こんにちは、鹿児島でフリーランスとして働く奥地です。
6月前半は、子どもの授業参観や教育相談、市総体の応援、通院、ダンス教室の見学など、いつになくプライベート要素が多い期間でした。これが会社員であれば、参加必須ではないものは諦めるのかもしれませんが、フリーランスの場合は自分次第。
スケジュールを調整して、隙間時間にパソコンを開きつつ、全て参加できました!
仕事を待ってもらえるわけではないので、正直、体力的、精神的には辛い部分もありましたが、諦めない生き方をできるのはフリーランスの良さだなと思います。
仕事とプライベートを両立するために欠かせないのが、仕事のスピード、効率を上げること。
そこで、今回はライティングの仕事を始めたばかりの方向けに、私が執筆スピードを上げるためにやっていることをご紹介します。新規の業務、後回しにしがちな業務の2つについて書いていますので、参考になりましたら幸いです。
新規業務は、方向性を確認後に2倍以上の量をやってみる
新規の業務では、クライアントと原稿の方向性を確認し、相違がないことが分かったら、一気に2倍以上の量をやってみるのがおすすめです。例えば、週に3本の原稿を納品する契約であれば、今週中に来週分まで含めて6本執筆します。
受けている本数によっては2倍というのは難しいかもしれませんが、ちょっと無理をすればできるかなという本数分書いてみるといいでしょう。
一気に集中して数をこなすことで、要領よく考えられるようになり、どう効率化していくといいのか、どういうやり方で進めるといいのか、といったコツをつかむことができます。2倍上の量をやるのですから、必然的に掛けられる時間が減り、重要でない部分がそぎ落とされやすくなりますね。ただし、質は絶対に落としてはいけません。
あまり知的な方法ではないのですが、新規の業務の場合は、これまでの自分の経験を信じて、数をこなすことでコツを身に付けるといいでしょう。
2倍の量を書く経験を早い段階でしておくと、次回以降はグッと楽になりますよ。
後回しにしがちな原稿は、細分化する
お引き受けしている業務の中でも、スラスラ書けるもの、ついつい後回しにしがちなものがあります。
得意なものは、ネタの相談をする段階で、構成案までイメージでき、一気に書けます。
一方で、後回しにしがちなものは、一気に書こうとすると、1本書き終えた頃には、疲れ果てて、他の業務に支障が出るほど……。本当は、そういう業務はお断りした方がいいかなとも思いますが、初心を忘れたくないというのと、乗り越えたら一歩成長できるのではないかという思いもあり、取り組んでいます。
とはいえ、他の業務に支障が出るのは困るので、次のように業務内容を細分化して少しずつ進めています。
- ネタ探し
- 構成案の作成(各項目の文字数の算定)
- 写真の準備
- 各項目の執筆
- 校正
少し前に気付いたのですが、私の場合は、写真を準備してから執筆すると書きやすいです。
以前は、文章を書いてから撮影した方が、後から「もっとこういう写真が欲しいな」というのがない分、撮影が1度で終わり効率的だとばかり思っていました。
でも、試しに写真から準備を始めたところ、撮影している間に、これ書こうというのがわいてきて、書きやすかったです。写真を見ながら書けるのも良いですね。
最後に
「自分は書くスピードが遅いのかな」
「このジャンルは、少し苦手かも」
「この業務は負担が大きいな」
……など
その時々でいろいろと感じることはあります。
でも、このどれもが、そのときの感覚でしかなく、自分の意識は変えていけると考えています。「この業務は大変」と思うよりも、「この業務は楽しい」と思えた方が前向きに取り組めますね。
私の場合、週に3本の納品でも大変だった原稿が、意を決して週に6本書いたら、週に3本というのは楽だなという感覚に変わりました。
ライティングスピードは、前述した写真撮影と執筆の順番の話にも関連しますが、「速く書ける原稿、書けない原稿の違いは何だろう?」「何で書くスピードが遅いのだろう?」といった部分を追求していくと、速く書けない理由が見つかります。
スピードというのは、結果であって、理由は別のところにあるのです。
ひとりで作業をすることが多いフリーランスは、長年同じクライアントとばかり仕事をしていると、仕事のやり方などが固定化しやすいかもしれません。
そこを意識して、定期的に新たなクライアントとのお付き合いを始めたり、セミナーに参加したり、常に自分の仕事を見返したりすると、成長し続けていけるように思います。
私も少しずつですが、目指す自分になれるよう、真面目に取り組んでいきたいです。