※本記事は #ninoyaTV – 015「アクセス解析におけるGoogle Analyticsとサーチコンソールの使い分け」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTVの司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆様からお寄せいただいたWebマーケティングに関する質問にお答えしております。本日頂いているご質問はこちら!
アクセス解析におけるGoogle Analyticsとサーチコンソールの使い分け
サイトのアクセス解析用にGoogle Analyticsとサーチコンソールを導入しており、基本的な見方は理解しているつもりです。一方で、それぞれをどのような視点で使い分けるのか教えていただけますでしょうか。
古越:GA(Google Analytics)とサーチコンソールは、どちらもGoogleが出している定番のアクセス解析ツール。それぞれの使い分けをお話ししていきたいと思います。
ポイント1 Google Analyticsは来訪者における動向
古越:まずGAは、来訪者における動向を確認するツールで、導入されている企業さん、個人の方も多いです。PV(ページビュー)、UU(ユニークユーザー)や、流入経路、よく読まれているページなどが分かります。
これらの数字のもとになるのは、実際にWebサイトにアクセスしてくれた人の数、「足跡」ですね。自分たちのコンテンツに、お客さんがどういうところから訪れているのか、実際にどのコンテンツをよく見てくれているのかが分かります。こうした過去の結果を分析するのがGAです。
亀田:お店でいうと、来店してくれた人数や、注文状況が分かるということですね。
ポイント2 サーチコンソールは検索エンジンにおける動向
古越:一方サーチコンソールは、訪れた人ではなく、検索エンジン上の動向が分かるようになっています。弊社の場合、Googleで「Web集客」という単語で検索してコーポレートサイトや記事が表示されたとき、実際にクリックされていなくても、表示された回数を測定できるのがサーチコンソールです。GAでは、サイトに来てくれた人の動向が分かりますが、サーチコンソールでは「サイトには来てないけど、検索エンジン上でうちのサイトが表示された人」のデータを見ることができる。
例えば、検索エンジン上で表示されるページの中に、実際にクリックがたくさん取れているページと、あまりクリックされてないページがあることが、サーチコンソールで分かったとします。その裏側にある原因として、コンテンツのタイトルが、お客さんが探している「Web集客」というキーワードに対して、適切でないことが考えられます。これが数字として分かると、「そのコンテンツのタイトルは書き換えないと、これ以上クリックが取れない」ということが分かると思います。
亀田:なるほど。お店でいうと、お店には入ってないけど、お店の前を通り過ぎた人の動向が分かるということですね。
古越:そうなんです。リアルの店舗だと、店の中で仕事をしていて、前の道路を何人通り過ぎたかって分からないじゃないですか。Webサイトの場合だと、来店はしてないけれど自分たちのコンテンツを見てくれた人を、数字ではかることができるんですね。それで、検索エンジンにおける動向をサーチコンソールで探っていくと。
ポイント3 過去はGA、未来はサーチコンソールで見る
古越:最後のポイントは、過去の数字をGAで、未来の数字をサーチコンソールで探っていこうということです。検索エンジン上の表示回数は多いけどクリックが取れていないものは、記事タイトルの書き換えを行ったり、クリックはたくさんされているけど、実際にGAで解析したときに、そのページから離脱している人がすごく多い場合には、中身を書き換えていく必要がありますね。
クリックはほとんどされていないけど、ちょっとずつ表示回数が伸びてきている場合は、探しているお客さんがたくさんいるのに、それに対する適切なコンテンツが自分たちのサイトにないということなので、よく表示されているキーワードを狙って自分たちでコンテンツを作っていくことができる。
このように、サーチコンソールで未来の動向を探っていって、GAで辿り着いた人の動向をあらっていくという、過去と未来の関係です。GAで現状を分析し、サーチコンソールで、未来志向で分析を掛けていくという使い分けになります。
亀田:サーチコンソールは、未来を見るということなのですね。
古越:過去の数字をGAで判断して、サーチコンソールで未来の手を打っていくというところで、使い分けをしていただくといいと思います。
亀田:なるほど。本日もお送りしましたninoyaTV、「私も質問してみたい」という方は、ninoyaのトップページからご質問をお送りください。
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