※本記事は #ninoyaTV – 016「ECサイトのプラットフォームはどこを選ぶべきか?」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV、司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆様からお寄せいただいたWebマーケティングに関するご質問にお答えしております。本日頂いたご質問はこちら!
ECサイトのプラットフォームはどこを選ぶべきでしょうか
美容室をグループ運営しております。美容師の稼働とは別に、評判の良い商品をEC販売することで、事業を多角化できればと思います。その際のECプラットフォームの選び方を教えてください。
古越:事業の多角化、いいですね。
亀田:人の稼働とは別に、モノを販売したいということですね。
古越:今日は、ECプラットフォームの選び方というところでお話をしていきたいと思います。
ポイント1 ポータルサイトへの出店
古越:ECカートでモノを売っていきたいときに、大きく2つ方法があります。1つ目はポータルサイトへの出店です。楽天さんなどが代表的ですが、楽天さん側でお客さんの流入を「楽天市場」というぐらいたくさん集めて、一つの市場を形成しています。そういう既にある市場、ポータルサイトに出店する方法が一つ。この場合、一定の集客が期待できますが、その分イニシャルやランニングコスト、販売手数料などが掛かってくるので、費用負担が大きいというデメリットがあります。
亀田:既に行き交っている場所に出店するということですね。
ポイント2 ECカートを使った自社販売
古越:もう一つ、カートシステム自体を自社のサイトに組み込む方法があります。有名なのはGMOさんのメイクショップとか、カラーミーさんといったシステム。これらを月額費用で契約していただいて、自分たちの既にあるサイトの中に組み込んでいく。そうすることによって、自分たちのサイトでモノの販売ができるようになるシステムを導入する、という方法があります。
こちらは、ポータルサイトへの出店と比べると、かなりコストが下がってくる。売り上げが上がるほど利益も上がっていくのですが、最大のデメリットは、売るシステムを間借りするだけで、そこにお客さんがいるわけではないということ。当然自分たちでお客さんを呼び込まないといけないところが、課題としてはあります。
亀田:手数料が掛からない分、人通りが少ないのがデメリットということですね。
古越:おっしゃる通りです。ポータルサイトで市場を行き交う人の恩恵を受ける代わりに一定のコストを支払う方法か、比較的少額のコストで自分たちのサイトにカートのシステムを組み込んで、代わりに自分たちで集客を頑張るかという話ですね。
亀田:正直どちらも、相応のリスクを感じてしまいますね。
古越:そうなんです。
ポイント3 完全無料のECカート利用者の増加
古越:そこで3つ目ですが、最近そのリスクを軽減させるサービスが出てきています。無料のECカートシステムです。代表的なところだと、BASEさんやSTORESさんがありますが、イニシャルもランニングも掛からない。掛かるのは、お客さんがモノを買ったときの決済手数料だけなので、かなりリスクが少ないです。
亀田:じゃあ、みんなこれでいいんじゃないかと思っちゃいますね!
古越:ただ問題としてあるのが、無料で使える分、デザインや機能がすごくシンプルなんです。基本、カートさんが持っているデザインを使い回しますし、機能もすごく絞られています。例えばCRMと呼ばれる、お客さんの登録情報をもとにキャンペーンを打つとか、商品をカテゴリーで仕分けて大量に並べた中でお客さんが検索をしたり、フィルターを掛けて好きなものを選ぶとか、縦長のキャンペーン風のランディングページを作るとか、そういったことはできないんです。ある程度商品数が絞られていて、一つのジャンルに特化している方に合うシステムですね。
亀田:あとは集客をどうするかですね。
古越:そうなんです。システムを間借りする形になるので、自分たちで人を集めなきゃいけない。そこで私たちが提案しているのが、自社開発したNew StandardというWord Pressのテンプレートがあるので、これを使っていただくと、非常に集客がしやすい。さらに、無料のBASEさんのカートシステムと連携しているので、集めた人に直接モノを販売していく動線をスムーズに作れる。そういう方法を取るのが一つですね。
亀田:それって、すごくリスクが少なそうですね。
古越:私たちのテンプレートを使っていただくかどうかは別にしても、ECカートとWordPressなどのWebサイトを用意して連結させることで、販売も集客も自分たちでうまくやっていく。こういうローコストな販売方法が、最初はお勧めです。ここできちんと売り上げが立つようであれば、より高性能なシステムに換えていただいて、お客さんへの選択肢を増やしていけばいい。
そこが難しいようであれば、ポータルサイトに出店するのも一つの方法です。ただ、自分たちで全然お客様が集まらないものが、ポータルサイトに出したら劇的に集客できるのかというと、そこは考えるポイントが出てきます。まずはある程度自分たちでやってみて、どっちに振るべきかという判断を取るのが一番良いかと思います。
亀田:なるほど。本日もお送りしてまいりました、ninoyaTV。「私も質問したい」という方は、ninoyaのトップページから、ぜひご質問をお送りください。感想はSNSで、「#ninoyaTV」でご投稿ください。お待ちしております。
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