※本記事は #ninoyaTV – 030「会社名で検索してもGoogle上位に表示されないのはなぜ?」をもとに、読みやすく編集を加えた記事です。
亀田:皆さんこんにちは。ninoyaTV司会の亀田です。
古越:古越です。
亀田:本日もよろしくお願いします。この番組では、皆さまからお寄せいただいたWebマーケティングに関するご質問にお答えしております。本日もご相談をいただいております。
会社名で検索してもGoogle上位に表示されないのはなぜ?
起業して半年ほど経ちます。創業と同時につくったホームページが、いまだに社名で検索してもGoogleの1ページ目に表示されません。考えられる理由と対策を教えていただければ幸いです。
亀田:こういうご質問が来ております。
古越:これはわりと、原因と打つべき対策がはっきりしているので、順にお話ししていきたいと思います。
ポイント1 まずはサーチコンソールからクロール申請
古越:1つ目ですが、まず見てほしいツールがあります。Googleのサーチコンソール(Search Console)というものです。Googleが出している無料のアクセス解析ツールで、よく言われているGoogle Analyticsと対になっているものです。ダウンロードや導入の仕方はそんなに難しくないので、解説記事を見てインストールしていただければと思います。
亀田:難しくないんですか?
古越:Google Analyticsを入れたことがある企業さんなら、特に難しくはないですが、経験がないのであれば、制作会社さんに「サーチコンソールを入れてほしい」とおっしゃっていただけば問題ないです。
サーチコンソールにはアクセス解析の他に、クロール申請というものがあります。Google側に「自分たちが新しくサイトを作ったので見に来てくださいね」と、申請する窓口があるんですね。
Googleは放っておいても、検索エンジンのバリエーションを増やすために新しいサイトを定期的に見に来てくれるのですが、「クロール申請」を自分たちから出すことで、すぐに見に来てもらえるんです。
亀田:Googleにそんな便利な窓口があるんですね。
古越:対人ではなく、機械に対して「来てください」という形ですけれども。クロール申請をして検索エンジンに自分たちのサイトが載ることを「インデックス」と呼びますが、このインデックスが正しく行われて実際にサイトが載ったかどうか、いま検索順位がどうなっているかといったところまで、サーチコンソールで見られます。すごく便利なツールなので、まずはこれを導入していただくことが重要なポイントですね。
亀田:Google Analyticsしか知らなかったので、びっくりです。
古越:結構そういう方がいらっしゃいますが、サーチコンソールも一緒に使ってもらうのがポイントです。
ポイント2 上位表示には指名検索と被リンク獲得
古越:次に上位表示についてです。もともと会社名というのはコーポレートサイトの上位表示が優先されやすいのですが、自分たちと被った社名の会社さんやプロダクトの名称があると、その中で順位がつくので、下がることがあります。
亀田:何が順位を分けるんですか?
古越:大きいのは指名検索の数と被リンクです。指名検索というのは会社名を指名して検索することですが、「株式会社田中」と打つと1位に出てくるけれど、「田中」と打つと出てこない。では「田中」と打つ人は何を求めていそうですか。
亀田:串カツ田中!?
古越:そうですね。「田中」と検索する人は、実際には串カツ田中を探しているケースが多いと思います。「田中」と検索したあと「串カツ田中」をクリックする流れが多いので、「串カツ田中」の順位が上がり、「田中」と打つと「串カツ田中」ばかりが上位に出てくる。これが指名検索の問題です。
もう一つが被リンクです。SNSとかで自分たちの会社に対して言及をもらえていると、それにサイトのリンクがついてきます。分かりやすい例では、SNSで賞賛されている企業活動やプロダクトがあると、そこにペタペタとリンクがくっついてくるので検索順位も上がってくる。指名検索と被リンクの問題が、上位表示に関しては大きいですね。
亀田:どちらも一朝一夕には行かなそうですね。
古越:指名検索にしても被リンクにしても、突然増やすことができないので、むしろ日常の中でどう言及をしてもらうか、自分たちの社名をどう検索してもらうか、お客さんの行動を生み出すという部分まで、マーケティングの中で考えていく必要がありますね。
ポイント3 固有名詞のほうが上位表示は容易
古越:ここまでの話を見たとき、上位表示については難易度の高いものと低いものがあることが分かります。固有名詞のほうが上位表示しやすいということです。例えば「株式会社ドカンと桜井」だったらすごく上に出しやすい。
亀田:ドカンと桜井ですか……
古越:こういう固有名詞には被りがないですから。「ドカンと桜井」と打つ人は自分たちのことしか探してないので、上がってきやすいのです。これが「株式会社桜井」だとたくさん被ってくるので、上位表示するには工夫が必要になってきます。
亀田:ではWebで検索されたい人は、固有名詞にするほうがいいということですか。
古越:そうなんです。Webのサービスでは、固有名詞と固有ドメインを取るためだけに結構なコストを払っているところもあります。逆に、被りの多い一般名詞を社名やサービス名につけると、SEOの面ですごく苦労することがあるので、ここは一つポイントになってきますね。
社名やプロダクト名にこだわりはあると思いますが、上位表示という面だけを考えると、固有の名称をつけたほうがいいですね。
亀田:本日もお送りしてまいりましたninoyaTV、「私も質問したい」という方は、ぜひninoyaのトップページからご質問をお送りください。感想はSNSで、「#ninoyaTV」までご投稿ください。お待ちしております。
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