思っています。
───友理子さんがお仕事をされている中で、大切にしていることは、何ですか?
村石:外見だけじゃなく、もっとお客さまの「人生」にフォーカスしてサポートしたいと思っているんです。
ただ、もっと可愛くなる、キレイになる、というのではなく「こういう風に生きていきたい」とか「こういう自分になっていきたい」というのを、後押しできるような。
その人が「どういう人生を歩みたいか」っていうのを、外見に落とし込む。それが、わたしのお仕事。外見を通して人生をプラスに変えられる立場でありたいって、常に思っています。
インタビューを終えて
こんにちは。今回、インタビューを担当したPRライターのKisaです。
独立して3年、とっても活躍されている友理子さんにも、最初はいろんな不安があったんだと知って、とても勇気が出ました。
友理子さんのお話を聞いて「1つ1つの行動のつみ重ねで、夢はカタチになっていくんだな」と強く感じました。わたしも、こうしてインタビュー記事を書くなど、少しずつ挑戦しはじめています。
みなさんも、自分の中にある小さな「やってみたい」とい想いを失くしてしまわないで、最初の1歩を踏み出してみてください!
(取材・執筆:PRライター Kisa)
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