地方でフリーランスとして生きること

フリーランスの成長は居心地の悪さの中にある

4月は、私が担当している企業様のブログやSNSで新入社員の話題に触れることが多く、私も仕事を始めたばかりの頃を思い出します。

そろそろフリーランスになって丸14年。当初の予定では、今頃、私はもう少し余裕と自信を持って仕事をしているはずでした。でも実際は逆。毎日、余裕とは無縁で必死です。追い込まれて胃が痛くなることも……。ただ、この生活が悪くないと思えている自分がいます。それは、この必死な時間にこそフリーランスとしての成長があると知っているから。「居心地の悪さ」が成長中の証でもあるのです。

 

成長は、痛みが伴うもの

成長したいと思ったら、「改善」と「継続(身に付ける時間)」の2つのステップを踏む必要があります。

「改善」のステップの中には、ゼロの状態から新しい何かに取り組むというのも含まれます。

このとき、私たちは大なり小なり不安を感じます。「本当にこの方法でいいのだろうか」「自分にできるのだろうか」「自分は遠回りしているのではないか」……。上手くいかなくなると、こういった不安は、ますます大きくなりますね。そして、時に止めてしまうのです。

残念ながら、自分の身になりきっていない改善は、居心地が悪いもの。今までの心地よい状態に変化を加えるのですから、すぐに馴染むはずはありません。違和感もあるでしょう。この居心地の悪さを乗り切り、自分のものになるよう継続してはじめて、成長した自分に出会えます。

フリーランスは、自由で縛られるものが少ないため、始めるのも、やめるのも簡単。会社員であれば、やめずにとどまれたことも、フリーランスだと心が動きやすいのは事実でしょう。

継続し、成長するために何をしたらいいのか

継続できるか否かは、自分の意志を過信せずに、いかに周囲を巻き込めるかがポイントです。ツイッターやFacebookで宣言するだけでも違いますし、一緒にやれる仲間がいると力になります。

また方法を悩みがちな人は、「この方法がベスト」だと信じ切れるだけの情報を集めたいですね。信頼できる人に相談し、「この人が言うなら、信じてみよう」と思えるとさらにいいです。

一番やりやすいのは、成長できる案件を選ぶこと。会社員に最も近い感覚で頑張れるかもしれません。相手があることなので、簡単にはやめられませんから。

平成最後の1カ月は全力で仕事をして成長したい!

2019年に入り、仕事としては、アクセル全開ではなく、少しゆっくりした充電期間を過ごしてきました。そんな中で平成最後となる4月から本格始動。継続案件に加えて、新規で3件を受注しました。新規で一度にこんなにお引き受けするのは、相当久しぶりです。

穏やかで居心地の良かった時間から、アドレナリン全開の日々に変わりました。責任の重さに緊張しっぱなしですが、どれも想いの強い仕事ばかり。成し遂げた後には、今とは違う景色が見られそうです。正直、自分がどう成長できるか見えていない状況。でもここにこそ成長できる何かがあるように感じています。

4月から仕事を増やそうと思っていたわけではなく、立て続けにどうしてもやりたい!と思った案件のお話をいただき、本格始動となりました。3件とも全く別ルートですが、知人に自分の仕事について話をしたり、充電期間にクラウドソーシングのプロフィールを見直したり(登録カテゴリーを変更)したことがつながっています。

いつでも意識高く頑張るというのも難しいもの。適宜、自分を振り返ったり、将来について考えたりする充電期間もとりながら、長く働き続けたいものです。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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