地方でフリーランスとして生きること

自分の代わりはいくらでもいるからこそ重宝される人材

「あなたにお願いしたい」

そんな風に言ってもらえると嬉しいですね。

でも、実際は、自分の代わりはいくらでもいるなと思います。

周囲を見ていても、入院などをして突然誰かが不在になっても、結果的にはどうにかなるケースがほとんど。

専門分野のスキルアップが大事なのは言うまでもありませんが、今回はそれ以外で、自分が心掛けてきて良かったと思う2点をご紹介します。

唯一無二の存在になろうとしなかったことが逆に良かったようです。

 

自分が不在でも仕事が滞らない環境作り

プライベート、特に子育てと仕事の両立は、今も続く大きなテーマです。

子育てを仕事の言い訳をしたくないと強く思いながらも、子どもの入院など、自分だけではどうにもならないことがありました。そういった経験を踏まえて、「自分が不在でも仕事が滞らない状況」を意識して作るようにしています。

自分しかできないとなると、出産後休むこともできません。
自分や家族が体調を崩したときに、無理をしないといけません。
そんな理由もあって、明日何か起きても、最低限のご迷惑にとどめられるよう心掛けて仕事をしてきました。

できるだけ情報を共有し、ファイル等はお互いに見れる状況を作っておき、仕事を自分一人で抱え込まないなど。

周囲に迷惑をかけたくない気持ち半分、自分のためが半分。
自分が働き続けるためには、こういう仕事のやり方が欠かせなかったのです。

これって、言うなれば、自分の代わりを自分で作っておく行為。
仕事がなくなりそうな気さえしますが、実際は逆で、リピート依頼につながっています。

自分が知っている情報を提供する

クライアントはもちろんのこと、仕事仲間が困っているとき、自分の知識が役立つなら、損得考えずに提供するようにしています。

知識は提供をすると、どんどん膨らみ、知識を得る結果につながることも。
また積極的に発信側にまわることで、情報が集まってくるようになります。

仕事の依頼をいただいたときに、たとえお引き受けできなくても、何か役に立ちそうな情報があれば、ご相談の時間を割いていただいたお礼にご提供することも。そこからご縁が発生して、また後日別のご依頼をいただくこともあります。

スキル勝負のフリーランスにとっては、これらの行為は賛否両論ありそうですが、情報を囲うことで唯一無二の存在を目指すのではなく、そこを超えた部分で信頼関係を築けると嬉しいです。

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奥地 美涼

都会で働くキャリアウーマンを夢見て東京の大学院に行ったものの、企業に就職することなく、2005年から故郷である鹿児島でフリーランスという形で仕事をしています。地方に住みながらも約7割のお客様は関東の会社です。ライター業からスタートして、今はWeb関連の業務を主に担当しています。仕事に関するご相談は、HPの「実績&お問い合わせ」、あるいはTwitterのDMよりご連絡をください。

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