フリーランスで働いてみたいけど、自分でなにかできることがあるのかな?そう思う方も多いのではないでしょうか。
今回お話をうかがった小齊寿美代さんも、なにができるのかわからない状態からスタートされ、現在は女性が心身ともにキレイになることを応援するトータルダイエットクリエイターとして活躍されています。
自分が楽しいと思うことを1つひとつこなしていくことが仕事につながったという小齋さん。フリーランスとして楽しみながら成功する秘訣を、PRライター仲原冴里が伺いました!
ご縁を大切にしながら積極的に動くことが仕事につながっていく
───フリーランスになったきっかけはなんだったのでしょうか?
小齊寿美代(以下、小齊):最初は、会社に勤めていました。でも、毎日同じ場所で、同じ作業を繰り返して働くことが1か月くらいで合わないと感じるようになって。それなら、自分でなにかできることをやっていきたいと思い、退職しました。
好きなことを仕事にできたらいいなと考え、イベントが好きだったので、コンパニオンとして働きはじめました。そこでいろんな方のご紹介を受けたり、さまざまな場に顔を出すうちに、美容や健康に関するお仕事が増えていきました。
もともと肌が弱くて肌質に合う化粧品を探して使ったり、食生活を大切にしていたので、美容や健康に関するお仕事は楽しかったですね。
そのうちに、キレイであることと健康であることはセットで大事なことだとわかってきて。それを伝えたいという思いが強くなり、今のお仕事をはじめました。ひとつの内容にとらわれない仕事ができるのは、フリーランスならではの働き方ですよね。
───フリーランスになるために、どんなことからはじめましたか?
小齊:まず、経営するという視点をもってコンパニオンの仕事をはじめました。
お店の方とのコミュニケーションのとり方や動き方などを見て、自分ならどうやるかという視点で働いていたので、働き方はほかのスタッフと違ったと思います。こういった姿勢で働いていた結果、個人でお仕事をもらえるようになりました。
そして、ご縁を大切に、いただいたお仕事はできるだけお断りしないようにしていたので、どんどん仕事の幅が広がっていきました。Facebookで定期的に発信もしていたので、そこからダイエットについて相談を受けたりしたことも、今のお仕事につながっていきました。
自分から動く姿勢、積極性はフリーランスとしての1歩に着実につながっていきますよ。
自分の想いを貫くと、やるべきことが見えてくる
───フリーランスになってよかったことはなんですか?
小齊:オリジナリティをもって仕事ができることです。トータルダイエットクリエイターとして、プライベートな悩みも含めてよい方へ変化していってほしいという想いがあります。
健康であることやキレイであることだけでなく、お客さまをトータルでよくすることを大切にしているので、お客さまへのアプローチはオリジナリティをもってやっています。
お客さまがかかえる心の奥底の悩みをはきだしてもらううちに、肌がキレイになったり、やせはじめたりして、よい意味で変わっていく。そんなふうに、女性が輝いていく姿がすごく好きで、その様子を近くでみられるのがすごくうれしくて。
これは、フリーランスになって、お客さまと濃いお付き合いができるようになったからこそ感じられるよろこびだと思います。
───うまくいかないときは、どのように乗りこえてきましたか?
小齊:うまくいかないときは、だいたい過去をふりかえっているときだと思います。そういうときは不安定になりやすくて、たとえば「売り上げがあがらなかったら……」とか過去のことばかり考えているときではないでしょうか。
そうなったら、未来のことを考えるようにしています。売り上げがあがらなかったら、あげるしかない。そのためにどう行動するかを考えて動くと、その不安はなくなるんです。そして、その行動はまた結果につながっていきます。
どんな人でも、うまくいくことばかりではないです。フリーランスとしていちばんやりたいことが明確になると、困難があっても突き進めるようになり、いろんなことに挑戦できるようになります。
1つひとつの積みかさねが信頼へつながる
───フリーランスを続けていくために心がけていることはありますか?
小齊:お客さまのことをいちばんに考えるようにしています。同じことを伝えても、伝えたことができない方もいます。
そういう方には、「なんでできていないの?」と自分の感情をぶつけるのではなく、それぞれの状況をみて、できなかった理由、どうやったら進んでいけるかを考えてアドバイスをするようにしています。
また、メール1通であっても丁寧に返信するようにしていますね。
その1通の内容で、お互いの印象が大きく変わってしまうこともあるので、余裕がないときに適当な返信をするのではなく、忙しいときには「今は忙しいからあとで返信するね」とか、常に自分が一定の精神状態のときに返信をするようにしています。
1つひとつは小さなことかもしれませんが、初心を忘れず、そういう積みかさねを大切にすることが大事ですね。
───フリーランスを目指している方にメッセージをお願いします。
小齊:フリーランスになる前は、「自分になにができるのかな」と考える方ってすごく多いと思います。私もそう思っている時期がありました。
まずは、思いつくことを全部やってみてください。まず行動して好きなことを見つけるのがいちばん大切です。
なにか少しでも気になるものがあれば、話を聞きにいくだけでも行った方がいいです。好きなものが見つからなくても、これ違ったなって選択肢が1つ減るだけでもすごい成果があるんです。
1回2回チャレンジしてダメでも、それは経験として絶対に役にたつので、諦めずに行動していくことが本当に大事ですね。
今日は今日しかないと思って、経験したことを活かしながら丁寧に毎日を過ごすことが、人として、女性として、フリーランスとしての「いま」にすべて通ずると思います。なので、1つひとつの経験を活かすことを心がけてみてください。
インタビューを終えて
今回取材をさせていただいたPRライターの仲原冴里です。
「いちばんやりたいことが明確になると、困難があっても突き進むようになり、いろんなことに挑戦できるようになる」という小齊さんの力強い言葉が印象的でした。
自分が決めてはじめたことだからこそ、不安定なときも行動することで、結果につなげ、広い目でみて成果を上げる。目先の失敗にとらわれがちですが、「次どうするか」を考えていくことが大切だなと強く思いました。
私自身もなにか停滞しているなと感じたときは、悩むのではなく、どう行動するか考えようと思います。
(取材・執筆:PRライター 仲原冴里 / 編集:PRライター 山口真依・井澤久美子)