※本記事は #ninoyaTV – 014「自作の詩を個人のホームページで売るのは難しいか」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV、司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。ご質問が来ております。本日はこちらです。
自作の詩を個人のホームページで売るのは難しいか
詩人です。と言っても、正直、詩で得る収入は少なく、別の口でしのいでいる状況です。あまり取り扱わない例かもしれませんが、詩集を自身のホームページで売ることについて知見をいただければ幸いです。
古越:詩集は初めてですね。
亀田:思わぬ商売のご相談ですね。
古越:Web集客の概念を考えるとき分かりやすい例でしたので、今回は詩をどうやって売るかというところでお話をしていきたいと思います。
ポイント1 Webサイトの流入経路は3つしかない
古越:詩集をWebサイトで売りたいというからには、Webサイトに人を集めないといけません。集める動線は3つしかありません。検索エンジンか、広告か、SNSです。
広告は当然、料金が掛かるので、詩が売れていない現状で打つのは難しい。となると、検索エンジンから来てもらうか、SNSからか、この2つの口になってきます。
亀田:既に2つに絞られていますね。
ポイント2 詩と検索エンジンの相性の悪さ
古越:その選択肢の中で検索エンジンを見ていきたいと思います。検索エンジンの特性は、検索キーワードが Q(クエスチョン)、出てくる記事のタイトルや、クリックした先のページ本文が A(アンサー)という関係になることです。自分たちが知りたいことをQとして打つと、「きっとこれが答えですよね」と A が並ぶ。これが検索エンジンの基本的な仕組みです。
当然「詩」をクリックしてもらわないといけないので、 A としての詩を並べるための Q って何? という問題が出てきます。詩って哲学的な部分、散文的な部分があると思うのですが、それを表す端的な Q がなかなかないかなと。 逆に端的に Q にできない問題を言葉で提示することによって「こういう考え方もある」というのが詩だと思うんです。
そうなると、検索エンジンから流入を取ろうというのは、詩で考えるとすごく相性が悪いんですよ。
亀田:決定的に相性が悪いということですね。
古越:例えば「初心者に向けた上手な詩の作り方」だと、知りたい人のQと書くべきAがつながるのでお互いに結びつくのですが、詩単独になると難しいなと。
ポイント3 SNSの露出拡大戦略を取るか
古越:そこで、結果としてSNSを選んでいくしかない。そこで露出を増やそうという話になるのですが、その場合、良くも悪くもキャラクターを立たせていく必要があります。かつ、世の中のトレンドや諸問題に、詩という武器を使って露出を広めていく必要がある。でも、それがご本人の書きたい詩とイコールなのかどうかという問題が出てきます。
基本的に創作されている方は、同じジャンルの人たちとつながります。お互いに出しているアウトプットが理解できるから、褒め合えるんですね。でも、創作者同士で固まってしまうと、閉じた世界なので、なかなか売上につなげていくのが難しい。
そこで、同じ界隈の人のくくりから抜け出てもらって、戦略として世の中の問題に対してキャッチーな詩をぶつけて、答えを提示していく方法を取らざるを得ない。そうなってきたときに、ご本人が書きたい詩とその戦略が合うかという問題が必ず出てくるので、そこまでしてWebで露出を取るかどうかという問題が最後に残ります。
亀田:マーケティング臭がしますね。
古越:そこで気持ちが「うっ」となってしまうと、この集客手法は難しい。あるいは、既に何か別の創作物で目立っている方にフィーチャリングしてもらう方法もなくはないですが、SNSの露出拡大と似たところがあります。いずれにしても、露出を増やすために、壁を一つ越えていかないといけない。その覚悟を持てるようであれば、「じゃあどうやっていくか」をより具体的に話すことができます。その際は、またご相談いただけると嬉しいです。
亀田:お待ちしております。
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