地方でフリーランスとして生きること

目指すフリーランス像は、積極的に動く「癖のある小売店の店主」

今の私がなりたいのは、大勢の人で賑わうスーパーの店長ではなく、一癖も二癖もある小売店の店主。

以前は前者を目指していました。

フリーランスにとって、仕事があるという安心感は大きいものです。そういう意味で、次から次に人がやってきてくれる形が理想だと思っていました。

でも、それでは何か満足できない気持ちが生まれてきたのです。

 

 

直接依頼が増えたけど、結果は変わらなかった

クラウドソーシングは、公になっている仕事募集よりも、直接依頼のほうが良い案件が多いと聞きます。

そこで、ここ1カ月ほど、試しにランサーズのユーザーレポート(プロフィール閲覧数)の結果を確認しつつ、プロフィールの改善を試みてみました。

今まで放置状態で特に何もしていなかったこともあるのでしょう。面白いようにプロフィール閲覧数が伸び、直接、声を掛けていただくことが増えました。

こんなに効果があるものなのかと最初は嬉しかったのですが、結局、実際に仕事に結びついたケースはゼロ。実は半年以上、新しいクライアントとの出会いはありません。

 

目指すは、一癖も二癖もある小売店の店主

仕事に結びついていない一番の理由は、次に新規でお引き受けする仕事は、「絶対に自分がやりたい!」という案件にしようと決めているからだと思います。20年後、30年後も楽しく仕事をしていくために、来年は自分が必死にならないとできない業務に取り組みたいのです。

声を掛けていただく案件にも、面白そうな業務はたくさんあり、そのうちの1件はとても関心があったのですが、クライアントと私の間に少し温度差がある気がして、最終的にはお断りしました。

自分の想いが強くなれば強くなるほど、相手にも同じだけの熱意を求めてしまう……。これが良いのか悪いのかは分かりませんが、私の性格なのでしょう。

こういう気持ちを抑えることをやめることにします。まさに、目指すは、一癖も二癖もある小売店の店主。

「面倒な店主だわ、でも仕事を一緒にしたいね」、そんなふうに思っていただける方に出会えたらいいなと思うのです。

逆に私も癖のある面倒くさい人は、嫌いじゃなくて、むしろ大好き!今、長くお付き合いさせていただいているクライアントさんも、皆さん、癖があって楽しいです。

 

受け身より積極的に動いたほうが満足度が高い

長くお付き合いできているクライアントさんとの出会いの9割は、自分から積極的に「やらせてほしい」と動いた会社。

受け身だと傷つきにくいですが、積極的に動いたほうが得るものが大きいように思います。そして、何より楽しいです!

うまくいかなくても、行動したら後悔はありません。今度は相手から一緒にやりたいと声を掛けてもらえるようになろうと目標ができます。

フリーランスの皆さんは、どのように考えますか?

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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